#8 フラグを折らなかった彼女〜恵がかわいすぎて、どうしていいかわからなく茫然自失しました。

冴えない彼女の育てかた♭ 1(完全生産限定版) [Blu-ray]



この8話の、加藤さんのヒロイン力。半端なかったっす。



胸が、キュンキュンいっていました。



やはりやばいですね。恵さん、かわいすぎます。もう、それ以外に言う言葉がありません。



えっとね、まぁ、かわいいっていう話は、それで終わるんですが、僕のこの作品の評価というか注目ポイントってのはですね、下記でずっと書いているんですが、、、



冴えない彼女の育てかた』 亀井幹太監督 丸戸史明 脚本・シリーズ構成  ハーレムメイカーの王道 - あなたは誰を一番に選びますか?
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20160109/p4

冴えない彼女の育てかた』11-12巻 丸戸史明著  ハーレムメイカーの次の展開としてのお仕事ものの向かう方向性
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20170512/p1


ハーレムメイカー、たくさんの女の子に好かれる主人公という設定の魔力を、どのように抜け出ていくか、そこを解決していくか、この物語のドラマトゥルギーはどこに行くのか?というような分析というか、視点があるんですよ。


それは、「お仕事もの」という方向に物語の類型をふっていくことが、一つの出口であることを、この作品は示しました。


これだけでも、超ド級の突破口なんですが・・・・それだけではなく、ハーレムメイカーの古典的魅力である、個々の類型ともいえるヒロインたちの積み上げを、これでもかっ!!!と積み上げてなお、最も地味な女の子である加藤恵というヒロインの正妻ルートに、ど真ん中超特急で突き進むところに、この作品の、いや、丸戸さんのシナリオの凄さを感じるんですよーーー。


これ、作品中でもはっきりと語っていますけど、英梨々や詩羽先輩のような類型キャラクターの、もうこれでもかって積み上げがなされている状況の中で、地味なヒロインとの、積み上げの根拠が非常に弱い中で、何気ない日常の会話を通して、時間を積み重ねていく中で関係性が少しだけ変わっていくことの差異で、どれだけかわいく見せられるか!ってことを表現するという、凄くすごく難しいことをやtぅているわけです。それで、並み居る強大な敵であるヒロインたちをなぎ倒す正妻パワーを見せつけなければならないわけです。



・・・・・まさに、8話の恵みって、そのまんまですよね。いや、おそれいった!!!と思いました。彼女のテンションが微妙に半音ぐらいずれている感じで、ちがっているのが、ずっと見ているとよくよく伝わってくる。すげぇ、やばすぎるわ、これ。



ある意味、『妹さいればいい』や『エロマンガ先生』など、既に古典的な意味でのハーレムもののドラマトゥルギーは既に先に展開していて、さえかのは、少し古いテーマを王道的に続けているんですが、、、、つまりいかえると、典型的なハーレム構造を、丸戸さんの絶大な演出脚本力で個々のヒロインのエピソードを積み上げながら、にもかかわらずまさに一番地味なものでブッ飛ばして、加藤恵がストレートに選ばれていくですよ。周りをなぎ倒して。抽象的に言えば、メインヒロインが主軸になること、それを、少しの関係性の変化によって演出していくことというのは、まぁいえるんですよ。でも、それを具体的に演出しちゃえるってのが凄い。やっぱ、丸戸さん、プロ中のプロですよね。


恵みがかわいすぎて、どうしていいかわからなくなりました。



はぁ、今期は、幸せです。恵にも狭霧にも会える毎週が、なんと幸せなことか。



生きててよかったです。


冴えない彼女の育てかた (7) (富士見ファンタジア文庫)