★★★★★星5

『結界師』田辺イエロウ著 アンチドラマトゥルギー、主軸のドラマと主人公ドラマが交わらないこと

客観評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)ちょっと前だけど、サンデーのアプリで無料公開されていたので、久しぶりにこの傑作を一気に読了。あまりの世界観の完成度合い、物語の深さに、感動しました。LDさんが、傑作だと、信じられないくらい深い、面白…

『MUSICUS!』(2019)OVERDRIVE シナリオ瀬戸口廉也 世界はクソで残酷で無意味だ。けれど、美しいし価値があるんだよ。

OVERDRIVE 最終作「MUSICUS!」CM映像客観評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)2020/1月にやったのですが、なかなか書く暇がなくて。このままだと、いつものごとく、書き終わらずに、感想を残せなくなってしまいそうなので、まぁいつものごとく未完成だけ…

『十三機兵防衛圏(13 Sentinels: Aegis Rim)』神谷盛治 全部盛りに全部盛り込んだ古き素晴らしきSFの古典的な風格を感じさせる大作

客観評価:★★★★★5つマスターピース (僕的主観:★★★★★5つマスターピース)まともにPS4とかちゃんとしたハードのゲームをクリアのって、体感的には15年ぶりくらいだと思うし、ちゃんと終わらせたという意味では、ほんとめずらしい。きっかけは、自分の周り…

『進撃の巨人』2013-2017 Season 1-3 荒木哲郎総監督 諫山創原作 新世界系の到達点-世界は残酷だけれども美しい、その解像度をあげろ!

客観評価:★★★★★5つマスターピース (僕的主観:★★★★★5つマスターピース)見出し ■とにかくアニメの出来が素晴らしすぎて、言葉を失った。 ■「鉄血のオルフェンズ」2期で理解した類型と同じであることは何を示すのか? ■「セカイ(=偽り)」と「世界(=現…

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』12-14巻 渡航著(2) あなたのために人生を捧げますということ

petronius.hatenablog.comさて、空気の支配を受けないのが本当の友達という結果が出てきた時に、俺ガイルにはもう一つの構造が浮かび上がりました。というか最初から設定されていましたが、この問いが重要に浮かび上がってきたように僕には思えました。再度…

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』12-14巻(1) 空気の支配を受けないのが本当の友達

客観評価:★★★★★5つマスターピース (僕的主観:★★★★★5つマスターピース)Youtubeで話をまとめておきたいと思う。これ、リアルタイム最前線で追えた時代を代表する作品だと思う。2011年から2019年までの連載。事実上2010年代を支配した、大きな作品だと思…

『ザ・クラウン(The Crown)』  Peter Morgan監督 君主制の中身の比較、歴史を考えると類似性に驚く

客観評価:★★★★★5つマスターピース (僕的主観:★★★★★5つマスターピース)凄い。素晴らしすぎる。自分の中で断片的だった近代英国史、特に、現代史(1945年以降)が急速につながってきて、驚く。そういった歴史の「点と点がつながる」接続感覚だけでなく、…

『心が叫びたがってるんだ。(The Anthem of the Heart)』 2015 長井龍雪監督 超平和バスターズ原作 抱えたリグレットとトラウマに向き合う時

客観評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)オルフェンズを見たのがきっかけで、超平和バスターズ(長井龍雪・岡田麿里・田中将賀の3人によるアニメーション制作チーム)が、自分に中で個別認識というか、この人たちが見ているものは何なんだろう、なぜこ…

『バイス(Vice)』 2018 Adam McKay監督 共和党の側から見えるアメリカの直近の歴史

客観評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★★5つ)さてさて、今は2019年の12月。注目していたベトオルークもカマラハリスも、ドロップアウト。ブーティジェッジに注目の民衆党レース。サンダースとウォーレンは、人気を維持で、バイデン元副大統領がレース首…

『世界史とつなげて学ぶ中国全史』 岡本隆司著 土地から生み出す生産性の違いが統合か分権かに影響を与えるプロセスが興味深かった。

客観評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)ユーラシア大陸を一つで見る視点、寒冷化、温暖化などの気候の影響が大きな軸として語られている点など、「通史として全体を見通す」ことのできる素晴らしい本だった。この辺の見方は、出口治明さんの著書を読ん…

