この後半の部分を、まわりはあまり好きになれないという人が多い。たしかに、カエサルまでのあの血沸き肉踊るダイナミックな物語と、五賢帝までの静謐ながらも楽天的な意思に満ちた帝国の拡大期にはない、滅びの、斜陽の匂いが満ちてくる。あらゆることは後…
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