今週末ラジオをするかもしれません。たぶんメインは、水上悟志さんの『惑星のさみだれ』ですー。

漫研ラジオ】
http://www.ustream.tv/channel/manken

7月にラジオができませんでしたので、リベンジで、というか数合わせで今週末に、できればやろうと画策しています。というのは、LDさんとセカイ系の考察が進んだので、いろいろ話を続けたいのです。前回の8月の考察は、定義の話で終わったので、あまり話が進んでいませんもんね。具体的な作品の中身にも入っていませんし。それにしても、今まで定義的にセカイ系の話と接続が悪いなーと思っていたループものこそが、、セカイ系のメインだったというのは、いろいろ過去の整合性がつくのでとても考察が進んでいます。けっこう次回は、このまま今週シゴトが忙しくなっておかしくならない限りリキ入れる思うので(といつも言ってはできな気がする…)、いい内容を期待してください。

惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス)

そこで、セカイ系の定義を話している時に、LDさんと話していて、やっと『惑星のさみだれ』について、そういうことだったのか!という長年の悩みが解消されたので、今回いまめっちゃメモ書いて、超長文の記事の準備をしているのですが・・・・ほら、僕って忙しくなるとすぐ忘れたり、そのまま過ぎ去ってしまうので、せめてこの内容は、形にしておこう!と思い立って、ラジオしようと思ったんです。


スピリットサークル』があまりの傑作!!!で腰を抜かして、過去の作品(全部持っています!)全部読みなおして、、、、この作品の良さって、なんなんだろうと考えている時に、LDさんに話したら、昔は話されたことを、今回のセカイ系の文脈で説明されて、それで。そういうことだったのか!!!という驚きが訪れたんです。というか、、、もう何年も前に、LDさんは、ちゃんとすべてを解き明かしていたのですね、、、自分の理解力のなさに、凹みましたが、、、まぁ理解には時があります。凄いすっきりして、LDさんのいっていることが、そういうことか!!!!ってわかったので、これを言いたいんですよ。


セカイ系の構造とキーワードをほぼすべて網羅して、結論も全くフォーマット通りに落とし込んでおり、かつたぶん作者は、確実にセカイ系的なものを作ろうとしていたにもかかわらず、僕は全くセカイ系には見えず、LDさんも、それは違うだろう!と叫び続けていた理由が、やっとわかったんです。


この星を砕く物語は、文字通り砕くべき物語で、、、、というのは、いま書いている記事かラジオに譲りましょう。とにかく、僕この人、水上悟志さんって、素晴らしい物語作家だと思うので、ぜひとも皆さんおすすめです。しかもすべてつながっている人なので、これ全部読めば読むほど、味が噛みしめられる人です。みんな読んで!!!。


また、僕は、成長至上主義のアンチテーゼとしての、ナルシシズムの檻の中への引きこもりではなく、成長物語でありながら、まったく熱くもなく、等身大のスケールを超えた幻想も目標も持たない、水上悟志さんの描くキャラクターたちの「あり方」こそ、僕は乗らないと叫んだシンジ君以外の、おれは海賊王になる!と根拠もなく熱くなるルフィでもない形での、成長の新しいモチヴェーションの在り方の具体例の一つだと思っています。


僕が水上さんの作品にずっとこだわりを持っていたのは、僕は『サイコスタッフ』が好きで好きでたまらないんですよ!!!。柊光一くん、最高です。ぼくの理想の、男の子です。これが絶版で売っていないなんて、信じられない大傑作なのですが、、、いまわかりましたが、ペトロニウスの名にかけてこの作品は大傑作で、★5つのマスターピースなんだと思います。


惑星のさみだれ』の雨宮夕日がなぜあんなにも欲望が薄いのか?ということ、朝日奈さみだれがなぜ「なんでも願いをかなえてやる」といわれて、即答で「なにもない」と答えるのか?、東雲三日月が、なぜ正義の味方を演じているような態度を取るけど本気で正義の味方をしているのか(正義の味方が成り立たなくなったこの時代で、どういうありかたがそうなれるのかを体現していると僕は思う)?などなど、LDさんと話しているうちに、これって、僕が、好きで好きでたまらなくて、理由はわからないけど、ずっとずっと凄い人として理想的な在り方だ!って、ずっと思っていた柊光一くんの在り方が、どういうものなのか?ってのが説明ついた気がするんです。LDさんに、みんな同じ欲望の持ち方していますよね、、、というか、水上さんのキャラクターってみんな熱い欲望がそもそもないですよね、、、、といわれて、初めて、そうかすべてに共通点があった!!!とわかったんです。まぁ、ようは、等身大のスケールを超えた目的を拒否する姿勢なんですが、、、、LDさんは、これを「虚無を見た」かどうかによって、変わりますという話になるんですが、、、ああ、この話は長くなりすぎるので、また今度(笑)。


まぁ、文脈読みは、しょせん文脈読みなんですが、そんな小難しいこと考えなくても、水上悟志さんの作品は、本当に素晴らしい上に、どれも完成しているにもかかわらず、どんどんレベルが上がっていくし、、、、これたぶん全部世界がシェアードワールドとして繋がっていますね。。。。いや本当に素晴らしい作家さんです。大好きです。


サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)


ちなみに、『スピリットサークル』読むときは、下記の短編も読んでいると、いろいろ思うと思いますよー。ぜひとも、おすすめです。ということで、ラジオの課題図書なんで、皆さんすぐ読みましょー(笑)。


宇宙大帝ギンガサンダーの冒険―水上悟志短編集 vol.3 (ヤングキングコミックス)