スザクは、どこを目指しているのか?〜行政特区ニッポンの意味

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□スザクは、どこを目指しているのか?〜王としての資質

みんな気づいているのかな?それとも当たり前?。スザクって、簡単に艦隊指揮、しかもイージス艦の主要武装をちゃんと理解して総合指揮しているんだよね。・・・ほら、ついこの前まで、ただの学生で、しかもただの一パイロット・・・・ラウンズになったからといって、そんななウルトラ専門的なことが、すぐできるはずがないだろう・・・。才能があったとしても、、、どれだけ勉強して、どうやっているのだろう?。でも、スザクが、ラウンズのNo1になって、日本を自分の統治下に置くためには、その程度死んでもやらないと話にならないはずだ。だって、ブリタニア帝国の事実上のNo2レベルまで登り詰めようなんて思っているわけだから。そう思うと、うーむやっぱ、スザクすげぇ!(物語的オチだな(笑))。しかし、それを戦術的にひっくり返す、ルルーシュも、うーむ、いいねぇ。


論理的に考えて、特区日本に参加する以外方策はないのだ。


ただ、そこに至る心情的な納得と、その「次」をどう考えるか?、ということがなければならないのだが。来週に引っ張るこの演出は、見事だ。しかも、最も重要な心理的ノローグを、ちゃんと演出に深く、いままでの事件と推理だけで動く演出から、まるで少女マンガのような独白のシーンを作るところなんざぁ、すげぇよ、監督!。


□行政特区ニッポン〜体制内改革はどこまで真理なのか?


さて、少し、植民地エリア11における体制内改革と、特区ニッポンという統治体制について、いくつか整理しておこう。このことを抜きに、ユフィの政治センスや、スザクの目指すの体制内改革、それになぜ覇権と革命を選ばざるを得なかったルルーシュの意識が整理されるからだ。普通にアニメを見ていれば、なんとなくわかるとは思うのだが、せっかくならばリアルタイムにビシバシふかく理解するためには、このことをまず整理しないとダメなようだ。また、スザクの王としての資質(by LDさん)など、この物語をつらぬくあまり細かく説明しないで、これまで過去にあった大きなドラマツゥルギーを下敷きに、説明抜きで演出に乱用する手法を使う監督のようなので、少なくとも僕のような愚鈍な頭では、こういう整理は必要だ。


植民地統治、というものを実施する時には、非常に重要な対立概念が存在する。


それは、民族自決、という概念だ。

歴史
第一次世界大戦末期に、アメリカ大統領ウィルソンが十四か条の平和原則で提唱し、ヴェルサイユ条約での原則となり、その後の民族独立の指導原理になった。しかし、ナチス・ドイツはこれを逆手に取り、チェコスロヴァキアポーランドオーストリアなどに住むドイツ系住民の保護を名目にヨーロッパを、また大日本帝国はアジアの自立支援を名目に、当時ヨーロッパ諸国の植民地であったフィリピンやインドネシアなどに侵攻した(八紘一宇)。アジア・アフリカにおいては、植民地の独立運動に影響を与えている。


国際法上の権利としての確立とその後
国連憲章第1条2、国連総会決議第1514号(1960年12月14日)「植民地諸国、諸人民に対する独立付与に関する宣言」においても認められ[1]、その後の国連や諸国家の行動を経て、植民地人民の独立の権利は一般国際法上の権利として認められるに至った。1966年に採択された国際人権規約により、規約締約国は自決権を保障する国際法上の義務を負っている。

植民地の独立がほぼ達成された今日では、国家内部の先住民・少数民族にも自決権が及ぶかどうかが議論されている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E6%97%8F%E8%87%AA%E6%B1%BA


民族、、、、その地域に固有に住む人間には、その固有の領土を自己の意志によって運営する権利がある、とする考え方だ。ストレートにいうと、これを侵すものは、すべて侵略、ということになる。一見とても正しいようなモノに見えるが、実はここにとても大きな概念上の嘘がある。それは、そもそも民族というものの定義や固有の領土という定義が、結局のところ力(虐殺、民族浄化、洗脳教育)によって正当化、形成されているという事実だ。これはすべての国家においての事実であり、そもそも民族とか国家という概念は幻想であるという言葉の根拠となっている。だからといって、共産主義などのインターナショナリズムが、正しいとは全然思えないので、僕としてはその幻想を現実と照応してどのようによりよく運営していくか、というのが政治における答えだと思う。