『もっこり半兵衛』徳弘正也著 2015- 個人が世界を救うことはできないあきらめと、それでも可能な限り・・・と思う人情噺が美しい

客観評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)いつものごとくヤマカムさんの記事を見ていて、面白いマンガ買おうかーと思っていたら、徳弘正也さんの『もっこり半兵衛』を紹介していて、このレビューが素晴らしすぎて、これは読まなきゃと即全巻購入。まぁ、…

『国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか』 デービッド アトキンソン (著) 自分のビジネス経験の実感とめちゃくちゃ一致している

国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか (講談社+α新書)作者: デービッドアトキンソン出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/09/21メディア: 新書この商品を含むブログを見る 評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)非常に明快で、且つ…

『青空エール』河原和音著 不器用な人が、才能がない人が、普通の人が前に進んでいくこと

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) petronius.hatenablog.com もうまじめに考えていたのは、2011年ですね。ということは、8年近く前。ずっとと好きでたびたび読み返しては読んでいたのですが、既に2016年で完結していたんですね。気づいていなかった…

『アニメタ!』花村ヤソ著 魂を削りながらも憧れに近づいていくことの美しさと残酷さ

評価:未評価 (僕的主観:★★★★★5つ) 8月に京都アニメーションの件でなんだか、打ちのめされてしまって、、、、まぁ実際には僕に何の関係もないことなんですが、才能がある人たちの未来が不条理に閉じられたのが、あまりに衝撃だったんだろうと思うのです…

『映画大好きポンポさん』 杉谷 庄吾【人間プラモ】著 肩書が欲しいだけのワナビーを超えて、それそのものを愛すること

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)確か哲学さんにおすすめされたもの。結構話題になっている上に、アニメ化するという話なので、知っいる人は知っていると思うのですが、これ、傑作です。映画への愛溢れて、素晴らしい。もともとは、映画紹介のための…

『天気の子(Weathering With You)』(2019日本)新海誠監督 セカイ系の最終回としての天気の子~世界よりも好きな人を選ぼう!

2019-8-25【物語三昧 :Vol.39】『天気の子』新海誠監督 セカイ系の物語の最終回として-44評価:★★★★★星5 (僕的主観:★★★★★5つ)先日、8月にコミケで同人誌(マインドマップで語る物語の物語の4巻と5巻)を発売したので、日本に夏休みで帰ってきました。…

『ブレイキング・バッド(Breaking Bad)』シーズン5 USA 2008-2013 Vince Gilligan監督  才能によって善悪の彼岸を超える時

評価:★★★★★5つ+αマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ+αマスターピース) 2019-8-7【物語三昧 :Vol.5-4】『ブレイキング・バッド(Breaking Bad)』シーズン5 USA 2008-2013 才能によって善悪の彼岸を超える時-42 全5シーズン、62話。この作品が言いた…

『最後の追跡(Hell or High Water)』 David Mackenzie監督 Taylor Sheridan脚本 抜けられない負の連鎖の中で-フロンティア三部作

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)www.youtube.com2019年6月20日。やっと、仕事が落ち着いてきたので、インプット復活。『最後の追跡』(原題: Hell or High Water)2016年のネットフリックス作品。監督はデヴィッド・マッケンジー、主演…

『ブレイキング・バッド(Breaking Bad)』シーズン4 USA 2008-2013 Vince Gilligan監督 怪物の誕生

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 何度も言いますが、ネタバレなんで、ラジオ記事ともに、最初のシーズン1から見てください。そこは大丈夫ですが、以降は、すべてかなりのネタバレです。www.youtube.com petronius.hatenablog.com www.youtube.com p…

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(Battle of the Sexes)USA 2017 Jonathan Dayton, Valerie Faris監督 当事者たちが何を抱え、何を考え、何のために戦ったのかを感じられる素晴らしい映画

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)www.youtube.com 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(Battle of the Sexes)2017年のアメリカ映画。めちゃくちゃよかった。Emma Stoneが演じるビリー・ジーン・キングが、なかなかいい味を出していた。去年(2018)…

