ヨーロピアンドリーム〜成熟の市民社会

倉本圭造さんの「(右翼さん以外のための)『川口市のクルド人問題』まとめ」を読んで、相変わらずバランス良くて素晴らしい!とうなりました。

論点が整理された良記事。川口クルド問題のようなことは今後も各地で起きていく可能性大きいし、きちんと線引きした議論しておくの本当大事。左端右端の大声に引きずられずに。/(右翼さん以外のための)『川口市のクルド人問題』まとめ|倉本圭造 https://…

『ザ・クラウン(The Crown)』  Peter Morgan監督 君主制の中身の比較、歴史を考えると類似性に驚く

客観評価:★★★★★5つマスターピース (僕的主観:★★★★★5つマスターピース)凄い。素晴らしすぎる。自分の中で断片的だった近代英国史、特に、現代史(1945年以降)が急速につながってきて、驚く。そういった歴史の「点と点がつながる」接続感覚だけでなく、…

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(Darkest Hour)UK 2017 Joe Wright監督 クリストファーノーラン監督の『ダンケルク』と同時に見たい

www.youtube.com評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)最近、ヨーロッパ史をちゃんと知りたい、と切実に思いながら、本を読む時間を捻出できていない自分に、凹みます。毎日無様をさらしながら生きている。。。と思いつつも、ここ1年くらいは、意思をもっ…

『プロテスタンティズム 宗教改革から現代政治まで』 深井 智朗著 ドイツ(というかヨーロッパ)については勉強が足りなすぎる自分を再認識しました。

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ) ルター派のプロテスタンティズムが、ドイツ建国の精神的な支柱になっていた、という部分が、凄く面白かった。 まずカルロゼンさんの『幼女戦記』を読んでいて、神のために!とか、帝国(ライヒ)のために!とか、皇帝陛…

『革命 仏大統領マクロンの思想と政策』 Emmanuel Macron著 親グローバリズムでEU強化を訴えながら民衆から支持を受けて選ばれる流れはカナダのJustin Trudeauの流れと似ていて、トランプ政権の傾向と逆方向ですね。

客観評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ)■読んだきっかけ トランプ大統領の登場により、多くのメディアは、グローバリゼーションや地球温暖化対策は曲がり角に差し掛かったと報じた。ブレクジットについてもEUの将来を悲観的に見る報道が多かった。しかし…

異なる国の歴史は面白い。プーチン大統領の視点は、とてもアメリカ中心の世界観の相対化に役に立つ。

ヨーロッパの闇 おいでませユーゴスラビア http://poodays.com/?p=1058ロシアンボンバ プーチン大統領を主人公に、ロシアのニュースを面白おかしく漫画にしたサイトです。日曜から金曜まで毎日更新。 先日、偶然上記のロシアンボンバというサイトを見つけて…

TV 2 | All That We Share

This Danish TV ad is literally the best we've ever seen https://www.onedayonly.co.za/blog/?post=this-danish-tv-ad-is-literally-the-best-weve-ever-seen-300素晴らしい。ぐっと来た。

確かに、メルケル首相の反応を、そう考えるのはわかるんですが・・・・・

トランプに示した協力の「条件」 メルケル首相は祝辞の中で、まるで学校の教師が生徒を教え諭すように、ドイツが重んじる価値を並べ上げた。「ドイツにとって、EU以外の国の中で、米国ほど共通の価値によって緊密に結ばれている国はありません。その共通の価…

シリアで起きていることが、もしイギリスで起こったら?

2014.03.10 - PR, VIRAL シリア内戦の惨劇を“少女の奪われた日常”を通して描いた、衝撃の93秒 http://adgang.jp/2014/03/54034.html世界中が、国益に帰れという方向にパラダイムシフトしている気がします。それは先進国の中産階級の崩壊によって引き起こされ…

なんでも日本が最高というウソを信じるな。

使われないままむなしく放置されるトイレットペーパーホルダーは、・海外のニーズに頓着せず日本式の商品を押しつけ、一方で、・海外の合理的な商品を日本に取り入れようという気もない、・「日本のモノが一番いいに決まってるだろ?」的な思想の犠牲者のよ…

日本の若者の不満を代表するのは?、この文脈が日本にないようにみえるのはなぜだろうか?

