世界遺産の姫路城を歩く

この2024年11月は、日本の各地域を仕事で回っていました。関西(大阪)に出張に行くついでに、友人と飲もうということになったらじゃあ姫路城の近くで飲もうぜ(←なぜ?)となっりました(笑)。この友人は、アメリカに住んでいるときに、遊びに来てくれた一人で、僕は「縁」て大事だと思っていて、彼がよく東京やアメリカに遊びに来てくれるのに、僕が彼の方に行くことは全くないわけで、いつかは行かなければならないと思っていたんですよね。果たせてとても嬉しかったです。飯を食って二人で夜のライトアップされている姫路城を散策。最初は、僕の出張先と中間地点ぐらいで会おうという話だったのですが、それなら姫路城見ようということに、なぜかなってしまって。こういうノリの良い友人を持つと、人生豊かになって素晴らしいねぇ。

🔳すっぽんの店

友人に、美味しいもの、とのリクエストに地元で、これだな、と連れて行ってくれた。地元で有名なお店らしい。JR姫路駅から姫路城の方向へまっすぐ歩いて数分。「姫路 瓢亭 西二階町店 ふくべ」へ。100年を超える名店だそうだけれども、こちらは本店ではない方なのかな?。店長さんから、本店にも是非ーと言われたので、多分本店があるのだろうと思う。本店は姫路城の近くにあるそう。4代目店主の方が出てきていろいろ説明してくださった。こういう説明の演出があると、ぐっと雰囲気良くなるよなー。個室になっていて、プライヴェートちゃんとしていて、とても良い空間。ちょっと失敗したのは、すっぽんを見てみたかったので、見せてほしいといえば良かったと後悔。味やチョイスには信頼がある友人なので、任せていたのですが、いやはやさすが。

瓢亭の料理 | 姫路 瓢亭

ちなみにコース。すっぽんの活き血・刺身・お鍋(すっぽんの身、鍋野菜)・〆の雑炊・デザート。最初に出てきた、すっぽん活き血、胆嚢水(苦く感じると胃腸の体調が良い?)が、かなりかましてくれる。こういうのオリジナリティがあると、特別なお店に行った感があるので、非常に楽しいし、思い出に残ります。活き血のの方は、リンゴジュースで割っているので、全然生臭くない。つーか、こんなの出てくるなら、奥さんと行きたいよ(笑)。また、すっぽんお造りで、いろんな部位を少しづつ食べる(ちゃんと名称でどこかわかるようになっているの)のは、なかなか演出が効いていると思う。捌きたてで11種類?のお刺身。心臓、膵臓、卵、赤身、脂身、卵管、肝、肺、胃腸。これは外国人とかにも刺さりそうな演出だなーと思う。インスタ映えするし。味という意味では、歯ごたえや目で楽しむ系かなと思う。


🔳ホテルの近くで早朝歩く

朝の姫路城を歩くことも悪くないとのことだったので(かなり飲んだのでよく寝れなかったのあるけど・・・・)早朝も、ふらっと散策。ちなみに、姫路城が目当てではなかったのですが、絶対中に入るべきという強いリコメンドで、早朝9時から行ってみたら素晴らしかった。9時には人がかなり並んでいて、大人気で驚きました。なぜかフランス人の観光客が大挙していて、フランスがめちゃくちゃ飛び交っていました。泊まったホテルから数分で着くので良いところに泊まりました。JR姫路駅まで歩いて10−15分くらいかな?でも一直線で見えるので、遠く感じない(実際は結構ある)。


🔳早起きして姫路城内を小走りに

とはいえ、みていたら、やっぱりせっかくの世界遺産を経験しないと、もう来る機会はあるまいと思い、決断して内部へ。1時間ぐらいしかない中で、回るのにちょうど1時間暗いとのことなので、かなりの早足で登った。

いやはや素晴らしいんだけど、、、、、立て直ししたものではなくて、本物が現存しているから、エレベータとかないんで、とにかく急な階段を歩いて登るしかない。時間的に1時間ぐらいでリミットだったので、かなり小走り気味に中を駆け抜けたが、、、、いやはや50代の自分には、こたえました(苦笑)。最近、現役で体力が続くのは、あと10年もない、限られた時間だから、、、というのが言い訳になって、いろいろし過ぎているように感じます。


