アキちゃんの空を仰ぐ表情が、、、、もうたまりませんっ。

ベイビーステップ(27) (少年マガジンコミックス)

この漫画、、、少年スポーツマンガなんだけど、ラブコメの要素ほぼないんだけど、、、女の子が凄い、凄いっかわいいーンだよなー。しかも、まったくもって、これほど女の子らしいのに、、、まったくトロフィーワイフ的ながんばった少年へのご褒美的ポジション全くない。本当にいいです。僕は、こういう作品が見たかったのだ。


えーちゃんの厳しい試合を見ながら、「その中身の意味」を、みただけで理解していく、♯254でのなっちゃんの姿とかも、凄い感動するなー。僕は、やっぱり自分の彼女というか奥さんは、自分の生きている内的な決断や行動の意味を理解してくれている「パートナー」であった欲しいと思っている。逆もまたしかり。けれども、それはなかなか難しい。だって、相手の内的な決断と行動の意味を理解するには、ステージが同じでないとできないものなんだよ。なっちゃんが、なぜ、こんなにもテニスの専門的な技術的なものをベースに、その決断や行動の意味が逐一理解できるかといえば、単純に彼女もえーちゃんと同じくテニスのプロを目指すトッププレイヤーの一人だからなんだよね。もちろん、同じ職種である人要はないけれども、しかし、相手の行動のプロセスを抽象化して、その意味を理解するのは、ほんとうに難しいことだと僕は思うよ。


・・・・ステージが同じく生きるというのは、とても難しく、ありえないことなんだろうと思う。そんなの、凄い難しいことだってのわかるよね。たとえば、『風立ちぬ』の次郎と菜穂子は、深く愛し合って理解しあっていたけれども、でもやっぱり菜穂子が、次郎の技術者としての文脈を、行動と決断のプロセスを理解していたわけではないと思うんだ。結果と方向性は受け入れていたとはおもうけれども。でもそれって、愛で「包んだ」だけであって、同じ目線で理解を共有したわけじゃない。だから、男性にとって、それは、単純な「受け入れてもらえた」というファムファタールになってしまう。・・・それが、間違っているとか、そういうことが言いたいわけではなくて、やっぱり人生のパートナーには、プロセスの意味こそを共有したいって思うんだよね。


そういう意味では、♯254のなっちゃんのシーンって、ほんの数カットなんだけれども、僕は感動してしまった。ああ、、彼女たちは、本当にいい恋愛をしているんだなーって。長年連れ添った夫婦にでもなかなかい感じの共有だよ、ああいうの。ああいう瞬間が、少しでもあると、人生は幸せになると思うんだよね。・・・・あんなふうに、かわいい、しかも好きな女の子に思われたら、人生って本当に幸せだよね。まぁ逆のまた同じだけど。


それにしても、なっちゃんって、人生を間違わない子だよなー。ちゃんとえーちゃん見つけて、えーちゃんを落としちゃうんだもなーいいタイミングで。これで少し遅れたら、普通絶対アキちゃんにかっさらわれているよ。こういう主人公というか、人生間違わない天然の人っているんだよなー確かに(苦笑)。なっちゃんも太陽系の女の子だね。堀川恵美理的な。


そんでもって、この表紙!!!


アキちゃんが自分を見つけるのが今回の巻にあるからだよね。そこで、花束を持った彼女を、、、ううーーーいいねー。ほんといいねー。自分を見つけるって、もういっかい生まれる二回目の誕生日みたいなもので、それのイメージどんぴしゃです。


・・・ちなみに、物語三昧の管理人ペトロニウスは、ずっと、アキちゃん押しです!!!