George Floyd Protestが広がっている。2020/5/28にミネソタ州Minneapolisの白人警官Derek ChauvinによるアフリカンアメリカンのGeorge Floyd殺害をきっかけに。
昨日、在ロサンゼルス日本総領事館からのメール。
1 本日(5月29日)及び明日(5月30日),午後5時からロサンゼルス市警察本部前にて,ミネソタ州ミネアポリスでアフリカ系アメリカ人が死亡した事案に関連した抗議行動が行われるとの情報があります。
また,明日(5月30日),ロサンゼルス市内のFパンパシフィックパーク(7600 Beverly Blvd)でも抗議活動が予定されているとの情報もあり,今週末を含め今後も同様の抗議行動が他の地域でも行われる可能性があります。2 在留邦人の皆様におかれましては,不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の情報の入手に努めるとともに,抗議デモや集会を見かけた場合は決して興味本位で近づかず,その場から速やかに離れる等,十分注意するようお願いします。
在ロサンゼルス日本国総領事館
これが来ると、ああ、全米に広がっているんだなーといつも思う。
動画:燃え上がる米ミネアポリス、黒人男性死亡に対する抗議デモ拡大 pic.twitter.com/ovqTOMiqGB
— ロイター (@ReutersJapan) May 29, 2020
これを見て、そっくりだなと思う。Shooting of Michael Brown (マイケル・ブラウン射殺事件)、18歳の黒人青年が白人警官に射殺された事件だ。2014年8月9日にアメリカ合衆国ミズーリ州ファーガソンをまざまざと覚えている。2013年にはじめてアメリカに来てすぎに起きて、こんなに全米に広がるのか、と驚いたのを覚えている。それと同じようなものを感じます。この事件から、Black Lives Matter、ブラック・ライヴズ・マター「BLM」が急速に広まるきっかけになったんですよね。これ、どんどん火がるように暴動やプロテストが広がっていったので、当時のことは忘れられずに覚えています。この後、ファガーソンで白人警官2名が殺されて、警官の人権を主張するブルー・ライヴズ・マター(Blue Lives Matter)ということが言われて広がってもいる。しかし、暴動がどんどん広がって、黒人が殺され、報復で白人警官が殺され、とドンドン広がっていく「あの感じの恐怖」は今でも覚えている。これ、どう考えても、広がるだろうと感じてしまう。
当時は、大統領が黒人のバラク・オバマ大統領。今でも鮮明に覚えているのだが、その誠実で深い悲しみにあふれて誠実な態度やメッセージは、大統領の品格にあふれるものだった。そして同時に、黒人が大統領、、、アメリカの頂点に立っていてさえ、このような事件一つ押さえられないし、何もとめることができないし、そのことによってどんどん人種対立が深まって暴動に発展していくのを、ほとんど止められないんだ!というのも、非常に衝撃を受けた。
言葉が、ただ誠実な態度がいかに無力なのか、というのをまざまざと感じた人は、多かっただろう。
そして、いまは、大統領が、ドナルド・トランプツイートでこんな煽りをしちゃう。コロウィルスの問題でアジア系の差別が煽られているのと関連すると、めちゃくちゃ怖い。でも逆を言えば、その程度のことで、結果には関係ないのかもしれないというポストトゥルースの感覚もまたする。オバマさんのメッセージが無力だったように。
After stoking the fires of white supremacy and racism your entire presidency, you have the nerve to feign moral superiority before threatening violence? ‘When the looting starts the shooting starts’??? We will vote you out in November. @realdonaldtrump
— Taylor Swift (@taylorswift13) May 29, 2020
テイラー・スィフトめちゃ怒ってる。
"America got to see what an actual offense against the First Amendment looks like," our TV critic @poniewozik writes after Omar Jimenez, a CNN reporter, and his crew, were arrested in Minneapolis. "It looked like world news footage from a police state." https://t.co/NZeNpi16XJ
— The New York Times (@nytimes) May 29, 2020
僕はよく常時内戦状態の、リアル北斗の拳状態という言い方をするが、、、まさにそんな感じだよね。僕は南カリフォルニアのオレンジカウンティなんてところに住んでいるので、このいつどうなるかもわからない危険な感じは、いきなりはしないが、、、。でも、ロサンゼルスのダウンタウンのだいぶ危ない感じのところで働いていたこともあるので、この怖さは、ほんとうに胸にくる。世界にはいろんな危険があふれているなぁと思う。日本にいたらいたで、けっこうな自然災害がガンガン起きるので、世界中どこが安全とは言い切れないけれども、、、。
デモの様子を中継していた米 #CNN のクルーが、生放送中に手錠をかけられて当局に連行されたことについて、ミネソタ州のウォルツ知事が謝罪した。 pic.twitter.com/PxRKdsjzfT
— ロイター (@ReutersJapan) May 30, 2020
2020年のアメリカはまだ5月なのにすごい。まず年頭には1998年のような大統領の弾劾審査があり、コロナで1918年のスペインかぜ並みのパンデミックで10万人死ぬのと同時に1929年並みの株価の落ち込みがあり、さらには1968年のような人種間対立で暴動発生。控えめに言って「危機」じゃないですか?
— OKUYAMA Masashi ┃奥山真司 (@masatheman) May 30, 2020