🔳兵庫県知事選挙

JR姫路駅周辺、何気に素晴らしいなって思った。古い感じのアーケードや商店街が残るところは、だいたいさびれた地方で、未来がないものだが、ここは世界遺産・姫路城という集客スポットがあるから、それが生き残るし、資本も集まる。人も確実にくるしね。だから、良いお店が新陳代謝もされるだろうし、生き残ることもできる。観光スポットがあると、ほんと大きいなーと感心した。ちなみに、斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ?選挙の当日で、駅前にN党の立花さんがいて、すれ違った。こういうのも、一期一会というか、気持ちを上げてくれる。なんか特別なことに出会った気がしてよかった。

おかげで、いろいろ興味を持って、調べることになったよ。

「片側から押し切れて」いたときは好きに切り抜き報道して勧善懲悪してればよかったけど、「逆向き」にも同じ手法を使われる時代になってはじめて、「複雑な現象を複雑なままに」ちゃんと扱わないとダメだよね、という情勢にやっとなってきた、という事なのかなと。

つまり、これだけみんなが「一方的な勧善懲悪ストーリーを語りまくる」時代になった事で、逆に「わけわからん」が可視化されやすくなり、その先でちゃんと問題自体と向き合える論調を立ち上げやすくなるわけですね。

「毒を持って毒を制す」的な感じで、「一方的な勧善懲悪ストーリー」をあらゆるプレイヤーが吠えまくる時代になることで、その先でちゃんと「複雑な現実」と向き合える情勢に繋がっていくのではないかってことですね。

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『まじめだけど、したいんです!』 嘉村 朗 周藤くん、宮田くんがライバルとして迫ってくるのに触発されて、花が開くように男の子の色気がムンムン出てきて・・・

まじめだけど、したいんです!【合冊版】1 (Colorful!)

合本で9巻まで読んでいて、続きをとても楽しみにしているんだけど、なかなか続きが出ない。。。単行本買うのは、いくらでもいいんだけど、Webの課金で見るのは、どうも抵抗があるのは、やはり僕は、古い世代なのかなぁ。

超優等生の周藤海成くんと有本佳織さんの、ちょっとHなラブコメ、と言ってしまえば、それで説明が終わるラブコメなんですが・・・・いや、とても好きなんですよ。たぶん読者層は、ちょっとHなのを求めている層だろうと思うんですが、なんか生々しいんですよ。なんでこんなに生々しいのか、うまく言語ができないんです。キャラクターの魅力なんでしょうが、、、、。僕何回も読み返しているんですが、もちろん有本さんもかわいいんですよ、確かに、でも、なんでこんなにこの二人見てて、グッときて、生々しいエロさを感じるのかというと、絶対これ周藤くんの魅力だろって思うんですよね。有本さん、いつも発情しているように思えるんですが(笑)、これだけストッパー外れて発情するのは(笑)、周藤くんが、かわゆーてたまらんからだと思うんですよね。後半の巻で、三角関係、、、とも少し違うんですが、宮田くんというライバルが出てくるんですが、この彼も、もうとんでもなくかっこいいんですが、、、、周藤くんと宮田くんの、この男の子としてのかっこよさってのが、僕は、いろんなマンガとか見ていても、なんかなかなか見たいタイプだなって思うんですよね。解説を見ると、「超優等生カップルの恋の行方は?」みたいな描かれ方をしているんですが、めちゃくちゃ特徴的なのは、かなりの進学校の1−3位を独占するような、超優等生なんですよね、この三人。でも、そういう優等生キャラって、ラブコメでよく出てくるんですが、なんか解像度が高くない気がするんですよね。こういっちゃ悪いんですが、本当に優秀で頭が切れる人を解像度高く描くのって、なかなか難しいと思うんですよね。

ふと、横にあった単行本で、筒井大志ぼくたちは勉強ができない』(2017−2020)で、理系科目で緒方理珠、文系科目の古橋文乃という超天才を描いているんですが、正直いって、記号的な意味で、「頭がいい」「成績が上位」「周りから称賛される」みたいなことが書かれているだけで、決して、本当に頭が切れる人の世界を描けているかというと、うーん、たぶんこの子たち、基本バカだよね、、、としか見ていて思えなかったんですよね(苦笑)。いえ、バカにしているわけではなくて、ラブコメであって、そこに魅力があるわけじゃないんで、それはそれでいいんですけれども。頭がいい人を描くには、たぶん作者側に、エリートの世界を理解できる経験が必要なので、、、なかなか解像度上げるのは、難しい気がする。本当に頭が良くて、頭で生きている人は、マンガとか物語を読む確率は低い気がするので(笑)。。。ちなみに、僕が、あ、頭のいい人の意識を描けているなぁーと思ったのは、津田雅美さんの『彼氏彼女の事情』の雪野ちゃんは、あ、この子、頭のいい強者の発想しているって感じましたね。

