考えてみるとこれも並行世界ものなんだ。

友達100人できるかな 1 (アフタヌーンKC)

評価:★★★☆星3つ半
(僕的主観:★★★☆星3つ半)


読んでいて気付いたのだが、これって並行世界の物語に近い構造を持っているんだよね。だから面白いっ!って思ったのか・・・。ただ、、、どこへ着地するんだろうと読むと思う。楽しみだよ。この手の子供時代の1回生の体験を、読者に楽しませるのは数巻が限界だと思うんだ、、、それは、ただの「夏休みを体験する」というよつばとヴァージョンに過ぎないから。構造的に「よつばと」くらい目的LESSに設定すれば分かる・・・けれども、この物語には強い目的意識というか問題が設定されていて、「友達が百人できなければ地球は滅亡する」わけだから、そのマクロの縛りのドラマが進まなければ読者は早晩飽きるだろう。ふと思ったのだが、これって藤子・F・不二雄先生の傑作『ひとりぼっちの宇宙戦争』と同じ設定だな、、、と思った。

藤子不二雄少年SF短編集 (第1巻) (てんとう虫コミックス―別コロ版)
藤子不二雄少年SF短編集 (第1巻) (てんとう虫コミックス―別コロ版)

よつばと! 8 (電撃コミックス)