何もない時代にこそ、その熱い志が試される!

風雲児たち (5) (SPコミックス)風雲児たち (5) (SPコミックス)
みなもと 太郎

リイド社 2002-05-30
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評価:★★★★★星5つ
(僕的主観:★★★★★5つ)


この本は、LDさんとGiGiさんに紹介されたのですが、LDさんの紹介の時のコメントが胸に残っているので、この漫画の読み方として、書いておきたい。言葉がそのまま正確ではないですが、僕のイメージです。

私は戦国時代が好きで、江戸時代のような波乱がない時代は、つまらない時代で人間が輝かないとばかり思っていました。ところが、このマンガを読んで、その考え方がいかに間違っていたかを、痛切に感じました。むしろ、よくぞこの何もない時代で、そこまで熱く、そこまで・・・・と思うような人が日本にはこんなにいたんですね。それを知らなくて偏見を持っていた自分が恥ずかしくなりました。

本当にそうです。たしかに、関ヶ原の話も面白いのはおもしろいのですが、それよりも圧巻なのは、何もないはずの江戸時代です。


こんなに・・・こんなに封建制度ですべてが身分でガチガチの時代に、これほど熱い志を持ち続けた奴らが、こんなにもいたのか!!!


って、涙ぐみそうになります。なんて、なんてカッコいいやつらなんだ!と胸がしびれます。びっくりですよ。なぜ、明治以降いきなり世界の歴史に躍り出たかが十分理解できます。だって、こんなにもすごいやつらが、いるんだもの。