Beto O'Rourke Announces 2020 Presidential -民主党の候補者の中で最も注目しているベト・オルーク候補。

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2019年3月、ベト・オルークさんが、大統領選に参戦を表明。2019年現在46歳の、1972年生まれ。ほぼ同世代なので、感慨深い。まだまだわかっていないが、現時点で、最も注目している2020年への大統領候補。ちなみに、凄いお金があって見事なトレーラーを作ったヒラリーさんらに比較すると、とても手作り感があふれる立候補表明。

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というのは、ずっといっているんだけど民主党は、自滅に近い形になっていると思う。それは、構造的な問題。バーニー・サンダースさんの社会民主主義の方向性によらないと、民主党の内部に勝ち抜けないので、有力な候補が、みんなそっちによっている。なので、中道より極左的な位置づけに行かざるを得ない。またアイデンティティ・ポリティクスの行き過ぎによって、マイノリティの立場を押し出す姿勢は、世論に、もうポリティカルコレクトネスはたくさんと、、、、表立っては言わないが、結局は反対投票行動をされてしまうのではないかと思う。

つまりは、最終的にはアメリカの中産階級の支持を得られない可能性が高い。

もちろん、数字的には、民主党は数字も多いのだが、2016年の選挙では、結局スィングステイトが、次々に共和党とトランプさんに奪われて、民主党は負けてしまった。この「構造的なもの」は、ますます強まりこそすれ、まったく変っていない。

だとすると、トランプさんの再選が濃厚だということだと思う。

個人的には、ずっと追っていたカマラ・ハリスさんを応援したいところで、、、、理由は単純に、女性が世界をリードする超大国のトップに立つ姿を見てみたい、というだけなんですが、、、、でも、経済パッケージは、アレクサンドリアオカシオコルテスさんやバーニーサンダースさん重なってしまうし、民主党のレースを勝ち抜くとすると、左に寄らざるを得ない構造は、やっぱりヒラリーさんと変わらないように見えてしまいます。だとすると、結果は同じに感じてしまうんですよね。もう少しいうと、バラク・オバマ元大統領が、彗星のように現れたインパクトを、マイノリティだろうが何だろうが、それをぶっ飛ばすような、勢いを感じないんですよね。だとすると、トランプさんに勝てない。ようは、マイノリティ候補や、リベラルなことによりすぎると、言い換えると、中道の候補を作らないと、最終的に共和党に負けてしまいやすい構造がある。


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つい先日、ロシアゲートの疑惑をで「共謀なし」というニュースが出て、こうなると弾劾も難しいよな、と思うんですよね。もう再選を阻むものがほとんどない。最終的に、時代の雰囲気的に、共和党トランプ大統領が、2016年と同じ構造で再選されそうにとても感じます。2019年の3月後半のいま現在。


けど、Beto O’Rourkeさんは、注目しているんですよね。というのは、一つ目は、共和党ががっちり抑え込んでいる・いたテキサスで強かったということ。スィングステイツで、共和党の強いところをひっくり返せる「可能性」がないと、最終的に民主党は、大統領選挙では勝てないと思うのですが、その可能性が一番濃厚にある(気がする)。なんというか、スィングステイツで勝つというのは、ブルーステイツトレッドステイツに鮮明に分かれているなかで、難しいんですよね。時代的にも、保守、右翼などの反移民や、反ケインズ政策的な支持が支持されている世界的な潮流の中で、「どっちに転ぶかわからない」スイングスティツで勝つのは、至難の業で、とても運任せ。浮動票を狙うようなもので、あまりに不透明。でも、ベト・オルークさんが、テキサスで強いのは、既に事実ですから。テキサスとれたら、凄いですよ。これって、余りあやふやなことに頼らない、構造的な事実。共和党がちがちのレッドステイツのテキサスに強い、というのは。

テキサスレースの直後。

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もう一つは、彼が、マイノリティではない、白人の男性という点ですね。。。。むしろ、こっちの方が、差別化になるなんて、、、こんな時代が来たのだなぁ、と驚きます。


ちなみに、堂本さんが、日本語で読めて、いろいろな候補者を説明してて、分かりやすかった。メモメモ。


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ちなみに、ベトオルークは、新生のように現れたのは、NFLの両義的な問題に、クリアーに答えたスピーチが始まりでした。

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'I can think of nothing more American': Beto O’Rourke responds to question on NFL protests


この登場の仕方も、僕はいいなぁーと思うんですよ。国家、国旗に対する忠誠の問題は、右翼と左翼を分断する両義的なイシューで、だいぶしんどい。こういうのに旗色鮮明で、既に立場が定まっているのは、大統領選を戦う上で、だいぶ楽なんじゃないかなーと思うんですよね。彼は、「そういう人」として、既に評価されてて、どっちかというとリベラル的な意見なのに、「にもかかわらず」、凄まじく保守的なテキサスで評価されているというのは、両義的な価値の混迷な今の時代において、重要なポジショニングだと思うんですよね。


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まぁ、そろそろ大統領選挙も、動き出してきた感じなので、この人は注目しているので、メモしておきたかったのです。