病めるアメリカを観る〜The United States that gets sick is analyzed.

Nationwide protest coronavirus stay-at-home orders

www.youtube.comwww.youtube.com2020/04/23の木曜日。も一月半ぐらい、ほとんど家を出ていない。3/17のオレンジカウンティよりの“Shelter in Place”(自宅待機勧告)と続く、3/19付けカリフォルニア州知事による"stay-at-home(外出禁止令)"以来、ずっとリモー…

『RBG 最強の85才』(RBG USA 2018) ジュリー・コーエン/ベッツィ・ウェスト監督 アメリカ国家50年の基盤を担う最高裁判事の席をめぐる戦い

Ruth Bader Ginsburg客観評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ)3月17日。 COVID-19のため、ホームオフィスになり、子供達の学校もすべて閉鎖のため、家の中でやっているので、意外に時間がうまく使えている。いい機会なので、見れていなかった映画に時間…

2020/3/3スーパーチューズデー後の雑感。民主党は、セントリスト(中道派)に力を結集できるのか?

2019年3月3日。Super Tuesdayが終わった。といいつつ、もうサクッと時間が過ぎ去って、書いている今は、3/9なので、色々話は進んでしまっている。けど、せっかくだから、「その時」の感覚を日記として残しておきたいので、メモメモ。本当はラジオというかYou…

『イランvsトランプ』 高橋 和夫著 2019年からアメリカは世界最大の産油国になっていたのか!

客観評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★星4つ)www.cnn.com2020年1月3日、米軍の無人攻撃機のMQ-9 リーパーによって、イランのガーセム・ソレイマーニー司令官が暗殺された。イランとの戦争の可能性の高まり、一時期米国の報道は緊張していたけれども、イラ…

『バイス(Vice)』 2018 Adam McKay監督 共和党の側から見えるアメリカの直近の歴史

客観評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★★5つ)さてさて、今は2019年の12月。注目していたベトオルークもカマラハリスも、ドロップアウト。ブーティジェッジに注目の民衆党レース。サンダースとウォーレンは、人気を維持で、バイデン元副大統領がレース首…

『Knock Down the House』2019 Rachel Lears監督 アメリカの最前線を伝えるAOC(アレクサンドリア・オカシオ=コルテス)のサクセスストーリー

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ)2019-10-04【物語三昧 :Vol.41】『Knock Down the House』2019 Rachel Lears監督 アメリカの最前線を伝えるAOCのサクセスストーリー-46 2019年8月28日に、これを書いている。偶然、ネットフリックスで見つけて。…

『ブレイキング・バッド(Breaking Bad)』シーズン5 USA 2008-2013 Vince Gilligan監督  才能によって善悪の彼岸を超える時

評価:★★★★★5つ+αマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ+αマスターピース) 2019-8-7【物語三昧 :Vol.5-4】『ブレイキング・バッド(Breaking Bad)』シーズン5 USA 2008-2013 才能によって善悪の彼岸を超える時-42 全5シーズン、62話。この作品が言いた…

『最後の追跡(Hell or High Water)』 David Mackenzie監督 Taylor Sheridan脚本 抜けられない負の連鎖の中で-フロンティア三部作

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)www.youtube.com2019年6月20日。やっと、仕事が落ち着いてきたので、インプット復活。『最後の追跡』(原題: Hell or High Water)2016年のネットフリックス作品。監督はデヴィッド・マッケンジー、主演…

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(Battle of the Sexes)USA 2017 Jonathan Dayton, Valerie Faris監督 当事者たちが何を抱え、何を考え、何のために戦ったのかを感じられる素晴らしい映画

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)www.youtube.com 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(Battle of the Sexes)2017年のアメリカ映画。めちゃくちゃよかった。Emma Stoneが演じるビリー・ジーン・キングが、なかなかいい味を出していた。去年(2018)…

カマラ・ハリス上院議員は、合衆国初の女性大統領になれるか?/Sen. Kamala Harris announces 2020 presidential run

www.youtube.comフォー・ザ・ピープル(For the People)を選挙スローガンに。米国の祝日マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デー(Martin Luther King Jr. Day)に、カマラ・ハリスカリフォルニア選出の上院議員(民主党)が、ABCの「グッドモーニン…

