『ロウきゅーぶ』 蒼山サグ著 おもしろかったけど、絵が受けつけないなー(苦笑)

ロウきゅーぶ! (電撃文庫)

評価:★★星2つ
(僕的主観:★★★星3つ)


海燕さんがお薦めでしたので読んでみました。はー、疲れている時は、ライトノベルは、楽だ。評価は、読んだら、ちゃんと楽しめる、安定した作品という感じだ。一言でいうと、部活モノなんだよね。いま多いなーこういうの。あるバスケをあきらめかけていた高校生が、小学校の女の子のバスケ部のコーチをすることで、もう一度自分を取り戻す・・・というお話。1時間の電車の中で、ちょっと心が暖かくなりました。青春部活モノのいいお話。

内容的には真摯で、心理描写も安定していて、なかなかぐっときたよ。でも「それだけ」だなぁ。なんというか、「それ以上」の仕掛けを感じなかった。まぁ破綻がなくまとまっていて、その筆力は、デヴュー??だよね、にしては、ちゃんとわかりやすいよね、と思うんだが・・・。

けど、、、、ごめん、まずこの絵が受けつけない。もう感情移入無理!。この絵柄好みに合わないよー(個人的趣味)。

それと、この設定で、小学生の女の子である意味が全く持って不明。いやそれが魅力なんだろうけど、マクロ的な?必然性が全く皆無なんで、うーん、、、別にこれが中学でも、高校生でも、全く話が成立してしまうので、そういう「ひねり」がないのは、客観的にはうまいとはいえない。ああ、このためには小学生でなければならなかったね、という理由があると、いろいろなガジェッドとかが生きるんだろうけれども、それがないと、ふーんただそういうことか、になってしまうので、「もう一歩超えた面白さ」を感じないし、悪意で見ると、なんだよ、と思う(そういう人はこの本を手には取らないと思うが(苦笑))可能性は高い。

ふむー『アクセルワールド』とかと比較すると、差を感じるなぁ。