SEKAINO OWARIが最近大好きで聞いています!

Dragon Night (通常盤)

最近通勤でよく聞く音楽の一つで、SEKAINO OWARIがあるんですが、最初奥さんのi-podに入っいて、これ何?と聞いたら


「いま人気の、中二病な人が大好きな音楽らしいよ」


というので聞いたその時はよくわからなかったんですが、、、その後、奥さんが聞いているものは極力聞きたいなといつも思っているので、とりあえずローテしてみてたら、、、、えっ、これって物凄くいいんじゃないの???と思いだしてきて、、、、それでこのDragon Nightをダウンロードしたのですが、なんか聞くたびに涙が止まらないんですよね。いやなんでなのか?どうして?って、自分ではよくわからないんですが、、、文脈的には、『天使と悪魔』が好きなのは僕はロジックではわかるんですが(これは善悪二元論のまさに解体の話しですからね)、、、、この『Dragon Night』と『眠り姫』は、なんだかどうも違うベクトルで好きみたいなんですよね、、、。といっても、毎回涙が止まらなくなるのは、いや、相当だろ、おれ、、、と思ったので(笑)。とりあえずおすすめです。

眠り姫(通常盤)

たぶんですね、、、この作詞の感性って、『RPG』や『眠り姫』もそうなんですが、ゲームの世界をも一つの「現実」として前提として考えている感性なんだと僕は感じるんですよ。『眠り姫』とかも、僕らはたくさん冒険したよね!というフレーズは、僕には、ロールプレイングゲームやネットのゲームの世界で、異世界転生というか「もう一つの現実」を生きたことが、現実と等価かそれ以上の価値をもって世界を生きている人の感性が、自然にナチュラルに描かれているですよね。


最近ね、、、、SAO2のアニメを見ていて、ふと思ったのですが、、、もうゲームの世界の中に入るとかいう「もう一つの現実」の系統の話しって、古典的ですよね。SAOは、僕にはもすでに古典(クラシック)に感じるんですよ。これ、カテゴリーで「もう一つの現実へ」とでもテーマを作ってみてみたいと思うんですが、、、、なんだかね、、、もうこの系統の話があまりにたくさん浴びすぎて、かつネットの世界での友人関係が僕の人生の大きな部分として10年近く過ぎ去ってきて、、、もう、「もう一つ」の現実というよりは、現実そのものなんだよな、って思うんですよね。

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橙乃ままれさんの『ログ・ホライズン』の最新の話しで、、、、まだ本になっているかわからないですが、小説家になろうのサイトの一番前の方の話で、廃人ゲーマが、自分たちの原点を思い出して、もう自分たちの大事な現実は「現実そのもの」よりもこっちにかけてこっちで積み重ねてきたんだ!!!と誇りを感じる、自分のアイデンティティがどこでつみあがったのかを再確認するシーンがあって、そうそう、もうすでにネットの世界を現実を区別したりどっちかの優位性を話せる時代じゃないんだよなって思うんですよ。拡張現実的な現実というのか、現実の在り方そのものが、ネット的なものに浸食されてからまっているので、もうどれをもって現実だとか、ゲームの世界とかネットの関係に引きこもっている?とかいうのは意味をなさないと思うんだよね。なんというか古い秩序の話をしていても、そんなのあと30年もして、デジタル環境をナチュラルボーンに生まれ育った層が、出てくれば、ほとんど意味をなさない言説になるだろうしねぇ。。。あっ、これって川原礫さんの『アクセルワールド』だ。


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ちなみに、『天使と悪魔』は、まさにストレートに善悪二元論のテーマですよね。初めて聞くには、これがおすすめかも。歌詞が素晴らしくいい。

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