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(Darkest Hour)UK 2017 Joe Wright監督 クリストファーノーラン監督の『ダンケルク』と同時に見たい

www.youtube.com評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)最近、ヨーロッパ史をちゃんと知りたい、と切実に思いながら、本を読む時間を捻出できていない自分に、凹みます。毎日無様をさらしながら生きている。。。と思いつつも、ここ1年くらいは、意思をもっ…

『ブレイキング・バッド(Breaking Bad)』シーズン3 USA 2008-2013 Vince Gilligan監督  2008-2013年のアメリカは、正しくあろうとあがくことで怪物になり下がっていく自分たちの虚無を見つめたのかもしれない

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)『ブレイキング・バッド(Breaking Bad)』シーズン1-2 USA 2008-2013 Vince Gilligan監督 みんな自分の居場所を守るためにがんばっているだけなのに - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために上記の続きで…

『福岡市を経営する』 高島宗一郎著 最も成長が終わってダメージを受けた団塊の世代ジュニアこそが、成長より成熟なんていっていちゃだめだろう!

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)何となくは知っていたのだが、ちゃんと追ったことがなかったので、いい機会だと思い軽い気持ちで読んでみた。そうしたら、2018年に読んだ中の本で最もインスパイアされガツンと来た本で、その圧力に驚いた。★5つ主客…

『ブレイキング・バッド(Breaking Bad)』シーズン1-2 USA 2008-2013 Vince Gilligan監督  みんな自分の居場所を守るためにがんばっているだけなのに 

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)www.youtube.comwww.youtube.com 2019年の目標は、アメリカのドラマやバラエティをいろいろ見ること。ということで、1月からスタートダッシュをかけてて、シーズン3の真ん中まで来ているところ。ブレイキング…

『やがて君になる』 仲谷鳰著 加藤誠監督 侑が橙子を特別と認識しそうになると、目がさっと冷えるじゃないですか。。。これ、恐怖ですよ。

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★4つ)昨日、アニメの11話を一気見した。1話くらい見ようと思ったんだけど、引き込まれて朝五時まで見てしまった(笑)。クリスマス・年末休暇だからこそできるこのてきとー感。最高です。明日仕事ないぜ!的な解放感がない…

『サトコとナダ』 著:ユペチカ 監修:西森マリー アメリカ留学を通して、世界と自分を知っていく類型の物語として素晴らしい完成度

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)『サトコとナダ』 著:ユペチカ 監:西森 マリー サウジアラビアの女性の視点から見る世界ってなかなかなくて、とても興味深いです。 - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために この続き。先日最終巻がキンド…

【物語三昧 Channel:Vol.1-1&2】『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』特集(1)-(2)ネモとゆりの対比で読み解くわたモテの構造 with 哲学さん 2018年12月22日 JST

www.youtube.com www.youtube.com 「いや、とても面白かったですね。傑作ですよこれは。最初は意識をこじらせた痛い部分を笑うブラックコメディが、友達ができて、百合か!というぐらい仲良くなって、ハーレムに到達しているって聞いて、とても興味を持ちま…

『ブリグズビー・ベア (Brigsby Bear)』2017 USA Dave McCary監督 本当のその人を知ること、受け入れるということはどういうことなのか?

客観評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)■全体の所感先日、マル激トーク・オン・ディマンドで、宮台さんと神保さんが、絶賛していたので、これは見ないと思い立って、昨日見ました。とにかく、町山さんとか、自分がこの人は!と思う人の紹介は、思い立…

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(原題: Edge of Tomorrow)2014 ダグ・リーマン監督  日本で培われた死に戻りのループもの系列の脚本のハイリウッド化

客観評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★★★5つ) 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(原題: Edge of Tomorrow)ダグ・リーマン監督作品。桜坂洋による日本のライトノベル『All You Need Is Kill』のハリウッド映画化。評価は、ダントツの星5。素晴らし…

『明治維新とは何だったのか 世界史から考える』 半藤一利 出口治明著  一言でいうと半藤一利さんが幕末史で描いている反薩長史観

客観評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★★★5つ)■異なる極と極を公平に見るとき世界は立体的に見えるこの辺は予備知識もあるので、さらっとすぐ読める。どちらも大ファンかつ、歴史観が自分の見解と同じなので、読みやすかった。しかし充実の一冊。この二人…