なぜ「選挙にいかない世代」だった若者が左派に熱狂するのか「選挙に行かない世代」と言われて政治に放置プレイされていた若者たちが、大西洋の両側で不気味な政治勢力になりつつある。英国のコービンをはじめ、スペインには結党2年目で第三政党になったポデ…

ドイツは、メルケルの難民政策に、明確にNoを突きつけた。

今日ドイツの3つの州で行われた州議会選挙の結果を総括すれば、「メルケルのキリスト教民主同盟、敗北。有権者はメルケルの難民政策にノーという意思表示をした」ということになるだろう。— 熊谷 徹 (@ToruKumagai) 2016年3月13日 旧東ドイツの不満と怨念が…

ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州など3つの州議会選挙は、メルケルの難民政策についての国民投票になる

明日ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州など3つの州で行われる州議会選挙は、メルケルの難民政策についての国民投票でもあります。旧東ドイツの州では右派ポピュリスト政党の得票率が20%に達するという予想も出ています。— 熊谷 徹 (@ToruKumagai) 20…

永遠の日常というのは実は、スラムの中を生きる世界だということ

昨年からの難民問題の流れや、率先して難民を受け入れていたドイツで起きた事件だったことを考えれば大々的に報道されるのも無理ないが、しかし、これを知った英国の人々の最初の反応は「ああ、来たか」みたいな既視感だったのではないだろうか。 というのも…

最近世界が凄い動いている気がするなぁ。

ロシアがウクライナ東部のクリミア半島を武力で併合した直後、欧米の政治学者から「冷戦時代の再現か」といった懸念の声が上がったが、旧ソ連・東欧諸国の民主化運動のパイオニアだったハンガリーで切断した“鉄のカーテン”が再び設置されたわけだ。 冷戦時代…

『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』  大西 巷一著  最近ドイツの歴史が自分の中でじわじわ熱いです

評価:未完のため未評価 (僕的主観:★★★★4つ) ほんとうは、2014年のベストとかでランキングを書いて起きたかったんだけれども、気力と体力と時間がなくて(なんもないな、俺…)できなかったんだけれども、長いレヴューや文脈読みとまではいかなくとも、紹…

イギリスの総選挙でおもしろかったこと。Nicola Sturgeonでしょ、やっぱ。

Nicola Sturgeon is 'superb' on Twitter, says platform's European chief http://www.theguardian.com/media/2015/apr/28/nicola-sturgeon-twitter-snpSturgeon steals the show in British election LONDON | BY ANGUS MACSWAN http://uk.reuters.com/art…

より多様性の獲得へ−日常系から完全に無菌な状態(=男性の感情移入視点が存在しない)へ至り、そこからゆり的な微エロへ

日常系、無菌系から微エロまでは自然に展開しますよね! by LD教授 今回は、日常系とは?のtagのシリーズの流れなので、ぜひとも読み込んでおいてほしいなーと思いつつ。 『桜Trick』 2014年 Japan タチ著 石倉賢一監督 日常-無菌系の果てに現れた微エロ…

BBCだよなー

これとっても面白かった。海外にいて、英語圏から英語で情報を得ようとすると、凄い日本についてのバイアスがかかるんですよね。僕は日本のメディア企業って、ほんとにダメだと思っていて、あれだけの、資本、人材、コンテンツをそろえながら、なんであんな…

もう一つの正義の話

タリバーン幹部からマララへの手紙、全訳http://tyoscenery.exblog.jp/20345239/?utm_content=buffer24dd2&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=bufferhttp://earclean.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-bf6a.htmlあなたはマララデー…

