批評:SF(Japan)

劇場版『大雪原のカイナ ほしのけんじゃ』安藤裕章監督 巨樹「軌道樹」の上に「天膜(てんまく)」に住み世界を見下ろすビジュアルの未見性だけで満足できるくらい好き

劇場版 評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★星5つ) アニメシリーズから劇場版にかけてきちっと終わっている。とにかく素晴らしく好きだった。満足。そ、そんな大事なことがなぜ伝わっていないんだ!人類(笑)と僕も、叫び出しそうになったけど、過去に何…

『ガンダム Gのレコンギスタ』(2014-2015)富野由悠季監督 地球の軌道エレベーターから金星方面まで行って帰ってくるロードムービーの広さがセンスオブワンダー

評価:★★★☆星3つ半 (僕的主観:★★★☆星3つ半) 富野監督の作品を全部見れているわけではないのだが、映画版があるということで、これならば正月に一気に見れるだろうと視聴。評価に表れているが、決して「没入する」ほどではなかった。星3つ。つまりは普通…

モノクロ映像版『ゴジラ-1.0/C』 白黒版の出来もやはり素晴らしい。小津 安二郎などの巨匠の作品を見ているようなテイストに唸りました。

評価:★★★★★星5.0 (僕的主観:★★★★星5.0つのマスターピース)ペトロニウスの名にかけての傑作 petronius.hatenablog.com僕は、時代に、歴史に残る作品だと思っているので、めちゃくちゃ忙しくて、なかなか時間確保できないけど、意を決して親友とモノクロ映…

『Vivy -Fluorite Eye's Song-』(2021)エザキシンペイ監督 『Re:ゼロから始める異世界生活』の長月達平さんの視点と永遠の命の物語類型のテーマ群について

www.youtube.com評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★★星5つ)■万人に理解しやすいわかりやすさと、それが故に、SF好きなどの玄人?うけがしない?僕的には、★4のかなり高い評価で、かなり万人にすすめられる安定したよいアニメです。また、100年という長…

『revisions リヴィジョンズ』 4-12話 谷口 悟朗監督 青春"災害"群像劇(ジュブナイルパニックアンサンブル)視点で見るのが正しいしのでしょうね。

TVアニメ「revisions リヴィジョンズ」ティザーPV評価:★★★☆4つマイナス (僕的主観:★★☆2つ半) petronius.hatenablog.com この続きです。 まだ終わっていない感じですね。シーズン2があるのでしょうか。ちなみに、まだテレビは放映中ですので、ネタバレ…

『クジラの子らは砂上に歌う』 梅田阿比著  久々に見つけたハイファンタジーの安定した作品

客観評価:未完のため未評価 (僕的主観:★★★★★星5つ)驚いた。もう9巻まで漫画が出ているのに、僕のアンテナに全くひっかかってこなかった。けれど、これ1巻しかまだ読んでいないですが、もう傑作だというのがわかる。この手の夢見がちなハイファンタジ…

文庫になったんだ!。

これ、大傑作です。沢村凛さん、素晴らしい作品が多いです。文庫化してくれるのはうれしいなー。

『新世界より』 貴志佑介著 典型的な管理社会ものを骨太の物語として描く(3)

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) それにしても、スクイーラと奇狼丸のカッコよさはなかった。 呪力・・・・超能力を持った人間が持っていない人間との差別と戦争を起こし、そして世界は滅び、異なる文明のフェイズにはいっていくというプロセスは、…

『新世界より』 貴志佑介著 典型的な管理社会ものを骨太の物語として描く(2)

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 読了。重厚な物語だった。典型的とか、古典的とか、骨太とかそういう言葉が読んでいて何度も浮かびました。というのは、古き良き時代のSFを感じさせられたからで、逆をいうとそれなりにSF作品のパターンを知っ…

『新世界より』 貴志佑介著 典型的な管理社会ものを骨太の物語として描く(1)

典型的な管理社会もの。エスパーの話があるので、竹宮恵子さんの『地球へ』を思い出す。管理社会ものとしては、栗本薫さんの『レダ』や、ハクスリーの『すばらしい新世界』、オーウェル『1984』などを思い出す。いま中巻まで読み終わったが、たぶんSF的に…

『成恵の世界』 丸川トモヒロ著 8巻くらいからの深みが凄い・・・

成恵の世界 (1) (角川コミックス・エース)丸川 トモヒロ 角川書店 2000-06売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Toolsいずみのさんに紹介されて読む・・・・。実は、昔に1巻くらい読んで打ち捨てた記憶があり、やはり再度読み返しても、うーん面白…