土曜日の10時ごろもしくは9時から。

前回のラジオを聴いている人は、覚えていると思いますが、レスター伯さんと、日常系の物語についての話をします。土曜日のたぶん21時か22時ごろからやると思います。たぶん22時以降になると思います。尚参加者は、LDさん、レスター伯さん、敷居さんの4名です。


http://www.ustream.tv/channel/manken


前半は、レスター伯さんの講義で、1)時間と2)空間の「地続き感」が日常系の特徴であるという仮説が提出されました。そして、『日常』のアニメとしての面白さは、その2)の空間の地続き感に「違和感」を挿入することで差異を見せている。博士となのの家がまさにドラえもん的な異空間(=ここではない)であることなどがその類例で、その差異を感じさせて、さらに3)女の子たちの関係性でもう一度、「それって、自分たちのことだ」というような地続き感を演出することで成り立っている、ということでした。もう一つ提出されたのは、1990年代がノスタルジーになっいることとは、ログがとれない(=リアルタイムで歴史的評価付けが定まっていない・ネット以前)時代が故に、現代のクリエイターの青春時代に当たるということも相まって、作品の作成とを通して90年代的なものの再解釈・再位置づけが実施されているのではないか、ということ。このノスタルジーに関わる概念は、とても興味深いのでさらに考察を薦めたい。


日常系ラジオ用メモ/レスター伯の躁鬱
http://d.hatena.ne.jp/pushol_imas/20110528/1306566190

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