いま全米で、こんまり(近藤麻理恵)のネットフリックスのリアリティーショーが熱い!

www.youtube.com最近、めちゃ周りでアメリカ人が話題にしてて、Twitterとかでも日本語でも、全米でガチ大人気だってことが知れ渡ってきたので、見たら、こりゃー面白い!と感心したので、紹介を。まだ全エピソード見れていないのだけれども、ファーストイン…

アメリカのリベラルが嫌われつつあるのはなぜか? ウォーク・アウェイ運動について

www.youtube.com リベラルと民主党から立ち去ろう!――ブランドン・ストラカBRANDON STRAKAさんのWalk Away運動の、このYouTubeの映像は、今のアメリカの政治状況を読み解くのに、非常に有用だと思いました。多様なメッセージを含んでいて、アメリカの民主党…

『アイ・イン・ザ・スカイ 世界で一番安全な戦場/Eye in the Sky』(USA 2015) Gavin Hood監督  オバマ政権ごろから急激に増加する特殊部隊をよく表している

評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★★☆4つ半)Eye in the Sky(2015)。Gavin Hood監督。兵士の死傷率が上がると、すぐに戦争継続が困難になる民主主義国家では、必然的にドローンやロボットなどの遠隔操作による暗殺や戦闘が大きな潮流となっていく。ちなみに…

ファガーソンがトランプ政権に対して非常に高い評価をしているのが興味深い。

www.nikkei.com ニアル・ファガーソンさんがトランプ政権を高く評価していて、興味深かった。英米帝国史が専門と考えると、アメリカの「力の復権」を高く評価するのは、わかる気がする。対中国政策やドイツや日本に対する安全保障のフリーライドへの恫喝は、…

George H. W. Bush 41st President of the United States(In office January 20, 1989 – January 20, 1993) passed away on 30th November 2018

https://news.yahoo.com/photos-world-remembers-george-h-w-bush-205325641.html先週の金曜日(2018年11月30日)に、ブッシュ元41代大統領がなくなった。それから、今日の現在書いている時間は、12月6日なのだが、ニュースが彼一色。テレビを見ていると、ブ…

『Three Billboards Outside Ebbing, Missouri(邦題:スリー・ビルボード)』(2017) マーティン・マクドナー(Martin McDonagh)監督

客観評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)■全体の所感『Three Billboards Outside Ebbing, Missouri(邦題:スリー・ビルボード)』(2017)。UnitedのSingaporeからの帰りで見たんだけど、これがダントツに素晴らしく深く面白かった。ジェニファーロレ…

カリフォルニアの山火事ほんとにやばいよ、、、、

www.youtube.com natgeo.nikkeibp.co.jpいやもうね、、ほんと凄いんですよ。アメリカンスナイパーの映画を思い出す。この辺りは、本当に、いまめちゃめちゃだ。すげぇ、人も避難しているし。。。 https://t.co/slCpgqx05K— ペトロニウス (@Gaius_Petronius) …

北海道大学准教授の渡辺将人さん。この人の視点は、いつも安定感があっていい。

もし中間選挙で民主党が勝利したら、一番困るのは民主党かもしれない 北海道大学准教授 渡辺 将人 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58275?fbclid=IwAR3uLcJ4pX3xy45osjnZvlDvyNIYmLL78bPuyp3Tosuk1TDVyl_h9zo4DFUひさしぶりに、渡辺さんの記事を見た。…

ベト・オルークに注目しています。テキサス州知事選が、とても興味深い。

‘I can think of nothing more American.’ — Beto O'Rourke — the man taking on Ted Cruz — brilliantly explains why NFL players kneeling during the anthem is not disrespectful pic.twitter.com/bEqOAYpxEL— NowThis (@nowthisnews) 2018年8月21日htt…

2018年米国中間選挙を目前にメモ

冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 中間選挙を目前に、トランプが分断を煽る理由 https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2018/11/post-1043.php 2018年11月01日(木)15時30分本日は、2018年11月1日。昨日のハロウィンの熱気が冷めやらないお祭…

