成長という名の輝きと害悪

『家康、江戸を建てる』 門井 慶喜著 武官ではなく文官、テクノクラートの目的意識は、生涯は、個人を超えるスケールで

客観評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★★5つ) 華々しい武官に歴史は焦点が当てられがちだが、江戸という大都市を作り上げた文化、テクノクラートたちを描く小説。豊臣秀吉のにより関東へ国替された徳川家康が広大なフロンティアである低湿地を開拓し徳川260…

『青空エール』河原和音著 不器用な人が、才能がない人が、普通の人が前に進んでいくこと

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) petronius.hatenablog.com もうまじめに考えていたのは、2011年ですね。ということは、8年近く前。ずっとと好きでたびたび読み返しては読んでいたのですが、既に2016年で完結していたんですね。気づいていなかった…

『アニメタ!』花村ヤソ著 魂を削りながらも憧れに近づいていくことの美しさと残酷さ

評価:未評価 (僕的主観:★★★★★5つ) 8月に京都アニメーションの件でなんだか、打ちのめされてしまって、、、、まぁ実際には僕に何の関係もないことなんですが、才能がある人たちの未来が不条理に閉じられたのが、あまりに衝撃だったんだろうと思うのです…

「こうあるべき」という思い込みが、人を苦しめもするし、成長のきっかけにもなったりする。

評価★★★★★5つ: (僕的主観:★★★★★5つ)いつも「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」読んでいて、回答への鋭さと人間理解への深さに、グッときます。大好きで読んでいます。こういう一般的な質問に対して答えるのって、凄く…

『私の百合はお仕事です!』未幡著 百合分というよりは、疑似姉妹制度に憧れがあるのかもなーと思った。

評価:未評価 (僕的主観:★★★★4つ)仲谷鳰さんの『やがて君になる』が、そろそろ電撃で最終回ですね。ペトロニウス的には、百合分が足りなくて、最近どうしようと悶々としていたのですが、未幡さんの『私の百合はお仕事です!』を見つけて、尊い気持ちにな…

『転生したらスライムだった件』 菊地康仁監督 ビルドゥングスロマン(成長物語の古典的な枠組み)で評価しないで見たいのだが、それが何なのか考え続けている。。。

評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★☆3つ)www.youtube.com いまだ大きな疑問点としてこの作品について、わからない、、、と首をかしげている。だけれども、なんだか「自分が理解できない」ポイントに、時代の境目というか、大きな重要な、現代を理解する何か…

【物語三昧 Channel:Vol.1-1&2】『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』特集(1)-(2)ネモとゆりの対比で読み解くわたモテの構造 with 哲学さん 2018年12月22日 JST

www.youtube.com www.youtube.com 「いや、とても面白かったですね。傑作ですよこれは。最初は意識をこじらせた痛い部分を笑うブラックコメディが、友達ができて、百合か!というぐらい仲良くなって、ハーレムに到達しているって聞いて、とても興味を持ちま…

【物語三昧 Channel:Vol.1-1&2】谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』特集 with 哲学さん 2018年12月22日 JST

www.youtube.com 哲学さんとの『わたモテ』ラジオを以下の日程でやります。 JST:12月22日(土) 15:00~ ちなみに、これは、ペトロニウス単独(哲学さんもいけるけど)ラジオとして初めてで、たぶん僕のyoutubebのチャンネルから放送しますので、…

『40歳が社長になる日』 岡島悦子著  日本社会をマクロ的に改良するためには、リーダーを育成するしかないという結論は、とてもよくわかる。

客観評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ) ■日本社会をマクロ的に改良するためには、リーダーを育成するしかないという結論は、とてもよくわかる。日本の大きな組織に勤めていた時に、ある時、いきなり議論が通りやすくなった時がありました。それは、団塊…

『魔王様の街づくり!〜最強のダンジョンは近代都市』 月夜涙著  究極のなろう作家の最前線〜異世界転生系俺Tueeeフォーマットは、古いのか、それともこれが成熟した最高峰なのか?

