自意識という病からの脱出〜Escape from sickness of self-consciousness

『家康、江戸を建てる』 門井 慶喜著 武官ではなく文官、テクノクラートの目的意識は、生涯は、個人を超えるスケールで

客観評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★★5つ) 華々しい武官に歴史は焦点が当てられがちだが、江戸という大都市を作り上げた文化、テクノクラートたちを描く小説。豊臣秀吉のにより関東へ国替された徳川家康が広大なフロンティアである低湿地を開拓し徳川260…

『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』 11巻 理不尽な孫の手著 フジカワユカさんの漫画が素晴らしくて・・・

客観評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)11巻が出たので、即購入。この前熱が出て、会社を休んでぼーっとしている時に、読み始めて、小説全部読みなおしたので、また読みたくなってマンガも読みなおした。好きだなぁ。2019-10-04【物語三昧 :Vol.40】…

『国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか』 デービッド アトキンソン (著) 自分のビジネス経験の実感とめちゃくちゃ一致している

国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか (講談社+α新書)作者: デービッドアトキンソン出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/09/21メディア: 新書この商品を含むブログを見る 評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)非常に明快で、且つ…

『青空エール』河原和音著 不器用な人が、才能がない人が、普通の人が前に進んでいくこと

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) petronius.hatenablog.com もうまじめに考えていたのは、2011年ですね。ということは、8年近く前。ずっとと好きでたびたび読み返しては読んでいたのですが、既に2016年で完結していたんですね。気づいていなかった…

『アニメタ!』花村ヤソ著 魂を削りながらも憧れに近づいていくことの美しさと残酷さ

評価:未評価 (僕的主観:★★★★★5つ) 8月に京都アニメーションの件でなんだか、打ちのめされてしまって、、、、まぁ実際には僕に何の関係もないことなんですが、才能がある人たちの未来が不条理に閉じられたのが、あまりに衝撃だったんだろうと思うのです…

「こうあるべき」という思い込みが、人を苦しめもするし、成長のきっかけにもなったりする。

評価★★★★★5つ: (僕的主観:★★★★★5つ)いつも「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」読んでいて、回答への鋭さと人間理解への深さに、グッときます。大好きで読んでいます。こういう一般的な質問に対して答えるのって、凄く…

『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』2018 増井壮一監督 学校空間における友達との「同調圧力」に対する恐怖がめちゃ感じる

評価:★★★★4つ- (僕的主観:★★★★4つ+)2019年8月末。レスター伯爵におすすめされていて、ずっと、積まれていたこれ。風邪ひいてしまって、毎日のルーティンができる気力がない時に、一気に見てしまうのは毎度のこと。1日で全部見ました。えがった。「…

『福岡市を経営する』 高島宗一郎著 最も成長が終わってダメージを受けた団塊の世代ジュニアこそが、成長より成熟なんていっていちゃだめだろう!

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)何となくは知っていたのだが、ちゃんと追ったことがなかったので、いい機会だと思い軽い気持ちで読んでみた。そうしたら、2018年に読んだ中の本で最もインスパイアされガツンと来た本で、その圧力に驚いた。★5つ主客…

「心の問題をアダルトチルドレン的にセンシティヴに読み解いていく」時代の終わりとしての『SSSS.GRIDMAN』

p-shirokuma.hatenadiary.comシロクマ (id:p_shirokuma)さんや海燕さんが反応してくださって、なんだか久しぶりに、はてな村的な楽しさを感じました。この、ペトロニウスさんのブログ記事に触発されてグリッドマンについて書いてみたらめっちゃキモい文章が…

『revisions リヴィジョンズ』 1-3話 谷口 悟朗監督 主人公の堂嶋大介くんが、『鉄のラインバレル』の早瀬 浩一くんを思い出して、その醜悪さに見てるのがつらい・・・

見はじめた。谷口悟朗さんのということで。何の情報もなく見ているけれども、谷口監督のは見なきゃ!と思い。ちなみにアニメーションのつくり方が実験的なのか、なんか動きが変で、ちょっと見にくい。モーションキャプチャー的な動き?。たぶん、監督が実験…

