空白の日本近代史を観る〜The blank Japanese Modern History

『「当事者」の時代』 佐々木俊尚著  極端ではなく極をつなぐ中間領域を代表するリベラルの再構築を

評価:★★★★★星5つマスターピース (僕的主観:★★★★★5つplusα) 素晴らしかった。佐々木俊尚さんは、最近乗りに乗っているというか、脂がのっていますね。素晴らしい分析ばかりです。ここ数年の、いま読む人ですね。 ずっと自分で考えていた高度成長期とそ…

『なぜ日本は〈嫌われ国家〉なのか ──世界が見た太平洋戦争』 保阪正康著  せっかくなので反対方向の意見を同時に読んでみよう!

評価:★★★星3つ (僕的主観:★★★★☆4つ半) 物語三昧では、僕のポリシーとして、何かを考えるとき、何かの情報を摂取するときには、なるべくその極と極を知ろうというものがあります。 なので竹田恒泰さんの『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』と保…

『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』 原田曜平著 世界はメガリージョン(=広域大都市圏)と地方・郊外の二極化が起きるのか?

はい、最近忙しすぎて、絶対俺は死ぬんじゃないか、、、と、恐れおののいているペトロニウスです。フォローしている人は、twitterで励ましのつぶやきカモンです。たいて、苦しいとか、しんどいとか、ネガティヴな愚痴を呟いているはずです。まじで、気力、動…

『終戦のエンペラー』 監督ピーター・ウェーバー 日米同盟の基礎となる歴史認識の再確認

評価:★★★☆星3つ半 (僕的主観:★★★★☆4つ半)非常に面白かった…が、出来はどうかというと、エンターテイメントとしては、いまいちだった。一つは全体の構想に関わることだが、なぜ連合国、特に最前線のアメリカ軍人が、天皇を断罪せずに、日本の再建を意図…

『風立ちぬ』ラジオ〜宮崎駿が首尾一貫して本当に描きたかったもの

【漫研ラジオ】 http://www.ustream.tv/channel/mankenhttp://www.ustream.tv/recorded/37376403(録音です) 8/16の本日22時ごろから?たぶん海燕さんとLDさんと、宮崎駿監督の『風立ちぬ』に関するラジオをします。おわりました。凄い、発見があった。デ…

『半東一利と宮崎駿の腰抜け愛国談義』 

『風立ちぬ』というのは、昭和を振り返るというか歴史を見ている物語なので、そこへの入り口は無数にあると思うんだけれども、こういう経験者で、、昭和のあの古き日本の香りを受け継ぐ人の会話は、とても楽しい。たぶん日本文学や歴史が好きな人にはとても…

『風立ちぬ』 宮崎駿監督 宮崎駿のすべてが総合された世界観と巨匠の新たなる挑戦

評価:★★★★★星5つのマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ)■宮崎駿のすべてが総合された世界観と巨匠のあたらなる表現への挑戦大傑作だ。全編、僕はじわっと半泣き状態だった。それにしても、ずっと胸が熱くまったままだった。批判もあるだろうと思う。し…

自殺者1万人を救う戦い - SAVING 10,000 - Winning a War on Suicide in Japan

http://www.saving10000.com/?lang=ja見たいと思っていたのだが時間がなくて、今日早起きしてみた。さすがに朝から超重いへヴィーな内容で沈んだけれども、見てよかった。僕はポジティヴな方であるし、いまポジティヴに思えるほどに人生としては運がいい方だ…

『セデック・バレ』(原題:賽紱克·巴萊 /Seediq Bale) 2011年 台湾 ウェイ・ダーション(魏徳聖)監督 文明と野蛮の対立〜森とともに生きる人々の死生観によるセンスオブワンダー

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ)日本人を悪役として描いた反日映画と、いう風にどうしても表上は見えてしまうのだろうが、どうしてどうして、全然違う映画だったと思う。というよりも、文脈を考えると、これほど親日的な映画もないだろう、と思い…

『セディツク・バレ』(原題:賽紱克·巴萊 /Seediq Bale) 2011年 台湾 ウェイ・ダーション監督 見たいっ! 見たいっ! 見たいっ!

これは、見なければなるまい。単純に面白そうというのもある。やはり、社会が成熟してくると、いろいろなものが出てくる。もう絶対大傑作だと思うよ、これ。どう考えても。だって、日本の軍人のかっこよさとセディツク族のかっこよさが、二人が相対する場面…

『竹島密約』 ロー・ダニエル著  竹島・独島問題は、WW2以降の戦後新生日本と新生韓国の関係の縮図

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ)先日、韓国出張の移動中に読んでいました。できるかぎり出張に行くときは、その国に関係する本を持って行って読むようにしているのですが、素晴らしい内容でした。以前は、五條瑛さんの『スリーアゲーツ 三つの瑪…

『海賊とよばれた男』 百田尚樹著 (2)石油を確保するという近代日本のエリートが考え続けていたことへの一つの答え

評価:★★★★★星5つのマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ) 2)石油を確保するという近代日本のエリートが考え続けていたことへの一つの答え〜本当に自由主義者として振舞えば、世界は微笑み返す 国岡鐡造(出光佐三)が、凄いな、と思うのは、石油という…

『たった独りの引き揚げ隊 10歳の少年、満州1000キロを征く』 石村博子著 人間を支えるものってなんだろう?