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★3つ) 友人にすすめられて、下記2つを一気に読みました。タイトルにもありますが、現在のなろう作家の最前線かつほぼ最高峰の一つといってもいいんじゃないでしょうか。とても興味深かった。 スライム転生。大賢者が養女エ…

『ベイビーステップ』 43巻 勝木光著  心のコントロールが、結果に、勝負に、人生に影響を与えていく様を

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 相変わらず超ド級に面白いんですが、この作品、実は僕驚いていることがあって、もう43巻までいっている超長い作品だってことですよ。なのに、「長い」という感じがしない。それが凄い、と思うのです。 「長い」…

『自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』ちきりん著 時間の希少性を意識できる人間が生産性にこだわり続ける

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ)素晴らしい本。読むべきです。これ友人すすめまくっています。第一印象のプラスの部分は、自分もやれるかも!やってみよう!、なるほどそういうことか!という感じの具体的な行動に結びつく感じがたまらなかった。…

Be yourself, aim high, keep learning by Jack Welch

日本GEの熊谷昭彦の記事を読んでいて、凄くジャックウェルチを思い出した。やっぱり様々なものが浸透しているんだなーとエクセレントカンパニーの新興宗教ぶりという感化ぶりに驚きます。でもこういう先に進むものの先端の価値観が凝縮される組織って、時と…

人生リセットを望むのか? それほど男の子として生きるのはつらいのか?

内閣府男女共同参画局の『平成26年版 男女共同参画白書』では、男性の置かれた状況について「男性は、建設業や製造業等の従来の主力産業を中心に就業者が減少し、平均所定内給与額も減少しているが、労働力率では世界最高水準となっている」との指摘がなされ…

『灰と幻想のグリムガル(2016)』著者 十文字青 監督 中村亮介 この閉塞した世界で僕らはどこへ行きたいのだろうか?何を求めているのだろうか?(2)

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 『灰と幻想のグリムガル(2016)』著者 十文字青 監督 中村亮介 異世界転生のフォーマットというのは、現代のわれわれが住む郊外の永遠の日常の空間と関係性を、そのまま異なるマクロ環境に持ち込むための装置(…

永遠の日常というのは実は、スラムの中を生きる世界だということ

昨年からの難民問題の流れや、率先して難民を受け入れていたドイツで起きた事件だったことを考えれば大々的に報道されるのも無理ないが、しかし、これを知った英国の人々の最初の反応は「ああ、来たか」みたいな既視感だったのではないだろうか。 というのも…

すばらしい、これ内発性が広がっていく、見事な成長のステージの説明ですね。

今日はさかなクンの名言が出まくりだ。 1)オタクは喜びを追及していく 2)自己満足しているともったいない 3)自己満足している段階はまだアマチュア 4)この感動は共有しないともったいない #NHK #さかなクン #Eテレ #ETV pic.twitter.com/SaZUTNAQo0—…

学校共同体のなかでスクールカーストの最下層でも、成長を本気で目指して失敗した断念を抱えても、それでもぼくらは。

頑張っても報われない、主人公になれないかもしれないことへの恐怖はどこから来て、どこへ向かっているのか? http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/さて、この記事の流れを読むと、やっと、ぼくがなぜ、相田裕さんの最新作が、素晴らしいというのかが、わ…

頑張っても報われない、主人公になれないかもしれないことへの恐怖はどこから来て、どこへ向かっているのか?

ただひたすら走って逃げ回るお話 作者:残念無念 http://ncode.syosetu.com/n2302bh/これ、僕の中で、凄い重要な感じがする作品です。最近はブログも書けてないし、ちゃんと思考が継続してテーマを追えて追及できていないので、うまく結晶化できていないので…

この記事素晴らしすぎる。。。。。

The NYT obituary for Satoru Iwata, Nintendo's chief executive who helped introduce Wii and DS http://t.co/hWrAHUSxzo pic.twitter.com/vpnH1xOob5— The New York Times (@nytimes) 2015, 7月 14 任天堂・岩田氏をゲストに送る「ゲーマーはもっと経営…