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ちなみにこの民族自決の嘘は、国家の先住民や少数民族などの議論になると、いっそう鮮明になる。たとえば、Tibetがとてもいい例だ。まぁあれはもともとあまりに明白な中国の侵略行為なので、まぁこの議論とは外れるかもしれないが、構造的にはとても似たものを持っている。まさに、指導者のダライ・ラマが前回の会見で、中国より離脱する気はないという意思は、ユフィのいう行政特区による内政自治の自由を要求しているわけで、この議論は帝国の運営(=国家の運営)と少数民族の自決権の議論に関わる問題なので、まさに全く同じことなんですよね。あまりこういうマジな話題を例に出すと怒る人がいるかもしれないので、あんまり大きな声では言わないようにしたいのですが(苦笑)。でも、言っていることは全く同じに僕は思えます。

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僕も、中国のチベットに対する侵略行為や弾圧は許せないし、、、とか思うのですが、そうすると、じゃー日本は、台湾や朝鮮に対する侵略行為をどう考えているわけ?、、、とか、もっと極端にいえば、沖縄や北海道のアイヌ民族への民族浄化皇民化政策の歴史をいったいどう考えるわけ?説明していよ、と僕は思ってしまいます。それをちゃんと説明して正当化なり、否定なりを論理的にした上で、本当は議論すべき話題で、感情的にいってもしょーがないのですよ。だから、僕は正直、政治の話は苦手ですねー。あまりに矛盾していて、何とも言いようがない。

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毎回起きる現実を是々非々で、正義という基準からインターナショナリズムナショナリズムの狭間で、、、、そしてパワーズの弱肉強食という国際政治の厳しい現実をにらみながら、苦しみ抜いて判断するぐらいしか、思いつかないよねー。これが答え、というのはない。


えっとダライラマの議論は、、、、中国に残って体制内改革とTibetに自治を要求するというのは、本当は次善の策です。何も考えなければ、中国がちゃんと侵略を謝って、出ていってくれるのがベストであることは言うまでもありません。ただねーガキの議論じゃあるまいし、そんなことできるわけありません。なぜならば、そもそも中国は多民族国家による連邦システムに近い多様な地域で、それを共産党による一党独裁という実験国家によって何とか、国家を維持運営している政治態です。そんなことを少しでも甘い目を見せたら、、、それが正しくても人道的でも、国がバラバラになってしまいます。

これは、はっきりいって、100年ぐらい前のアメリカと同じで、その基本理念や政治の形態、状況は、アメリカ合衆国とそっくりだと僕は思っています。まぁあと100年ぐらいたったら、いい国(かなり横暴だけど)になるんじゃね?くらいに思う。アメリカの過去にやったインディアン虐殺や侵略行為を考えると、大陸国家というのはどこも似ているなーと思います。あっと、話がずれた、、、、えっと、だからね、多民族国家を、力によって「中国」という幻想でまとめ上げている政治態にとっては、内政自治の許容は、国の崩壊をもたらすことなんです。日本だって、どこの国だって統一国家を形成する近代化の途上で、こういう民族浄化行為を、ガンガンやってきているのであって、いまさらそれに遅れた国にそれがダメだ!なんていう権利があるとは僕には思えないね〜。


しかも、こういったある種の帝国の運営、、、支配的な民族による近代国家の形成には、50年単位での過程での悲惨な地獄を無視すれば、大きなメリットもあります。それは、自由を失う(=外交権の停止)代わりに1)他国からの侵略を受けることが少なくなり、かつ防衛力という名の軍事費からの圧力から逃げることができます。また、いかに自由であっても、小国(軍事力と消費マーケットのパイ=DNP)が小さい国家は悲惨です。つまりは、2)巨大な経済成長率の恩恵を受けることができる・・・・その近代化までの約50〜100年くらいは虐げられて悲惨な目にあいますが、それでもアフリカや昔の中東のように打ち捨てられて内戦で殺し合っても誰も助けてくれない状況が数千年続くよりは、明らかにましという発想もあり得ます。