【物語三昧 Channel:Vol.1-1&2】『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』特集(1)-(2)ネモとゆりの対比で読み解くわたモテの構造 with 哲学さん 2018年12月22日 JST

www.youtube.com www.youtube.com 「いや、とても面白かったですね。傑作ですよこれは。最初は意識をこじらせた痛い部分を笑うブラックコメディが、友達ができて、百合か!というぐらい仲良くなって、ハーレムに到達しているって聞いて、とても興味を持ちま…

【物語三昧 Channel:Vol.1-1&2】谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』特集 with 哲学さん 2018年12月22日 JST

www.youtube.com 哲学さんとの『わたモテ』ラジオを以下の日程でやります。 JST:12月22日(土) 15:00~ ちなみに、これは、ペトロニウス単独(哲学さんもいけるけど)ラジオとして初めてで、たぶん僕のyoutubebのチャンネルから放送しますので、…

一度しかない人生で、自分の精一杯を生きることとは?・・・・・・けっこう怖いことだよな、世界って凄い戦いだ。。。

ずっと忘れられない登場人物がいる。大導寺一族シリーズの、この数巻後に出てくる、社会主義というか無政府主義者の話だ。一人の個人が、一旦本気の闇にほおり込まれて、世界を滅ぼそうと決意されたら、それをとどめる方法というのはないんだと思う。大規模…

より多様性の獲得へ−日常系から完全に無菌な状態(=男性の感情移入視点が存在しない)へ至り、そこからゆり的な微エロへ

日常系、無菌系から微エロまでは自然に展開しますよね! by LD教授 今回は、日常系とは?のtagのシリーズの流れなので、ぜひとも読み込んでおいてほしいなーと思いつつ。 『桜Trick』 2014年 Japan タチ著 石倉賢一監督 日常-無菌系の果てに現れた微エロ…

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。8 』 渡航著 ヒッキー、それは確実に間違っているよ

俺ガイルの8巻を読み終わった。飛行機の中で。いい話だった。ただ、どうだろう?凄いいい話ではあったが、少し難解であった気がする。これは、どれくらい理解されているのだろうか?、もしくは僕の理解の仕方が正しかったのだろうか?とか、気になる。なの…

『魔法使いの心友』 著者:香魚子/柚木麻子 平凡で無知であることは許されないほどの罪なのだろうか?

1巻読みました。・・・魔女っ子の手伝いをする平凡な女の子のそよが主人公?的な位置づけなのが特徴的な作品で、この作品の物語のフォーマットの意図はわかるけれども、僕はちょっとつらい作品でした。ああ、作品がダメというわけではなく、絵柄もいいし、…

『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』  理不尽な孫の手著 異世界転生の日常やり直しセラピー類型の、その先へ

無職転生 - 異世界行ったら本気だす - 理不尽な孫の手 2019-10-04【物語三昧 :Vol.40】『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』 理不尽な孫の手 2012異世界転生の日常やり直しセラピー類型の、その先へ-45 累計総合での1位獲得おめでとうございます。 あ…

やっぱ趣味と友達がないと、しあわせになれんよねー

この漫画思わず手に取ってまぁ一瞬に読み終わってしまったが、、、なんか、要は前から日常と非日常という対比で僕は文脈を読んでいる部分があるんですが、非日常に呑み込まれてた悲劇だった本編のスピンオフの作品でこういうの見ると、しみじみ、あー平和っ…

『ヒミズ』 (2012年 日本) 園子温監督 (2) スラムに生きる幸せを描く方が、正しい道なのではないか?

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★4つ) ■「いま」を、我々はどう受け止めるべきなのか?〜1990から2010年までの失われた20年の先に何が見えるのか? 『ヒミズ』 (2012年 日本) 園子温監督 (1) 坂の上の雲として目指した、その雲の先にい…

自殺者1万人を救う戦い - SAVING 10,000 - Winning a War on Suicide in Japan

http://www.saving10000.com/?lang=ja見たいと思っていたのだが時間がなくて、今日早起きしてみた。さすがに朝から超重いへヴィーな内容で沈んだけれども、見てよかった。僕はポジティヴな方であるし、いまポジティヴに思えるほどに人生としては運がいい方だ…

『きっと、うまくいく(3 idiots 2009 India)』 Rajkumar Hirani監督 高度成長を超えつつある新興国インドの現在

評価:★★★★★星5つのマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ)■インド映画の最高峰、いまこの時点でインド自身が描くインドとは?この作品も本当は長く解説したいのだが、なかなかそこまで時間がないし、いま上映している旬の作品なので、とにかく一言言える…

『ヒミズ』 (2012年 日本) 園子温監督 (1) 坂の上の雲として目指した、その雲の先にいる我々は何を目指すのか?