ぼくたちは勉強ができない 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ぼくべんのキャラクターと比較すると、周藤海成くんのナイーブさや、モチベーションや、振る舞い、勉強に対する姿勢とかって、、、あ、こいつら、マジで頭いいやつだ、って実存感が解像度高く伝わってくる気が僕はするんですよね。「知識を自分をものにしたい」とか、たぶん、わからない人には全くわからないこと(←これ聞いて、ああ、あの感覚か、、、と思う人は、相当頭がいいです(笑))を言うんですが、有本さんも、「あ・・・そいうことか・・・・」みたいにすぐわかってしまうじゃないです。いや、そんなのわからないって普通(笑)。なんと言うか、生活や生き方が、「本当に頭のいい人たち」の世界で、あ、これめちゃ、、、、なんというか、マンガの世界では見たことがないって。っそれで、この思春期の頭の良い少年少女たちは、めちゃナイーブだと思うんですよね。それが、胸がキュンキュンするんすよ(笑)。


だけど、それだけじゃない。ナイーブさって、繊細さなんですが、周藤くんと有本さんも、宮田くんも、、、、特に、周藤くんと宮田くんって、なんというか、超絶頭がいい人の「自負」がすごくあるんですよね。実存が、自分の知識をちゃんと使えるレベルまで消化して体内に取り入れている人、特有の覚悟と自信に満ち溢れている。もともと、周藤くんも、「そういう類の優れた男の子」なんですが、宮田くんがライバルとして迫ってくるのに触発されて、花が開くように、男の子の色気がムンムン出てきて、、、、いや、これは佳織ちゃん、しょっちゅう発情しちゃうのは、、、、わかるなぁって。


そんでね、、、、でもね、じゃあ、この発情ばかりしている(笑)佳織ちゃんが、恋に恋している女の子なのかといえば、もちろん「そう」でもあるんですが、周藤くんに触発されている形で、どんどん頭良くなっているし、、、、それ以上に、たぶんこの周藤くんの「男らしさ」と言うか覚悟の決まり具合に、連動して、彼女も、無理なく成長している・・・・えっと、さっき言ったように、周藤くんって、めちゃけちゃ頭良い上に、それがちゃんと実存に結びついているので、成績や評価に踊らされるような甘ちょろい子供じゃないんですよね、、、男らしいと言いましたが、めちゃくちゃナイーブなので、男くさいと言うわけではなくて、「人間としての人間力が高い」のが、めちゃ伝わってくる。それに、対等で、簡単に追いついて、下手したら追い抜いている感じがあって、なんというか、この対等感が、すごく最高!!!思うんですよ。僕は、男女の恋愛に、対等な感覚をすごく求めるんだろうと思うんですよね、、、、好きな女の子が尊敬できる人であってほしいと言う感覚が強いのだろうと思うので、、、これだけ佳織ちゃんが、頭が良くてできる子だと、、、、そりゃ、周藤くんや宮田くんも、メロメロになるよなーって。

イタズラなKiss 1巻

これを書いているときに、僕は、多田かおるさんの大傑作の少女マンガ『イタズラなKiss』(1990-1999)を思い出していました。落ちこぼれの相原琴子と超天才の入江直樹のラブコメでした。これは、頭が凄くいいんだけど、エネルギーや共感性が弱くて、「幸せに生きる方法」が上手ではない入江くんが、パワーがあって共感性が高くぐいぐいくる琴子ちゃんに絆されるという骨格でした。やはりね、一昔前のラブコメって、この類型が多かった気がするんですよね。要は、バカな女の子が、すごい頭のいい男の子に惚れるってやつ。でも、男の子の方のは、人間性に欠陥があって、それを女の子が助けてあげたり、カバーしてヘルプしてくれる・・・・見たいな。いや、それはそれで、普遍性のある物語なんですが、僕の好みではないんだなぁ。


なんかねー、、、ああ、たぶん今の若い世代のこういう対等感覚があるんだろうなー、、、それが超ナチュラルなの。そういう感じが読んでてしちゃいます。


まぁ、何が言いたいかというと、このマンガ、好きです。


まじめだけど、したいんです!【合冊版】9 (Colorful!)