『帯をギュッとね!』 をふと思い出しました。

先日実家に帰った時に、家の本棚に帯ギュが並んでいて、思わず読んでしまって、読むのを止められなくなってしまったて、その後も続きをコンドルでコツコツ読んでいます。ちょうど同じ時期に何も言わなかったんだけど、海燕さんが、帯ギュはおもしろいなーと…

いまの幸・不幸は誰によってもたらされたのか知りたければ、善悪の基準を排除して歴史を振り返って考えなければならない。それが自己責任的な、すべての問題を個に押し付ける無限ル-プからの脱出もたらす。

評価:★★★★★星5つ+α (僕的主観:★★★★★5つ+α)まず一言でいうと、こんな素晴らしい本に出会えて(講演録だそうですね、マジで聞きたかったリアルで…)本当に幸せでした。めちゃくちゃ面白かった。だけではなく、なんというか知恵が詰まりに詰まった素晴ら…

人生におけるブログやSNSサイトの利用法〜幸せは承認の仕組みによって決まる

あなたの文章を私は読んでいます。 Chikirinの日記 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20101230完全に匿名でブログを書くと、自分の思うことをそのまま素直に表現できるはず。誰にも遠慮せず、誰にも羞恥心を感じず気遣いもせず、思うがままにかけるはず。その…

『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』 坪田信貴著 人生はそこで終らないので、その次に何をなしたか?ということが大事だと思うんだよ

評価:★★★☆星3つ半 (僕的主観:★★★☆3つ半) 基本的に、とてもいいお話だったし、その手法もとても賛成するし、ここに出てくる塾の先生、お母さん、本人ともに素晴らしくいい人なんだろうと思う。なので、これは、個別攻撃とか、揶揄したいひねくれたイメ…

『放浪息子』 あおきえい監督 女の子になりたかった男の子のビルドゥングスロマン

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ)LDさんにすすめられて、先日に一気に見てみました。そして感心しました。素晴らしい出来の作品だ、と。一番の素晴らしさというのは、演出と編集の力を見せつけられたことです。岡田さんの脚本力なのか、あおきえ…

『魔法使いの心友』 著者:香魚子/柚木麻子 平凡で無知であることは許されないほどの罪なのだろうか?

1巻読みました。・・・魔女っ子の手伝いをする平凡な女の子のそよが主人公?的な位置づけなのが特徴的な作品で、この作品の物語のフォーマットの意図はわかるけれども、僕はちょっとつらい作品でした。ああ、作品がダメというわけではなく、絵柄もいいし、…

『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』  理不尽な孫の手著 異世界転生の日常やり直しセラピー類型の、その先へ

無職転生 - 異世界行ったら本気だす - 理不尽な孫の手 2019-10-04【物語三昧 :Vol.40】『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』 理不尽な孫の手 2012異世界転生の日常やり直しセラピー類型の、その先へ-45 累計総合での1位獲得おめでとうございます。 あ…

やっぱ趣味と友達がないと、しあわせになれんよねー

この漫画思わず手に取ってまぁ一瞬に読み終わってしまったが、、、なんか、要は前から日常と非日常という対比で僕は文脈を読んでいる部分があるんですが、非日常に呑み込まれてた悲劇だった本編のスピンオフの作品でこういうの見ると、しみじみ、あー平和っ…

『アマガミSS 上崎裡沙編』 平池芳正監督  並列的に展開する物語と直線的に展開する物語との対比

評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★★☆4つ半) ■オムニバス形式の脚本の横糸と縦糸の構成で立体的に仕上げる ああ、素晴らしい作品ですね。メタ的にも、ある種の締めを、上崎裡沙で行っている。ルイさんの記事が僕の意見とほぼ重なるので、読んでもらえれば…

本質を解決しない人の果実はもらえない〜男をとればただの家政婦になり、仕事をとれば孤独の道を(苦笑)

相原実貴さんは、『SO BAD』以来、ずっと好きで読んでいる。実際、あの頃提起された関係性の問題が、ずっと続いているだけで、大きく飛躍しているわけではないんだけれども、そもそも物語の作り方が完成されていてエンターテイメントを外さないことと、…