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★4つ) 僕は原作をいまはよく覚えていないし、園子温さんの作品を他にまだ見ていないし(早く『愛のむき出し』『希望の国』を見なければ!)この作品を語る文脈は特に持っていないので、まずは素直な印象を。ちなみに、非…

『ココロコネクト ミチランダム』 庵田定夏著 伊織の心の闇を癒すには?〜肉体を通しての自己の解放への処方箋を (2)

評価:★★★☆星3つ半 (僕的主観:★★★★☆4つ半)■長瀬伊織の心の闇は、体験的なものでなければ解決がつかないと思う『ココロコネクト』 庵田定夏著 自意識の病の系列の物語の変奏曲〜ここからどこまで展開できるか? http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/2…

『コロコネクト ユメランダム』 庵田定夏著 あなたには思想がない〜Fate/staynightの衛宮士郎のキャラクター類型と同型

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ)■ユメランダムは、傑作だと思う〜学園ものという狭いステージでこのテーマをたった1冊で語りつくしたのは見事 ■自意識の病の系列の物語の変奏曲〜八重樫太一の場合W★5つけといて、いきなり否定的ですが、基本的…

『ココロコネクト』 庵田定夏著 自意識の病の系列の物語の変奏曲〜ここからどこまで展開できるか?

ココロコネクトって、ふと思ったんだけど、西尾維新の化物語シリーズと本質が似ているなぁ、と思った。ようは、心を暴いていくところ、それを解決するところ。そのプロセスを通して、絆、関係性を構築して特別にしていくところ。この二つともに共通するのは…

『黄金の王 白銀の王』 沢村 凛著 政治という物は、突きつければこういうものだと思う。けど、こんな厳しい仕事は、シンジくんじゃなくても、世界を救えても、ふつうはだれもやりたがらないんじゃないのか?

評価:★★★★★5つのマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ) 二人は仇同士であった。二人は義兄弟であった。そして、二人は囚われの王と統べる王であった――。翠の国は百数十年、鳳穐(ほうしゅう)と旺廈 (おうか)という二つの氏族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭…

『モテキ』 大根仁監督 森山未來 長澤まさみ主演 なんで『モテキ』?〜コミュニケーションの弱者を赤裸々に暴露するっていう開き直りをもっと展開すべきだったのに、普通の物語に終息してしまった

評価:★★★星3つ (僕的主観:★★★☆星3つ半) 先日、年休を取って奥さんと一日デートしてきたのだが、、、うちは、3カ月に一回くらいはなるべくそうしたいなーと思って、おいしいものを食べに行ったりします。いーじゃないですか、双子の子育てって、すげー…

『魔法少女まどか☆マギカ(PUELLA MAGI MADOKA MAGICA)』 監督新房昭之 脚本虚淵玄 まどかは何を救ったのか?〜世界には解決すべきでないことがある

評価:★★★★★5つのマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ)先程12話視聴終了。ガッツリ書こうと思うと、描けなくなってしまう昨今なので、思いついたことを寝る前に(いま真夜中の3時)メモしておきます。気力があれば、書き足します。ちなみに、物凄い傑作…

『RETAKE』『ねぎまる』ドラゴンクエストの同人誌など  きみまる著  この腐った世界で、汚れても戦い抜け。楽園に安住することは人として間違っている。

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ傑作) ■言いたいことは一つだけ〜この世界の唾棄すべきか日常の嘘と欺瞞を破壊せよ(笑) 同人誌を、かなり手に入れたので(全部で10冊以上)一気に読んみました・・・。素晴らしいです。はっきりいって重すぎるほ…

『ベイビーステップ』 10巻 勝木光著 Baby steps to Giant strides〜自己信頼と自己放棄の関係性について

評価:未評価(まだ完結していないので) (僕的主観:★★★★★星5つ) 「も・・・・もしかして やきもちやいてたりする?」 「や・・・やくよ! 当たり前じゃん」 Baby steps to Giant stridesというタイトルにまつわる言葉が初めて出てきた。訳すと、千里の…