2024年 カマラ・ハリス VS ドナルド・トランプ 第47代大統領の座をめぐるアメリカ大統領選挙レポート時系列まとめ

2024年選挙の総括:ペトロニウスの感想

人々はトランプさんを支持して選んだんじゃない、民主党やその支持者たちの偽善と傲慢が許せなくなったんだな、と感じます。トランプさんが勝ったわけじゃなくて、民主党とのそ支持者の人々が負けたんですよね。これが現時点(2024/10/9)のペトロニウスの感想。こう考えると。自分の中で納得度が凄いある。


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2024-0819【物語三昧 :Vol.230】『それでもなぜ、トランプは支持されるのか: アメリ地殻変動の思想史』③-トランプ現象のその先はどこへ向かうのだろうか?238
https://www.youtube.com/watch?v=9IhysY6Nqas&t=6s

2024-0819【物語三昧 :Vol.229】『それでもなぜ、トランプは支持されるのか: アメリ地殻変動の思想史』②絶望死をが示す先進国中産階級の崩壊に対する見下しが現状認識を誤らせる-237
https://www.youtube.com/watch?v=9bgYN50SmnM

2024-0819【物語三昧 :Vol.228】『それでもなぜ、トランプは支持されるのか: アメリ地殻変動の思想』①宗教右派を見下す姿勢にが現状認識を誤らせる-236
https://www.youtube.com/watch?v=mkX0MeQs7Ac&t=10s

それでもなぜ、トランプは支持されるのか―アメリカ地殻変動の思想史

ROAD TO 2024 - 米国政治を見ていくうえで背景として押さえておきたいことのまとめ-トランプ支持の7400万票の意味を問い続ける必要性(3) - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

The Road to 2024 - 米国政治を見ていくうえで背景として押さえておきたいことのまとめ-トランプ支持の7400万票の意味を問い続ける必要性(2) - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

The Road to 2024 - 米国政治を見ていくうえで背景として押さえておきたいことのまとめ-トランプ支持の7400万票の意味を問い続ける必要性(1) - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

🔳2024年の大統領選挙の時系列

【物語三昧 :Vol.245】『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(Civil War)2024年の11月5日投票日の前に見たい、今見るべき旬の映画_254_2024-1013
https://www.youtube.com/watch?v=W77scvnMoG4&t=297s

【物語三昧 :Vol.247】2024年アメリカ大統領選レポート(9)_副大統領ディベート対決:Walz vs. Vance CBS 256_2024-1019
https://www.youtube.com/watch?v=9qIG9SRL410&t=6s

【物語三昧 :Vol.240】2024年アメリカ大統領選レポート(8)カマラ・ハリスに対する民主党内部の評価〜民主党の穏健派とリベラル派の分断の深さと感じさせる_249_2024-1008
https://www.youtube.com/watch?v=2R-SzhN630Q&t=265s


【物語三昧 :Vol.239】2024年アメリカ大統領選レポート(7)_ハリスでもトランプでも、アメリカの方向性は既にもう変わらない〜ABCフィラデルフィアの感想_248_2024-0928
https://www.youtube.com/watch?v=B5kZgOzniXk


【物語三昧 :Vol.232】2024年アメリカ大統領選レポート(6)_Tim Walz(ティム・ウォルズ)が副大統領候補に選ばれた理由-240_2024-0820
https://www.youtube.com/watch?v=nhKZf7p2NsE


【物語三昧 :Vol.225】2024年アメリカ大統領選レポート(5)_バイデン大統領の撤退と民主党が一致団結してカマラ・ハリスを押したとしてトランプに勝てるか?-233_2024-0727
https://www.youtube.com/watch?v=WaEM2LOCLR0&t=838s


【物語三昧 :Vol.224】2024年アメリカ大統領選レポート(4)_ドナルド・トランプ暗殺未遂事件と共和党大会、副大統領候補にJDヴァンスが選ばれたわけ-232_2024-0721
https://www.youtube.com/watch?v=YLMxkJA6-c0&t=949s


2024-0706【物語三昧 :Vol.221】アメリカ大統領選レポート(3)Biden and Trump in the First 2024 Presidential Debate-229https://www.youtube.com/watch?v=1wfHJT1doJs&t=11s

2024-0317【物語三昧 :Vol195】2024年のスーパーチューズデーの結果とバイデン大統領の一般教書演説(STATE OF UNION)-203
https://www.youtube.com/watch?v=am1GrUpcFk0

2024-0127【物語三昧 :Vol194】2024年アメリカ大統領選レポート(1)アイオワ州党大会(1/15)からスタートする共和党の候補が絞られていく過程-202
https://www.youtube.com/watch?v=lfF-x7wyP4I&t=8s