北東アジアの地政学

『1911』 チャン・リー監督 ジャッキー・チェン主演  辛亥革命についての記念映画

評価:★★★☆星3つ半 (僕的主観:★★★3つ)中国との日中戦争をわからないと、この時代のポイントがわからないと思っているんですが、これを「日本語側」から見ているだけだと、よく理解できません。見る視点は、公平で歴史的なスパンで見ないと、偏ったナシ…

『山本五十六』 阿川弘之著 著者は文学者であって、組織論や技術史などの視点に欠けるなー

評価:★★★☆3つ半 (僕的主観:★★★☆3つ半)山本五十六の小説を初めて読んだ。こういう人だったのか、と初めて知った。情報ほとんど自分の中になかったので。そして海軍側(ちょっとひいきが過ぎる気がする…)からの視点を読んでいて、やっぱり思ったのは、…

文化のオリジナルとは?

朝鮮民謡「アリラン」が奪われる? 中国の文化遺産指定に韓国反発 http://www.j-cast.com/2011/07/03100050.html?p=1 これ興味深い記事だなー。どこが文化のオリジナルか?って問題や、領土の分断と絡む問題だもの。特に東アジアの歴史認識は、凄い共有度合…

近代国家を作ることの面白さ〜フロンティアを前にした時の商人の高揚感

昨年からこのへんお本を読んでいて、すげーおもしろい!と鳥肌が立っていたんだけど、どこが面白いか、自分の中で、キーワードが生まれてきた。それは、「近代国家建設の面白さ(新領土獲得・国境確定)」ってやつなんだ。近代国家に国が脱皮する時には、その国…

090220 ロシア 中国貨物船を砲撃

過去の話だが、国境の概念というのは、こういうものなんだなー。凄いねぇ。

テキサス親父 中国漁船の巡視船への衝突ビデオが流出(字幕)

尖閣ビデオが流出か 中国漁船が衝突の映像

これは面白そう。

日本帝国の申し子—高敞の金一族と韓国資本主義の植民地起源 1876-1945 おおー池田信夫ブログで紹介されていたが、これは、物凄い読みたいかも。

なぜ、知識人は考える果てに沖縄やアイヌに到達するのだろう?

ふと思ったのだが、役に立つかはともかく、読書が好きで、なんちゅーか「読書人」を長く続けていると、歴史は繰り返す、、、というか同じ発想が、似たような周期と流れで、出てくるのを見るようになる。人生長く生きていると、デジャブのような既視感が増え…

『魔岩伝説』 荒山徹著 王道の極上のエンターテイメント

評価:★★★★5つ (僕的主観:★★★★★星5つ) まだ半分しか読んでいない。今日の大阪出張の飛行機の行き帰りで、疲れていたから半分寝てしまったが、読んだ。まだ読み終わっていないが、この始まりの王道の引き込まれ感と、この壮大な設定だけで、もう是ぅたい…

江戸時代のノマド----日本は「中国化」するか?

Re: 江戸時代のノマド (池田信夫) 2009-05-22 07:22:45 >日本の伝統というのは江戸時代からすでにタコツボ的、自給自足的に分断化された要素とノマディックなネットワーク性をもった要素のモザイクとして成熟していたのではないでしょうか。 これは網野が一…

東アジアの視点からみたこの時代の歴史

うう・・・なんだこれ、面白い(笑)。なんか、物凄い物語だ・・・。発想がめちゃくちゃなのに、背景知識が信じられないくらい広がりが深い(笑)。作者、変な人だー。なんというか、ここまで壮大な舞台で、ここまでぶっとんだ作品を、たった一冊でまとめて…

アメリカ社会の日系アメリカ人の「在りよう」の歴史的経緯が、これからのアジア未来を示唆する

「正義の国」の日本人 なぜアメリカの日系人は日本が“嫌い”なのか? (アスキー新書 037)安井 健一アスキー 2007-11-12売り上げランキング : 339119Amazonで詳しく見る by G-Tools素晴らしい本だった。作者は、既にマスコミでも管理部門行ってしまったと書いて…

『日清戦争-「国民」の誕生 佐谷眞木人著  国民国家・近代国家意識もつ「日本人」を形成してきたメディアの履歴

評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★星4つ) 非常に面白いです。池田信夫さんのブログのお薦めの本は、どうもヒットするものが多い。これは、日清戦争を契機に、日本という国が、依然とどうかかわったか?を扱った本です。一言で言うと、それまで「国民国家」…

ふと思ったが・・・

司馬史観なんてかっこよくいってみたところで、定義があるわけでもないので、「自分の思い込みの解体」にすぎないんだよなぁ。「語る」というのは難しいよねぇ。・・・勉強足りないよ。でもまー、かといって何も言ってはいけないのか?というと、それも違う気…

これを同時に読むと、なるほど、と見えてくるものがある。

「正義の国」の日本人 なぜアメリカの日系人は日本が“嫌い”なのか? (アスキー新書 037)安井 健一アスキー 2007-11-12売り上げランキング : 325196Amazonで詳しく見る by G-Toolsスリー・アゲーツ―三つの瑪瑙 (集英社文庫)五條 瑛集英社 2002-11売り上げラン…

インテリジェンス小説の楽しみ方

comings 2009/03/28 04:44 どうもです。ペトロニウスさんのブログでは関連したテーマを扱った作品ばかりでなく、どのように関わりあっているかを丁寧に記されているので、読んで感じたことを明確化させてもらって参考になります。こちらこそありがとうござい…

『スリー・アゲーツ―三つの瑪瑙』 五條瑛著 対アングロサクソンへのアジア人の苦悩〜覇権国と属国の視線

スリー・アゲーツ―三つの瑪瑙 (集英社文庫)五條 瑛集英社 2002-11売り上げランキング : 21486Amazonで詳しく見る by G-Tools 評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★星4つ) ■属国から見た覇権国への眼差し〜コンプレックスとプライドの狭間で 大学時代に、日本…

『スリー・アゲーツ―三つの瑪瑙』 五條瑛著 

評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★星4つ) comingsさんのお薦めで、本日、出張の帰りの飛行機で読み終わりました。凄く面白かった!です。この作家は、僕にとって金鉱のようです。まだまだたくさん書いているので、楽しみでたまりません。『プラチナビーズ…

『ウルトラダラー』 手嶋龍一著 東アジアの戦略地図を鳥瞰するインテリジェンス小説

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★☆4つ半) ■東アジアの戦略地図をシンプルに覚えておこう! インテリジェンス小説。それって何?と聞かれれば、今の時代に適応したスパイ小説の新しい呼び方だ、とでもなろうか。この小説の何が面白かったかといえば、この…

物語がつながる時〜16世紀末の北東アジア

中原の虹 第一巻浅田 次郎講談社 2006-09-25売り上げランキング : 68257Amazonで詳しく見る by G-Tools 蒼穹の昴(1) (講談社文庫)浅田 次郎講談社 2004-10-15売り上げランキング : 7126Amazonで詳しく見る by G-Tools 僕は、小説を同時に読むことが多くて、…

めちゃめちゃおもしろかった。読み出したら止まらなかった。

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★☆4つ半) 素晴らしいインテリジェンス小説。 佐藤優氏が、強く推薦していたので、気になって積んであったものを、昨日の出張中に読破。なんとなく固い小説をイメージして、疲れているこういう時は、もっとバカな漫画とかが…