異なる国の歴史は面白い。プーチン大統領の視点は、とてもアメリカ中心の世界観の相対化に役に立つ。

ヨーロッパの闇 おいでませユーゴスラビア
http://poodays.com/?p=1058

ロシアンボンバ
プーチン大統領を主人公に、ロシアのニュースを面白おかしく漫画にしたサイトです。日曜から金曜まで毎日更新。


先日、偶然上記のロシアンボンバというサイトを見つけて、むさぼるように見ている。これ、おもしろいー。プーチンさんの視点で、ロシアからの視点で世界を眺めているのですが、これがめっぽう面白い。歴史書をたくさん読んでいると、というか歴史に限らないんですが、新しい視点を自分の中に入れていくと、世界の見方がアップデートされてとても面白いのですが、人間には癖というか偏りがどうしてもあるもんだと僕は思うのです。たとえば、僕は、日本人ですし、アメリカに住んでいるし、かつこの両国が特別に好きでよく歴史もニュースを見ているので、「アメリカもしくは日本」の視点で、世界w眺める癖がついているし、かつ情報もここを中心に取り入れることになります。僕は、日本人でかつどちらかというと保守的というか右寄りなので、なるべく左の情報を仕入れようとか、日本以外のどこかの国(この場合はアメリカになりましたね、僕は仕事で住むようになったので)の視点を一生懸命学ぼうと努力してきました。何かを学ぶときには、軸がいるので、特に理由はなく、僕は日本人で、かつルーツに会津があるので賊軍というか反薩長の視点で日本の歴史を眺めて、アイデンティティを持とうと決めました。高校生のころかなぁ?いや、正直なんでもいいと思うんですよ(笑)(ファンタジーでもどうでもいい)、でも軸がないと、人は膨大な相対化の情報の海に埋もれてしまうので、そういう「決めつけ」は重要だと僕は思っています。成熟先進国の中産階級では、常に、ナショナリティーや自分の軸が希薄になりやすいので、そういう「決めつけのアイディンティティ」は、何もない人ならば、悪くないと僕は思っています。「しかしながら」、同時に、そうであれば、その主軸の相対化作業は、常になされていないと健全ではないと思うんですよね。なので、日本人だ!!!と自分をアイデンティファイするならば、「共感をもって中国や韓国やアメリカ」など、周辺国の視点を誠実に知ろうとするするのが大事なのではないか、と僕は思っています。共感がないと、ただナショナリズムにあおられる、悲しいマインドセットになってしまうので、それはご注意を。まぁ僕がいつも言っていることですね。主軸はあるべきだが、それを常にアップデートするために相対的な視点を知ろうとする努力が重要だって。それでね、だいぶですね、アメリカや中国、韓国など東アジア、東南アジアは、行きなれているんで、わかってきたのですが、、、、そうすると、というか、アメリカに住んでいるからでしょうが、アメリカの視点だと、アジアよりもむしろ南米やヨーロッパなんですよね、重要な周辺国は。アメリカの歴史やアメリカ人の平均的な意識を知ろうとすればするほど、そういう視点がないと話にならなくなってきた。というようなことを感じる今日この頃なのですが、、、、


そんで、世界史を語る上では、ソ連とロシアは外せないんですよ。RT(Russian Television International.)を時々眺めているのですが、やっぱり基礎知識がないといまいちなんですよね。歴史的背景や、視点の偏りの物語などが、わかっていないと、眺めるだけになってしまう。けど、プーチンさんの視点は、強い反アメリカ、反西ヨーロッパの視点の一貫性があって、とても自分の視点を相対化してくれていいなーと思うのです。なので、この辺の情報はおすすめなのです。

https://www.rt.com/news/

ちなみに、北野幸伯さんの下記の本も、わかりやすかったー。何かを発信するときに自分を差別化とか特異性を持たせようとすると、これはいい方法だなと僕は思います。彼は、ロシアに留学してロシアに住んでいて、ロシアの視点の背景を、深くまで知っているので、そこから世界を眺めると、その際からいろいろなことがわかるので、面白い意見が発信できるのだろうと思います。

プーチン 最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?