永遠の日常を楽しく生きるライフスタイルを追求すること、それが日本(のライフスタイル)が世界を支配する第一歩だ!(笑)

ちょっち今月は、めっちゃめちゃ忙しいので、まったく記事が書けてませんーさすがに。この記事ほっといたままなんで、新鮮さがなくなりそうなんで、まだざっくりだけど喘げて起きますー。 『ゆゆ式』(2013) 原作:三上小又 監督:かおり 関係性だけで世界…

『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』 藻谷浩介著  これからの人生をどう生きるかの指針に

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) お薦めの本です。先日のオフ会でもメチャメチャおすすめしましたが、物語三昧の思考の履歴をたどるには、これもアンカーというかポイントとなる本なので、ぜひとも読んでみてください。まぁ、というか、このあた…

A Capitalism for the People: Recapturing the Lost Genius of American Prosperity

A Capitalism for the People: Recapturing the Lost Genius of American Prosperityこの本読んでみたいな、、、アマゾンでぽちっておくか。 反市場ポピュリズムから市場志向の倫理へ http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51800269.html うんうん。具体…

1930年代に似た状況、ドラマの悪役にされるドイツ

ドイツに過大な負担を強いるのが危険な理由 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35438ユーロの究極のエンドゲームとは? http://markethack.net/archives/51825346.htmlギリシャの目が東に向く恐れ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35456スペイン、…

先進国の持つ病〜社会が成熟していくと失われるモチヴェーションー希望がなくても頑張れるか?

アメリカにきて、いろいろな人とあったのだが、特に、大学に留学に来ている若い世代の話は、あまりにみんな、僕の意見と同じモノだったので、ビックリした。 それは、モチヴェーションの喪失だ。 日本社会の少子化にともない国内マーケットサイズの縮小が、…

『逝きし世の面影』 渡辺京二著  「異世界たる古き日本」へ僕らをいざなう最上級のファンタジーにしか思えない

渡辺京二さんの『逝きし世の面影』の300Pくらいまで、帰りの電車で読んだ・・・・。素晴らしすぎる。友人が大絶賛していたが、あまりの厚さと字の細かさに、うーんとヘジっていたが、バカみたいだった。物凄いおもしろいよ、これ。帯に『読書人垂涎』と…

駄目だったら若者は海外に出ればいい

へこたれない これからいろいろなことが待っていますよ。60年間の戦後の問題がすべて出てきている。そういうものを改めることによって、日本全体の回復がある。あわてないことでしょうね。私は「イギリスは英国病でひどい状態があって、どうやって立ち直っ…

成長率マイナスのヨーロッパ病の社会へ

こういう将来を合理的に予測すれば、それに適応して生活を切り詰め、質実で「地球にやさしい」生活ができる。日本は現在の欧州のように落ち着いた、しかし格差の固定された階級社会になるだろう。ほとんどの文明は、そのようにして成熟したのだ。「明日は今…

『ロシア・ショック』 大前研一著 いま全貌を現すユーロランドへの道

ガスプロムと成長著しいロシア市場はずっと追っていたし、なによりもロシアの資源の力はすごいし、それがEUに与える影響はすさま軸大きいし、、、ということで素材は、ほとんど既に知っていたことであったはずだし、地域国家論の考え方からいえば、こうな…

『MOON ―昴ソリチュードスタンディング』 2巻 曽田正人著 (2)戦後日本人にとっての「世界」であったアメリカ的なるものとヨーロッパ的なるものを超えて

評価:★★★★★星5つ マスターピース! (僕的主観:★★★★★星5つ) ■戦後日本人にとっての「世界」であったアメリカ的なるものとヨーロッパ的なるものを超えて 曽田正人さんの傑作『シャカリキ』の記事で、近代スポーツを突き詰めていくと、その果てに「ヨーロ…