東のエデンを見て、原作のアニメ化についてちょっと思う

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最近は思考の断片の書き散らしと感想日記になってしまって、なかなかおもったような記事がかけていません・・・それなりに定期に見てくれている人がいるはずなので、本当はもう少し一つの記事を見て分かるように、また「入口が入りやすく」一つの記事を読んでなるほどこの人はこれがいいたいのか、という風に思えるように書きたいとは思うのですが、そういうのってエネルギーがいるんですよね。海燕さんとか、凄いなぁと思う。平易でわかりやすいもの。それにしても・・・映画の記事が書きたいんだよ!(泣)でも、なかなか見ないんだよなー。なんとしても、ウッチメンは見に行かねば。


さて、といいつつ思考の断片。項目は適当に思いついた時に増やしているんですが、「メディアミックス」って何なんだろう?みたいなことを、どうも僕は定期的い考えているようなので、ふと思い立って作ってみました。


というのは、井汲さんに「いまのアニメの原作準拠が過半いうのは、産業にとって害悪じゃないか?」(←というような意見でしたよね?、興味がある人はこの項目に全文引用があるのでどうぞ))というのが、咀嚼できずにずっと胸にあるからなんですよね。昨日久々に余裕があったので、夜中に、録画しておいた(←今の時代ってこういうことができるからいいよなーHDD万歳)『グインサーガ』『花咲ける青少年』『ファントム』『東のエデン』を見たんです。


それでね、もう圧倒的に、『東のエデン』が面白いの。その他のは、、、『ファントム』はまだ分からないんだけれども、なんかねーやっぱり「それなり」なの。いや、そもそも原作が面白いし、水準を超えて丁寧に制作されているので、決してマイナスの印象は持つほどでもなかったんですが、『東のエデン』のオリジナル作品の持つメガトン級のエネルギーを見せられちゃうと、ああ、、、そうかーこんなにも違うのかなぁ、って思ってしまったんですよね。何が違うか、というのは何となく言葉がもやもやして出てこないんですが、もう全く違うんですよね。もちろん、僕が良く言うインプロヴィェーションやセンスオブワンダーの重要な部分で、「いままで見たことがないものを初めて享受するテンションの高さ」と「すでに原作であらすじやイメージが固まってしまっている」ものの差があるわけで、良作として水準を超えたレベルであれば、「それを初めて見る人」にとっては、もしかしたら全然違う感想を抱くかもしれないので、そこは何ともいえないんだけれどもねぇ。なんか、あまりの差に愕然となったんだよなー昨日。原作のアニメ化って、やっぱりこと「ものづくり」という観点からいうと、どうしても原作に奉仕して、そのメディアの面白さを追求するってものにならないのかもしれないなぁ・・・とかとか。『とらドラ!』とか『獣の奏者エリン』なんかは、僕自身は、原作以上に面白い部分があるので、あれは悪くとらなかったが・・・でもそれはなぜなんだろう?。何が違うんだろう。なんとなく考えます。