予告編を見ていて笑ってしまった。これ、まんまABじゃんって(苦笑)


昨日、新宿武蔵野館で『瞳の中の秘密』を見た時に予告編で、↑が流れたんだが、見ていて吹き出してしまった(すみません不謹慎で)。いや、こういう「泣くだけのためのありがち設定」の作品を見る気は全くないんですが、、、、吹き出したのは、これって、あまりにも『AngelBeats』の主人公のエピソードそっくりじゃねぇ?って。


死にそうになる妹のために…云々って(苦笑)、、、内容自体は笑ってはいけないものなんでしょうが、いかにも「観客を泣かせるためにはこうすればいいでしょう?」的な安易さが見事に伝わってきて、ちょっと感動してしまった。こんなの誰が見にいくんだろう?って。いや、揶揄だけではなくて、本当にマーケティング的にどういう層を想定してこの映画作っているのかなぁ?って(苦笑)。でも、こういう動物的な反射で涙を流したいような、薄い設定を見たい人って、沢山いるんだろうなーって。。。。


『AngelBeats』の評でも書いたんだけれども、作り手側には、「動物的反射でとにかく涙を流させれば整合性はどうでもいい」という意欲というか動機が存在していて、そのために、あまり深く考える必要がなくとにかく泣ける反射を生み出す「基本的物語骨格」というのは、たしかにあって、、、それは、たぶん恋人とか家族とか、近しい人が死ぬという設定をすれば、何も深さを描かなくても、「それだけ」で泣ける物語になってしまう。それは、それで、あり、なんだと思う。マーケティング的にも元が取れるんだろう。。。そういうニーズってのが、巨大にあるのだなーということを、まざまざと見せつけられた気がしたのでした。


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