批評:戦争もの

『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』 平山秀幸/チェリン・グラック監督  クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』への返歌〜「記号」を解体すること

評価:★★★★☆4つ (僕的主観:★★★★☆4つ半) ■まずこの作品鑑賞するにあたっての基本姿勢〜マクロからではなくミクロから読み解くべき作品原作は、サイパン島攻略に従軍した元アメリカ海兵隊員、ドン・ジョーンズの著した『タッポーチョ 「敵ながら天晴」 大…

フィンランド戦記1「雪中の奇跡」〜4「スオミの未来」

カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイム(Carl Gustaf Emil Mannerheim, 1867年6月4日 - 1951年1月28日)が素晴らしかった。ちゅーか、、、、4話では、ずっと号泣していた・・・。まぁ一部しか知らないので、鵜呑みにはできないと思うのだけれども、こ…

『Patton/パットン大戦車軍団(1970年米)』 フランクリン・J・シャフナー監督  ハンニバルを夢見る高機動戦闘の天才

評価:★★★☆3つ半 (僕的主観:★★★★☆4つ半) 全体的に、少し残念な感じがする。というのはタイトルが『パットン大戦車軍団』という邦題なので、戦車部隊がところかまわず大活躍する話、と思っていたので、案外丁寧に地味にジョージ・パットンという人の人間…

日露戦争解説

最近戦争映画にはまっているので、いろいろな情報を集めながら見ていますー。これ面白かったー。まーそれなりに知っている話ですが、いろいろ頭に情報がたまっている時に、一気に見直すといろいろ思うところがあります。こういうのほかにあったら、教えても…

『武器よさらば(A Farewell to Arms)』(1932年) 監督フランク・ボーゼイジ(Frank Borzage)、出演ゲイリー・クーパー、ヘレン・ヘイズ 典型的なセンチメンタルな悲劇のハリウッド映画

評価:★★★☆3つ (僕的主観:★★★☆3つ半) ■アーネスト・ヘミングウェイの小説の文脈では読み解けない今年2010年は、できるだけ古い映画を見たいなという目標があったので、現在戦争映画が熱いので、この古典作品を見る。もともとアーネスト・ヘミングウ…

物凄い傑作だ・・・。

さすが、名画といわれるだけある。いま半分の1時間目だが、、、、これ、確かに映画史に残る傑作だ。 そうか、大陸における防衛ラインの防衛線の意味ってのが、よくわかってきた・・・。これは海に囲まれた日本には、理解できない感覚だなー。WW1の歴史を…

『血と砂』(1965年) 岡本喜八監督 三船敏郎主演 戦争と音楽を扱った典型的な悲劇

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ) ■見始めたきっかけは『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』との比較〜音楽と戦争と日常と僕のブログの読者っていったい誰やねん!と、ターゲットがいまいち不明になるのは、こういう紹介をする時なんですが(笑)、、、。先日いちみ…