このロジック抜きに、


「中国が強い国であれば、チベットもまた強くなる」


というような、ダライラマの一見強がりのような意見も、鋭いと思わせます。ちなみに、彼が非暴力というもの凄く難しい伝統を、チベットの宗教に絡めて、チベット人の・・・これから中国化されていくであろう、混血が進むであろう地域に対して、1000年の計略で、徹底的に国際的に宣伝して尊敬されるような状況を作り出す・・・そういうダライラマの天才的な戦略センスには、本当に本当に戦慄する。経済を奪われた地域は、思想的に弱体化します。そして、支配的な民族に、民族浄化と教育で取り込まれていきます。日本がそうでしょう?。あの偉大な戦前のグローバルな政治意識は完全に消えました(笑)。でもね、だからといって、僕ら日本人は、自分を見失わない。それは、文化が色濃く自分たちのアイデンティティーを守ってくれるから。確かに独立していないと、考え方は視野狭窄になるし、支配に慣れっこの甘えた人間が量産されるけれども、それでも、人間がそこの日常で生きることの素晴らしさは、戦争も殺しあいも、貧困による地獄もないことに比べれば、、、、多少の自尊心の方向が何ほどのものか?って考え方もある。


・・・しかも、近代化途上の100年くらいは虐げられるが、文化がある地域は、絶対にバカにされないのだ。世界がそれでも日本を認めるのは、やはりそのミステリアス(笑)な文化が深い国であり、、、、それが、チベット仏教と、非暴力と、偉大な指導者の伝統があれば、近代化して物質主義に踊る(支配的な民族は近代化後確実にそうなる)内面が空洞化した未来の中国人が、100年後、最も尊敬する少数民族として、Tibetは絶対に畏敬の存在としてある、と僕は思うのだ。それが次善の策とはいえ、、、、きっとそこまでダライラマは見ているはず。だから彼は絶対に希望を失っていない。彼は真の指導者で、王だと僕は思うから。

たしかに、異民族による支配はきつい・・・が、繰り返しますが民族自決(そっれって指導者やその地域のエリートが欲しいだけだろ?)を放棄する代わりに、そこに住む民衆にはかなりの限定付きではあるが自由が訪れます。ましてや、中国が、今後50年で、世界の強国としてテイクオフすることはもう明白であり、それまで徹底的に非暴力で我慢するという戦略は、アイデンティティを守る上でも、しかも、さまざまな独立国家としてコスト(中国が攻めなければ間違いなくロシアとかインドが攻めます。そういうものです、国際世界は)を免除される戦略が打てるわけです。


あれ?これどっかで・・・・そうですね、、、日本の吉田茂首相がとったアングロサクソンとの戦略同盟・・・・日米同盟は、この発想につら抜かれています。日本は独立の気概と自決の強い志を失ったかわりに、限定付きではあるが見事な自由が与えられて近代国家にテイクオフしました。これをどう評価するのか?って事です。このあたりの議論は、けっこう文句でそうな意見なので、僕がどんなイメージでこのことを書いているかは、下のニアル・ファガーソンの著作や、大前研一さんの下のコソボへの・・・・EUの戦略をベースに考えてもらえば、何となくわかると思うのですが・・・・



『憎悪の世紀』 Niall Ferguson著  帝国を運営することはどういうことか?
http://ameblo.jp/petronius/entry-10076836038.html

第110回コソボに見る21世紀の国家の形 大前研一
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/113/


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とただ、そうはいっても、これは明らかな悪だ。・・・・となると、国レベルの行動としては否定しにくいのですが、個人としてはやはりこういうのは許せない。人類として・・・・。なると、体制側からも、反体制側からも、これに対するリアクションが生まれるんです。それが、





1)体制内改革


2)革命・独立


です。まー基本的に、常識で考えて成功方法は、唯一暴力で勝った方です。歴史的にそれ以外で成功した例は非常に少ない、、というかほぼ皆無といっていい。非暴力というのは、ある種の国際社会で同情を引いて、支配的民族の自制を促す重要な戦略です。