評価:★★★★☆星4つ半 (僕的主観:★★★★☆4つ半)話すと長くなってしまうので、満州に興味がある、そしてコサックを知りたければ、素晴らしい本だと思います。。。って、すげーおざなりな説明だなぁ(苦笑)。僕的に、物凄い素晴らしい本だったんだけどなー。…

レンジャー徽章!

http://www.mod.go.jp/gsdf/eae/1d/html/6-1-4kyouiku.html最近小説で、レンジャー徽章とか格闘徽章の有無で、、、というフレーズがあって、気になっていたのだが、ふむこういうことか、、、。コツコツ、自衛隊とかアメリカの基地とか各国軍のこういうのを追…

対米戦争の目的はなんだったか?

物事を理解するには仮説を持って、情報を集めないと、なかなか思考に結晶化してくれない。何かの「アンカーになる手掛かり」みたいなものを、ベースに僕は読む癖があるのだが、、、やっと、対アメリカ戦争というものが、少し見えてきた気がする。ずっといろ…

わたしたちの同盟 永続的パートナーシップ

http://www.usfj.mil/Manga/おお、新しいのでてるなー。

戦前の日本 昭和初期のカラー映像 1/5

おおーーーこの時代のカラーがあるんだー。びっくり。

旧日本軍弱小列伝〜The Enigma of Imperial Japanese Military Power

旧日本軍弱小列伝 The Enigma of Imperial Japanese Military Powerhttp://www.luzinde.com/index.htmlおうっ。最高に面白いぞっ!

この本を連続で読んでみることをおすすめします。

どっちも、物凄く面白いです。ぜひ読んでみてほしいですねー。これを両方読んで、何を感じるか、聞いてみたいです。いろんな人に。

『誰も知らない基地のこと』〜ふと思うけど、同じような米軍の基地の街をもっと見てみないとわからないこともあるだろうなー

http://kichimondai.com/ うわぁ、、、、これ見たかった・・・・。DVDになるのかな、、、、。それにしても、こうしてみると、「当たり前」のことが人間って意外にスポット頭から抜け落ちるんだなーと思う。沖縄や米軍基地の問題をちゃんと考えたければ、…

『J・エドガー』(J. Edgar 2011年 米国) クリント・イーストウッド監督 誰が本当に国を守ったのか?

評価:★★★★☆星4つ半 (僕的主観:★★★★4つ)FBIを作り上げた伝説の長官、エドガー・フーバー。その伝記映画。僕は、彼について、それほど知識がないので、知識的な面から解説するアプローチはできない。なので、まずこの作品を見ている時に自分の中で持…

日本最古の陸軍墓地である真田山旧陸軍墓地

日本最古の陸軍墓地である真田山旧陸軍墓地 http://ameblo.jp/satomasahisa/entry-11257837037.htmlこんなところがあるんだ!。初めて知りました。これは、是非一度は行ってみたいなぁ。老後の生きたいとこリストに入れておこう。

非常にわかりやすい!

失敗の本質を読むのにものすごくいい、ガイドだ。わかりやすいーーーー。びっくりするほど。これはいいよ本当に。 ・・・・しかし、これを読んでいると、日本って、本当に駄目な国だな(笑)って、へこんできます。日本の大組織に勤める身として、思い当たる…

こっちの面からもアプローチできるなーと思い購入

有名な名著ですよね。『失敗の本質』。具体的なエピソードもいろいろ読めてきたし、いま読んだら違った側面で、きっともっと理解が深まるだろうと思い読み返そうと思ったんですが、ちょうど雑誌で特集のがあったので、そっちも購入。うむ、、、、風邪でヘロ…

『井上茂美』 阿川弘之著 反英雄の物語

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ)おもしろかった。3部作の中で、一番面白かった!!!。そして、文学作品としても、3人の中で最も出来がよかった。これは、構成とか作者の力量もあるんだろうけど、この井上茂義大将という人が、物凄く興味深い、…

本人の声を聴くことが、難しいことへの理解への早道

亡くなってしまったのですね。まだ、彼の思想に到達できるほど、僕の思索は進んでいないけど、何となく、もう少しかな、という気はします。。。。まー勘違いかもしれないけど(苦笑)。 さて、最近の戦前の話に戻るんだけど、阿川弘之さんの海軍提督三部作を…

今の読書はかなり継続して続いている。

どなたかにお薦めしてもらったやつです。手に入れました。これは楽しそうです。紹介してもらえるのは、本当にうれしいです。特に、対アメリカとの戦争、海軍の視点がすごく埋まりつつあるので、ついに、こっち側に来る時期が来たのだな、と思います。 僕は個…

『米内光政』 阿川弘之著 西郷隆盛のような無口で指導者の風格を漂わせる海軍軍人

読み始めた。この人はいろいろなところで登場するが、どうも寡黙な人のようで、非常に存在感が薄い。。。。のに、物凄い意存在感を放っているんだよ、歴史に。不思議な人だ。ということで楽しみで読んでいる。西郷隆盛型なのかなー。いろいろ問題点はあると…

『山本五十六』 阿川弘之著 著者は文学者であって、組織論や技術史などの視点に欠けるなー

評価:★★★☆3つ半 (僕的主観:★★★☆3つ半)山本五十六の小説を初めて読んだ。こういう人だったのか、と初めて知った。情報ほとんど自分の中になかったので。そして海軍側(ちょっとひいきが過ぎる気がする…)からの視点を読んでいて、やっぱり思ったのは、…

『とある飛空士の夜想曲』 犬村小六著  アメリカとの戦争で、もし、日本が戦術的に奇跡があって勝つことができたら?というお話

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ) 非常に面白かった。基本的にほどの理由がない限りは、その本の面白いところを肯定的に書こうというスタンスで書いているので、最近感想どまりで、単に、うん、おもしろかったです。だけしかいわないペトロニウスです…