『ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた』  桂かすが 著 読んでいると癒されます・・・・

ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 1 (MFブックス)

評価:★★★☆星3つ
(僕的主観:★★★★4つ)


作者:桂かすが
http://ncode.syosetu.com/n5981bn/


おもしろかったー。なんというか、超安心して読める、厳しいことが全然ないのがいいねー。満足度超高い。


わかりやすいハーレム&俺つぇぇーですねぇー。なんというか『異世界迷宮で奴隷ハーレム』を読んでいるような、安定して流れていく流されっぷり。なんというか、ストレスがない。ああ、22位なんですね。評価高いはずだー。・・・僕の評価はね、、、なんか微妙なんですよ、、、何が微妙かって言うと、悪いほうではなくて、読んでいる時の満足感というか楽しさって、★5つちゃうか!くらいの満足度があって、エリがかわいくてねぇ、、、とかとか、、、でも終わって少したって、「群」として比較したり、客観的に構成とかマクロとミクロのつながりの部分とかを考えると、うーん、、、気持ちよく高い評価は出せないなぁ、と。いや、しかし、逆に、それだけストレスなく、癒しを見事に癒して気持ちよくさせてくれるってのは、凄いことなんじゃねぇ?とか思ってみたりで、、、、。僕にとっては、物凄く癒しになったけど、癒しってなんか、うーん個別具体の好みなので、それを万人にいいぞ!と言い切るのに抵抗が、、、、。でも、楽しかった・・・・。。。


閑話休題


友達と話しているときに、もし本当に異世界に飛ばされたら何をする?って話になった。


やっぱ、なんといっても生き残る、次に日常を快適に(たぶんゴハン)そして、やっぱり女の子(異性)だよね、という話になった。


え?世界を救う?


そんなことしないよー、だって死にそうじゃん!、という結論になった。主に僕が言いきった(笑)。


そうすると、奴隷だよね、という話になって。けど、、、奴隷を買ってうんぬんって、前に、技術格差、文明度の格差を利用した「植民地的視点」というような書き方を僕はしたように、なんというかとっても、倫理的にそれでいいわけ?という部分があるんだよね、、、、、でもねぇ、この小説もそうだけど、そういう赤裸々の欲求という部分を認めないと、物語は物語足らなくなってしまうところもあって、そこってとっても難しいところだよね。お上品になると、プリミティヴな面白さが失われてしまうのも、事実なんだよね。こういうのって、結局環境もあって、例えばこれらの世界で、奴隷が主人に買われてめちゃくちゃに使い倒されてボロクズのように扱われるのは前提であって、それが、非常にやさしくしてくれるご主人様に出会って、お金はかけてくれるは、強くて守ってくれるは、強くなる(=一人で生きていける)ように教育してくれるは、住環境や食事環境は最高だは、、、、、確かにいきなり合意もくそもなくやられちゃう(苦笑)かもしれないけれども、すごぉーく丁寧にやさしく扱われるし(主にDTパワーのなせる業)、、、って考えると、たぶん間違いなく、「この世界では」現実的にラッキーだったという話になってしまうんだよね。女の子(男でもいいけど)側がね。物語で、それでいいじゃん!といわれると、、、ようは、解消があればそれのどこが悪いんだ!ハーレム状態!って話なんだけどさっ。。。


まぁ、結局は、人生を凝縮して見せて、それがうまくいっている話なんだよね、この系統は。だって、シゴト(目的)探して、好きな子を見つけて、養うだけの甲斐性を獲得して、とかとか、そういう話だもんね。



こういうの見ると、、、うーん、人間甲斐性だなぁって思ってしまう(笑)。なんというか、エリザベスにせよティリカにせよ、問題が起きたときに、何の問題もなく生活面倒見る力があると、おれんとこ、どんとこいやぁ!で終わるなんだもん、話が(笑)。青春モノで、中学生とか大学生の時って、「それ」ができないから、物凄い無力の中で悩むんだよねー。けど、そんな簡単に話が終わるんだ・・・・と苦笑してしまう。


ちなみに、ティリカちゃんの職業である、真偽院の真偽官って、面白い設定だなーって思った。こういうの見たことない。こういう魔法というか異能はよく見るけれども、それが社会の秩序に与える影響までってのは、なるほどなーって思った。


ちなみにとっても癒しにはなるんだし満足感高いんだけれども、「群」で読んでいないと、たくさん種類を読んだ人には、もう一歩と思ってしまうかもしれないね。



ちなみに、僕は断然、エリザベスですねー。設定に、釘宮って書いてあって、それは正しいと思います。