塩野七生
評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)■時代の「流れ」というものは個人の才能や努力ではどうにもならないものなのかもしれない先日もコメントしたのだが、読んでいて、本当に切なくなる、『最後のローマ人』といわれるスティリコなど、優秀な人材はたく…
ローマ帝国の終末を読んでいる。前回ぐらいから特に実感しているのだが、どれほど有能な人材が出ても、それを活用する仕組みがなければ、それは無駄に回転してしまうだけなんだよね。塩野さんが、最初のところで書いているけれども、人生が幸せに生きられる…
昨日、アマゾンから届きました。ハードカバーでは、既にとっくに終わっているものなので、いまさら感慨持って持って感じなんでしょうが・・・。いやーついに、ローマ世界の終焉か、、、と思うと、なんとなく、手に取るのが、さびしいです。それにしても、ほ…
あの偉大なローマ帝国が・・・・と、胸がいっぱいになる。 この「最後の努力」が示していることは、本質から外れた努力は、いかにしても無駄だ、ということだ。 それにしても、今までローマンエンパイアの話を読んでいて、こんな偉大な国家が、こんな素晴ら…
いま同時に読んでいるが、このタイトルも物悲しい『最後の努力』は、ディオクレティアヌス、コンスタンティヌス帝により、「ローマ的なるもの」が破壊されてゆき、中世の政治構造へ足を踏み入れる時期が書かれている・・・・ここへ至って、ついにヨーロッパ…
第4巻をいま読んでいるが、この本を書くにあたって 国体を変えずに国が最も長く続いた国だからこそベネツィアの本を書く と、イタリア人になぜフィレンツェの歴史ではないのか?という質問に返す言葉なのだが、これはなかなか秀逸。最近、10年くらい前の…
1巻を読み終わった。うわぁーーーなんて面白いのだろう。ただ不思議な違いを感じて、ローマ人の物語は「世界のすべてを描いている」という感じがしたのに、この作品は、局所のベネティアという一部を描いているという印象を受ける。・・・それだけ、ローマ…
まだBOX見ていないんだいなー塩野さんの本を読むと、無性にみたくなるぅぅぅぅぅぅ。
海の都の物語〈1〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫) もう死ぬほど楽しみです。
この後半の部分を、まわりはあまり好きになれないという人が多い。たしかに、カエサルまでのあの血沸き肉踊るダイナミックな物語と、五賢帝までの静謐ながらも楽天的な意思に満ちた帝国の拡大期にはない、滅びの、斜陽の匂いが満ちてくる。あらゆることは後…
ローマ人の物語 (33) (新潮文庫 (し-12-83))塩野 七生新潮社 2008-08-28売り上げランキング : 18Amazonで詳しく見る by G-Tools 通勤と出張の移動時間は至福だ。本が読める。本日は、新幹線で米原駅まで行き、そこから特急シラサギで小松へ抜けて、小松空港…
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫塩野 七生新潮社 2002-05売り上げランキング : 2196Amazonで詳しく見る by G-Toolsローマ人の物語〈1〉― ローマは一日にして成らず塩野 七生新潮社 1992-07売り上げランキング : 70077Amazonで詳…