ランキング・トーナメント方式の勝負のその先に

メリトクラシー(能力主義)による分断を乗り越える次世代の物語を考える~ラノベ的ラブコメ空間から(笑)『その着せ替え人形は恋をする』『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』にみるリア充と非リア充の対立後の世界

petronius.hatenablog.comさてさて、前回の記事は最近のペトロニウスの思考を凄く言語化できていて、いろいろ思い浮かんでしまったので、メモ的に書いておきます。前回の記事で、言いたかった大きな要点は以下です。いつものごとく、「その2」があるかわか…

『ブルーピリオド』 山口つばさ著 2020年代の世界で、若者は、どのように成長していくのだろうか?

インフルエンザにかかって、息も絶え絶えなペトロニウスです。なんか熱で朦朧となりながら、起きては、『十二国記』読んだり、『天冥の標』読んだり、なんかずっと夢を見ているようで、おかしな風邪休暇でした。と言っても、家で仕事追い詰められてイライラ…

『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』 11巻 理不尽な孫の手著 フジカワユカさんの漫画が素晴らしくて・・・

客観評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)11巻が出たので、即購入。この前熱が出て、会社を休んでぼーっとしている時に、読み始めて、小説全部読みなおしたので、また読みたくなってマンガも読みなおした。好きだなぁ。2019-10-04【物語三昧 :Vol.40】…

『国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか』 デービッド アトキンソン (著) 自分のビジネス経験の実感とめちゃくちゃ一致している

国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか (講談社+α新書)作者: デービッドアトキンソン出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/09/21メディア: 新書この商品を含むブログを見る 評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)非常に明快で、且つ…

『青空エール』河原和音著 不器用な人が、才能がない人が、普通の人が前に進んでいくこと

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) petronius.hatenablog.com もうまじめに考えていたのは、2011年ですね。ということは、8年近く前。ずっとと好きでたびたび読み返しては読んでいたのですが、既に2016年で完結していたんですね。気づいていなかった…

『アニメタ!』花村ヤソ著 魂を削りながらも憧れに近づいていくことの美しさと残酷さ

評価:未評価 (僕的主観:★★★★★5つ) 8月に京都アニメーションの件でなんだか、打ちのめされてしまって、、、、まぁ実際には僕に何の関係もないことなんですが、才能がある人たちの未来が不条理に閉じられたのが、あまりに衝撃だったんだろうと思うのです…

『福岡市を経営する』 高島宗一郎著 最も成長が終わってダメージを受けた団塊の世代ジュニアこそが、成長より成熟なんていっていちゃだめだろう!

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)何となくは知っていたのだが、ちゃんと追ったことがなかったので、いい機会だと思い軽い気持ちで読んでみた。そうしたら、2018年に読んだ中の本で最もインスパイアされガツンと来た本で、その圧力に驚いた。★5つ主客…

『40歳が社長になる日』 岡島悦子著  日本社会をマクロ的に改良するためには、リーダーを育成するしかないという結論は、とてもよくわかる。

客観評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ) ■日本社会をマクロ的に改良するためには、リーダーを育成するしかないという結論は、とてもよくわかる。日本の大きな組織に勤めていた時に、ある時、いきなり議論が通りやすくなった時がありました。それは、団塊…

『ベイビーステップ』 43巻 勝木光著  心のコントロールが、結果に、勝負に、人生に影響を与えていく様を

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 相変わらず超ド級に面白いんですが、この作品、実は僕驚いていることがあって、もう43巻までいっている超長い作品だってことですよ。なのに、「長い」という感じがしない。それが凄い、と思うのです。 「長い」…

現代日本の最重要課題が浮かび上がってきた気がする。

労働者の平均的な質はきわめて高いと言われているけど、GDPなどさまざまな数字を「1人あたり」に換算すると先進国で下位になる問題。根本には効率の異様な悪さがあるような気も。/「1人あたり」は最低な日本経済の悲しい現実 | 国内経済 https://t.co/Vwmkza3…

『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』 監督 柳伸亮 これリア充敵視しているけど、みんなリア充だよね間違いなく(ヒロインの亜子除く)

評価:★★★星3つ (僕的主観:★★★☆3つ半) 今日はお休み。奥さんの休息のために、一日子供たちを見ている。娘(三歳)と、ぐるぐるどかーんを見てたら、飽きたというので、『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』を6話ほど見る。エリリン(じゃなかった…

ぼくらの住む日本社会は、どのようにできていくのか?

これは当時としては当然で、西洋諸国の侵略の脅威に瀕していた日本が生き延びるには、軍備を整えるとともに、軍隊の規律に従う人間を急いで養成する必要があった。そのための規律=訓練装置が学校である。そしてこうした制度の中で「優等生」になるのは、先生…

頑張っても報われない、主人公になれないかもしれないことへの恐怖はどこから来て、どこへ向かっているのか?

ただひたすら走って逃げ回るお話 作者:残念無念 http://ncode.syosetu.com/n2302bh/これ、僕の中で、凄い重要な感じがする作品です。最近はブログも書けてないし、ちゃんと思考が継続してテーマを追えて追及できていないので、うまく結晶化できていないので…

どうしたって救いようのないものを救えるのか、それを描く価値はあるのか?という問いからちょっと考えてみる

先日、無職転生が、最終回を迎えました。感無量です。ずっとずっと追っていたものなので、いやー感無量です。リアルタイム性っていうのは、この深い感慨と、終わった時の喪失感がたまりませんよねー。こればかりは、最前線で、リアルタイムで追っていないと…

『ルールを変える思考法』 川上量生著 いちばんリアルなゲームは「現実世界」で見つかる

評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★★5つ) この本で感銘を受けたことは、3つ。 1つ目は、この川上量生という人の、その結果とプロセスが、現代に非常に有用なものであるということ。もうめっちゃめちゃ、感動しました。Cakesの連載記事とか、素晴らしいで…