『トランプがはじめた21世紀の南北戦争: アメリカ大統領選2016』 渡辺 由佳里著  2016年のアメリカ大統領選の導入の教科書ともいえる読みやすさ

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ)2016年のアメリカ大統領選のCAKESの連載記事『アメリカ大統領選、やじうま観戦記!』をずって追っていたので、この本を読みなおして、再度、大統領選を追体験した感じがして、非常に良かった。またこの本は、…

『Lee Daniels The Butler/大統領の執事の涙(2013 USA)』  アメリカの人種解放闘争史をベースに80年でまったく異なる国に変貌したアメリカの現代史クロニクルを描く

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) ■アメリカの人種解放闘争をベースに80年でまったく異なる国に変貌しアメリカの現代史を描く『Lee daniels the butler(2013USA))』 邦題『大統領の執事の涙』 を見ました。アイゼンハワーからレーガンまでの7人…

『それでも夜は明ける/12 Years a Slave(2014 USA)』 Steve McQueen監督 John Ridley脚本 主観体験型物語の傑作

評価:★★★★★plusα星5つ傑作 (僕的主観:★★★★★plusα5つ) 2014年米アカデミー賞の作品賞。鑑賞後傑作だ、と絞るようにうめき出しそうなほど魂が震える傑作。鑑賞後、魂が揺さぶられて、自分の知っていた世界が揺らいでしまうような感覚を味わうことは、な…

『まりんこゆみ "Marine Corps Yumi" 』  著 野上 武志  原案 アナステーシア・モレノ  とにかくめっちゃおもしろい!、だけでなく、凄い感動しました。

評価:まだ完結していないめ未評価 (僕的主観:★★★★★星5つ) 素晴らしいビルドゥングスロマンだ!。ものすごい面白かった!!。まだ途中も本当に途中(83話ぐらいまでです)だけど、すっげぇ面白かった!!!。任官の時は、もうそうなるってわかっているにかか…

1980年から2000年までに生まれたミレニアル世代と旧世代にある大きな境を

世界は、ミレニアル世代の「自己顕示欲」が社会を揺るがす時代に突入している http://wired.jp/2014/10/13/millenial/ グローバル化が進み、個人が世界中のネットワークに繋がっている現在、ミレニアル世代は、アメリカにおいて漸進的に、しかし確実に注目を…

『ハンガー・ゲーム2/The Hunger Games:Catching Fire』 Francis Lawrence Director  現代アメリカをカリカチャライズした物語〜日本的バトルロワイヤルの文脈とは異なる文脈で

評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★plusα4つ)スーザン・コリンズの同名ベストセラー小説を原作とするジュブナイル小説の映画化第二弾。前作は、日本では興行成績が振るわなかったり、あまり評価の高いレヴューは見ないようなのだが、僕は非常に安定した秀…

『リンカーン(Lincoln 2012 米国)』  Steven Spielberg監督 アメリカにおいて憲法修正はどのようになされたのか?

飛行機の中で見たのだが、まずはっきり言って、それなりのアメリカの知識がないと、何が語られているかはほとんどわからないだろう。それに、非常に通好みというか、アメリカ人に向けて作っているものなので、さらに輪をかけてわからないだろうと思う。いわ…

『ゼロ・ダーク・サーティ』(Zero Dark Thirty 2012 USA) Kathryn Ann Bigelow監督 アメリカが掲げた対テロ戦争という大きな物語の終幕の一つ

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★☆4つ半)■全体の感想〜同時代史の立場からアメリカの今を告発する物語全体の評価としては、見る人は選ぶな、と思いました。僕は、見にいって大正解の傑作(自分の鼻の良さには感心!)だと思いましたが、痛快無比なアク…

『ヘルプ 』(原題: The Help) 2011 テイト・テイラー監督

評価:★★★☆星3つ半 (僕的主観:★★★☆3つ半) ■内在化された物語をわかりやすくすると「単独視点の物語」になるけど、現実は絡まった物語なんだな非常に面白かった。アメリカ・ウッチャーの視点で、なるほどと思った部分がこれを見ていてあった。これまで、…

社会が活力を持つには?

http://gqjapan.jp/2012/08/07/from-gq-usa-2/2/社会が活力を持つには、移民がもうどうしても不可欠になっているけど、移民を入れると、どうしても社会がこういう階層になるし、メガグローバル企業を運営させるには、超弩級のインセンティヴがいるのでどうし…