フィンランド戦記1「雪中の奇跡」〜4「スオミの未来」

カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイム(Carl Gustaf Emil Mannerheim, 1867年6月4日 - 1951年1月28日)が素晴らしかった。ちゅーか、、、、4話では、ずっと号泣していた・・・。まぁ一部しか知らないので、鵜呑みにはできないと思うのだけれども、この人の人生って、ググってみると、物凄いよね、だって、もともと青年期には、ロシア帝国の近衛将校!だったんだよ。対ソビエトフィンランドの最高司令官がだよ!、。しかも、日露戦争では、騎馬部隊の秋山支隊とも戦っているんだぜ!。そんで、戦後はフィンランドの大統領にまでなっている。連合国と枢軸側の両方の勲章をもっているという物凄く珍しい経歴。ああ、、この人の自伝とか小説ってないのかな。。。ぜひぜひ読んでみたいよ。


ちなみに、フィンランドの対ロシア戦争とういうのは、ほとんど、たしかに「なにこれ皇国の守護者?」というコメントがあったが、同感だ(笑)。


それにしても、ずっと継続してWW1〜WW2までの流れを見ると、、、旧枢軸国として、そして列強(パワーズ)に安全保障の上でくるめられた日本の歴史からすると、物凄く強く共感が起きるのでびっくりした。そうえいば、知り合いのフィンランド人が、フィンランドはとても親日国だよ、といっていたのをなぜかな?と思っていたんだけど、確かにこの歴史では、旧ソ連に対抗する西と東の端の国として、確かに凄いシンパシーがあるだろうなーこれ。


あとナチスドイツの協力を取り付けるために(軍の近代化と孤立無援では、これはすごくわかるよ・・・・)リスト・ヘイッキ・リュティ(Risto Heikki Ryti, 1889年2月3日 - 1956年10月25日)大統領が、対ナチスドイツとの協力関係(リュティ・リッベントロップ条約)を、ずっと個人のサインにして(フィンランド人の代表としては署名していない)自分個人がナチスに協力していたという形にするくだりは、、、、これが物語的にほどかっこいいこういうなのかはわからないが、、、いやーしたたかさと、覚悟を感じるよ。小国の。そして、戦争犯罪人として連合国に裁かれる中、獄中で死んだあと、連合国の反対を押し切って、これを国葬にするところとか、、、、いやーフィンランド人、凄いよ。大きな絶望的な戦争の流れを見ていると、対ソ連と闘っている限り、軍の近代化のためにドイツと結ばざるを得なかったが、、、そうすると枢軸国側に引きずり込まれる、、、というこの苦悩は、見ていて、、、胸がぐっときた。日本の構図ととても似ているだよね。自国の安全保障と帝国主義的な大きな流れが重なると、どうしても不利な方向絵追いやられてしまう構造的な流れ。特にフィンランドは、日本のように帝国主義路線で甘い汁も全く吸っていないにもかかわらず、追い込まれていく様は、かわいそうとしか言いようがない。けど、そのなかで、独立を守り通すのこの気概は、凄いよ。この話って、島津藩の名古屋での治水事業の話を思い出す。あれも徳川幕府の無理な命令に対して、家老が単独で個人の判断で金を借りたことにして踏み倒して、自殺したんだよね。。。


それに、この動画凄い興味深い。ちゅーのは、フィンランドを通して、大枠の枢軸国と連合国の大きな流れが出てきて、、、やっぱりWW2の主戦場は、ヨーロッパなんだな、、、と思ったんだよね。ヨーロッパの対ドイツの戦いと絡めて、枢軸国側の日本の敗戦を見ていると、凄くリンクしているんだよね。。。。なるほどなー歴史ってこう見るのか、、、と最近、もうが開かれた感じ。超面白い。この系統の動画の情報を教えてくれた、DDDさんに感謝を。最高です。