もうとトヨタがひどい会社になり下がっていることに自覚的にならなければ・・・

M&A新世紀 ターゲットはトヨタか、新日鐵か?


M&Aについてにしては、非常に簡単な本で、、、以上!という感じのものだったんですが、非常に強く残っているのが、財務的な観点などを総合すると


TOYOTAが、ここ数年で物凄い最悪の会社になっているんだ


っことを年度もさらっと繰り返していることです。そこが力点であったとは思えませんが、、、僕のように特に00年代のサラリーマンの初期を、90年代に学生を過ごしている人からすると、全てのビジネススクールの教科書や経営書の頂点にあり、最高のエクセレントカンパニーとしてTOYOTAが光り輝いていた時代だったので、、、それに、最近少し本気の勉強が足りなくなっていることもあり(だって子育て大変なんだもん…)、実はまさにこの数年で、その膿が一気に出てきていることが、はっきりと数字に表れている。


もちろん、新聞や諸情報を読んでいけば、トヨタがかなりひどい状態にあるのはわかります。けれども、人間というのは自分が一番意識に刷り込んだ幻想とか「過去の実績」に凄く取り込まれるもので、どうしても「そうなんだ!」というパラダイム転換が、皮膚感覚で自分でできていなかったような気がします。先日自分あるコンサルタントの友人と話している時に、、、、ああ、、もう見ている人は、全然違う視点になってしまっているんだ・・・とまざまざと感じて、自分の中でちゃんとしたパラダイム転換をしなければ、と思いました。トヨタって、僕は定点観測の対象にしていなかったので、いまいちわからなかったのですが。


ちなみに、僕が言う「最悪」は、数字が悪いから、ではありません。体質として、構造として、問題を抱えているという意味です。数字的には、構造が悪くても良かったり悪かったり短期ではします。そういうことがいいたいのではありません。最も重要なのとは長期でありマクロであり、構造だと僕は信じるからです。まぁとはいっても、経営すけるの原点は、短期と長期のバランスですがね。