『ちいさいお姉さん』 原作マツダ靖・作画ゆとり ゆっくり自意識の空転を解きほぐしていくことと
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20151209/p1
なんだか無性に読み返したくなって、ここ数日で一気に読んでしまった。3巻も出てたんだー。やっぱり最初に読みなおしてみて、kindleで読んでいるので画面が小さいというのもあるけど、だいぶ読みにくいんだよなぁ。最初の数巻。たぶん文字量が多いのと、考えさせる話が多いのと、ゲームなども情報量が多すぎるからだと思ういんだけど、、、、それが山本くんが出てきたあたりから、ぐっと、わかりやすく入りやすくなるのは、いや別に、なんもスタイルは変わっていないんだけど、やっぱり受け手がキャラクターに感情移入するとそうなるんだろうなぁ。
いやぁ、、、塩野君が片方を選んだシーンとか、ぐっとくるんだよなぁ、、、、。
いやー最初見た時は気づかなかったけど、、、いーシーンが多いんだよなぁ。12巻の山本さんと揉めちゃうシーンとか、泣いちゃったお姉さんの涙をハンカチで拭いてあげるシーンとか、さりげにひざまずいて目線を合わせて下からふいてあげてたりするんだよねぇ。王子様か!!とか叫んでしまったよ。ああ、いい恋愛って、いいんだよなー。あのさ、物語をたくさん読んでいると、もう悲惨なものとか、めっちゃくちゃ修羅場なのとか、ありすぎるほどあるじゃない?。自分は悲しいぐらいどノーマルな人なので、普通の恋愛しか経験がないんだけれども、でも世の中には、ああいう修羅場が溢れているんだなーほへーっていつも思うんだけど、頭ん中では比率的には、そういう修羅場の方が多くなってしまうんだよね。だって、不幸な話とかの方がインパクト強いし。でもなーこういう普通の、ほのぼのなのが、やっぱり一番いいよなーと思うのは、僕が凡人だからなんだろうなぁーと思う。まぁ、ぼくは中庸が一番幸せだと思うけどねぇ。
でも、こういう細かいさりげない描写って、恋愛とか愛情を測るのに凄い重要なんだよねぇ。特にドラマがなくても、最後の方で、コウちゃんがおみやげをもらった袋をさりげなく恋人に手渡すシーンとか、本当にさりげないし、特に意味も置かれていないけど、、、でもこれって通じ合っていないと、というか一緒に住んでいないと発生しない感じなんだよね。こういう描写はうまいわー。
ああーーーでもこういうの見ると、自分が好きな女の子が同じ趣味持っているとか、うらやましすぎるーーー。