『のうりん』 白鳥士郎著 THEライトノベルって感じです。

のうりん (GA文庫)

友達がなかなかいいですよ、と言われて読んでみた。ちょうど、疲労しきっていたんで、難しい本が読めない時に、がっと癒しで。ライトノベルは、頭を使わずに短い時間で読めるしパフォーマンスよく癒しをくれるのでいいわーというのがいつもの感想なんですが・・・・そういう機能的な意味もそうですが、中身も含めてTHEライトノベル!!!という作品で、とっても癒されました。いま2巻まで読了。

なんというか、、、、いまのライトノベルの技法、記号、構造を全部しっかり洗練されてるつかっている感じ。・・・・これ、どれくらいの売り上げなんだろうー。うまいわーって思った。えっと、世紀の傑作ってわけじゃないんだけど、なんか、うん、ライトノベル・オブ・ライトノベルって感じの、まったき安定感が素晴らしい。平均点というと、いまいちに思われそうだが・・・そういう意味ではなく、ライトノベルの文脈をしっかりした体現した、という感じ。・・・・まぁ、僕も自分の中でライトノベルって、しっかりした定義があるわけではないので、なんともいえないけどなー。・・・たぶん批評家とか「差異」を見つけたい読み方をする人とか、そういう・・・難しい人が読んだら読む価値がないって言い方になってしまうんだろうけれども、、、いやー僕は好きでした。それでいて、情報量とかは凄く濃いと思うしねー。まぁどんん作品か?といえば、『もやしもん』『銀の匙』とかあの系統の類型のライトノベル版です!。読むべきです!とは言わないけれども、僕は大好きですねー。

のうりん 2 (GA文庫)