暴動なのか抗議行動なのかの二項対立は、物事を単純化させる。

これ、胸に響く動画だった。2020/6/1に書いてる。

news.yahoo.co.jp

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下記のTwitterに流れてきたけど、納得いかない。こういう意見が蔓延してて、トランプ大統領の支持者を支えていると思う。また、中産階級が、雰囲気として、リベラル勢力全般の非寛容な態度と、それを先鋭化したアンティフアなどにイライラして、暗黙の不支持を突き付けている構造もわかる。なので、現在のトレンドというか雰囲気なのは、分かる。


その流れで、アンティファ(実力行使肯定の急進的左翼の勢力)を暴力の輩というのは、わかる。けれども、それなら同時に、オルトライト(右の同じようなもの)だってそうなんじゃないの?。ある種の、人々の感覚を煽っていて、バランスの構造(全体のこと)を見せていないのは、おかしいと思う。また、「この状況が生まれてきている」ことに対する改善や対処なしに、ひとくくりに「暴動」として排除しようとすれば、さらに対立が激化するに決まっている。だって根本は、シンプル。「警察が人種差別的な意識から過剰な権力行使を行っているのかどうか」なんですよね。それは、警官が逮捕されているので、今後裁判で争われていくと思う。・・・・なので、やはり問題は、分断を広げないこと、広がりそうな極論による二項対立の思考の排除をしないといけないと思うんだよ。


petronius.hatenablog.com

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トランプ大統領のツイートというか考え方は、急所を突いているというか、とても偏っているが、やり方としては、そう考えても不思議じゃないなぁと思う。アンティファのような頭がいない活動をテロと指定してしまえば、反対勢力を一括でテロと指定できるもの。でも、これって、問題の本質の半分を無視しているというか、隠してて、とても危ういと思う。ともあれ、アンティファやオルトライトこれらの定義を明確にして、ちゃんとこれが本当に何なのか?ということを、考えて、捉え続ける姿勢がないと、この概念を容易に自分お意見を強化するための言い訳にする人は今後も増えると思う。この言葉、もっとちゃんと具体像を考えないとダメだよね。



僕も、硬貨などに刻まれている国是の「エ・プルビウス・ウヌム(E Pluribus Unum:多様のなかの統一)」という理想は、前嶋さんがおっしゃる通り、中期的には、やはりアメリカの理念を現実を支えると思います。仮に大統領が、世論の「雰囲気」に乗ったり煽ったとしてもね。成長を継続しようと思えば、移民の労働力は必要だし、中期的にはその「アメリカ建国以来の構造」は変わったわけじゃないから。短期的には、、、めちゃくちゃいろいろ反動があるのはわかるけど。。。