漫研チャットについて思うこと、、、、LDさんやGiGiさんの姿勢に憧憬

さすがに淋しくて・・・帰りの電車は、マガジンを読む。通勤だけが心の聖域のマンガタイムだったのに、、、英語の勉強とかに追われる日々。。。まぁそれも楽しいのだが・・・ネギまは休載だが、思わず熟読してみる。この「熟読」というのがミソ。実は、僕は時間が限られていることもあり、週刊マガジンを買っても、ネギま以外は、さらっと読むだけで、継続的に読み込んではいなかった。基本的に、単行本派ということもあるし、気合を入れて「読み込む」のは実はエネルギーがいる。「前の回の話」や、全体の大きな流れ、というものを把握していないと、なかなか「入りにくい」のだ。僕は、ネギまコードギアス(アニメが一本)で精一杯というかキャパシティ的には限界だ。継続モニターという意味では。

それで、いいと思っていた。が、ある時、漫研チャットというものに出会った。LD氏とGiGi氏だな。

http://www.websphinx.net/manken/

ところが、、どうもね、入れないんだよね。読んでもよくわからない。でも、それはおかしいのだ。


1)LDさんと会って話すと、その凶悪な教養の高みに、神を見るほど興奮する



2)LDさんやGiGiさんメインでやった、マブラブオルタチャットは、なんだこれ?と背筋が熱くなるほど、素晴らしい展開を遂げた



なのに、どうもね、普通の毎週のチャットってみてもよくわからないし、入っても、どうもうまくはいれないんですよね。なんでかな?と思っていたのだが、わかってきた。ここのチャットはね、少年数誌を全部読み続けているというのが前提で話が進んでいるんだよね。つまりね、いくつものマンガの週刊連載の「同時性」を並行して比較する視点があるんで、僕のような、「好きなものしか見ていない」人には、リアルタイムで入りにくいのだ。アーカイブとしての視点(=教養の視点)で、対象を絞って話をすると震えが来るほど面白いのだが、なかなか入れなかった理由はそこか、と思う。

というのは、LDさんが前に


「10年このチャットはやっているんですが、毎週面白くなかったもの含めて、すべて論評していて・・・・面白くないとは言いたくないので、面白くなさも含めてどこが面白いか?ということを、詳細に読み込んでずっと分析続けてきました・・・・」


みたいなことをいってらっしゃっていて、上の言葉はかなり意訳があって誤解もあるかもしれないが、ようはね、毎週「面白くない」と自分が思うようなものも、「どこが面白くないのか?」という視点で、詳細に分析し続けて、、、ということは、つまりね、僕が質に転化する最大条件の「量」を徹底的に、しかも10年間もやり続けているんですね。しかも妥協なく。だから、あの深みある教養の貫禄が生まれるのか!と感心しました。圧倒的な、深みと教養感覚は、あの「凄まじい量」から生み出されたものなんだ、と感心しています。

という尊敬があって、ちょっとマガジンも、普段読まないいものも含めて詳細に読み込んでみたんです・・・好き嫌いとは別の次元で、公平に原理の次元で、面白さを分析する視点で、、、、そうすると、見えるものが実はものすごく豊饒にあって・・・なるほど・・・と。しかしかなしいかな、キャパシティがないので、なかなかそこまでやりきるのは、むずかしいとおもうが、、、なるほどこういう読みというか視点・姿勢があるのか、と感心している。どこかで余裕がある時があったら、僕なりのこの姿勢について具体的に例を挙げていきながら、うまく解析してみたい、と思う。