えっと、話がやっとルルーシュへ。


で、スザクは、ダライラマに近い思想をもっているのだと僕は思うのですよ。そして、それを短期的に支えて、最低限の人権上の差異などを、未来がちゃんと見れるレベルまで引き上げるために、、、つまりあまりに差別と搾取の対象すぎると、ルサンチマンが広がりすぎて、ゼロのような暴力と革命を誘発してしまいかねません。そのレベルをましにするためには、どうしても支配者の慈悲がいります。


それを認めさすために、暴力による革命ということ目指した黒の騎士団と、それに対抗する形で、ユフィのようなブリタニア帝国の内部から、正義を貫く人が出てこなければなりません。こういうユフィやナナリーのような政治思想が出てくること・・・・これはスザクのテンションにひきづられた部分もあるでしょうが、それはブリタニア帝国が、弱肉強食を是としながらも、実は柔軟な人材を育成している、本当の意味での帝国であることもまた示しています。


もちろん、支配されているイレブン・・・日本人が、努力も価値もない、世界からも尊敬されない存在であれば、ただ単に搾取の奴隷にしかなりません。けれども、まず人材がいます。イレブンでありながら、ラウンズまで上り詰めるスザクのような優秀な人材が。またサクラダイトのような鉱物資源が。そしてそれをコントロールする財閥の存在も見え隠れします。そして、いざとなったら命を捨てる気概を持った独立の意思を持った人々さえいます(黒の騎士団)。この気概を見せられた時、ユフィのような大甘な政治思想が、帝国の運営上価値を持ってくるのです。


そう、世界に価値そ示さない民族は、消しさられるだけなんです。みてよ、アフリカの虐殺の忘れられ方を!。国際社会は、何の興味も持ちません。

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それにくらべれば、チベットのこの注目度は???それは、ダライラマという指導者がいて、その指導者に根拠を与える非暴力・暴力両面の命を賭けたチベット人がいるからでしょう。・・・いや、アフリカにだって、命をかける人はいるでしょう・・・でも、王が、、、、シンボルになって100年の戦略を、全世界に訴え出れる存在がいないのですね。


けど、この物語では、日本には、スザクがいます。


そして、ブリタニアの帝国運営からすれば、戦略的に、スザクのような異能な優秀なパイロットや指導者を輩出する植民地11は、本当に重要な戦略拠点です。


だって、EUと中華連邦を敵として世界統一を狙うのならば、自身のメインの民族以外にも極端な人材登用の仕組みがなければ、活力は、帝国運営の活力は確実に失われます。ローマ帝国は、なぜあれほど続いたのか?。後期の皇帝や元老院は、ほとんど属州・・・植民地出身だったからなんですよ!。だから、時期ブリタニア帝国ナナリー皇帝の補佐にして、ブリタニアの総理大臣としてスザクがいたって、何の不思議もないではないですか!(これは、話をわかりやすくするためのことあげですが)。

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そして、その立身出世のルートは、いかに虐げられた半植民地の行政特区ニッポンに子供たちに巨大な光を投げかけるでしょう。


たとえ、いまバカにされていても、帝国の頂点に立つことだった、ないわけではないんだ!!!と。これは、もともと中華帝国やトルコの帝国・・・・アジアの帝国運営はこういう形でのパターンが多かったですよね。阿倍仲麻呂が中国で総理大臣をして皇帝の補佐をしていたり、トルコの大帝国は総理大臣はほとんどキリスト教徒だったとか…。だから多民族国家の運営ができたのです。


えっと、なんか、アニメと厳しい現実を一緒にするなとか怒られそうですが、僕はブログで何度も書いておりますが、現実と物語の区別をあまりしておりません。僕は、このアニメをこういうふうに見ています、という話です。とりあえず、こんな感じのイメージが僕には合って、それで、この世界を眺めています。ちなみに、この世界が、EUと中華連邦と、ブリタニアという3つの地域による三軸の争いになっているという政治イメージは、まさにガンダム00の話につながるわけです。その3軸の話の評価はまたこの次に。

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