ナショナリズムを超える発言がマスメディアに乗ること、国民から一定の支持を得ることが、成熟国家の証

シャロン失言>問題は中国人にある=バッシングは文革?―中国の人気作家
http://news.nifty.com/cs/world/chinadetail/rcdc-20080606030/1.htm

ハリウッド女優シャロン・ストーンの「地震チベットの報い」発言のバッシングが続く中、韓寒氏は「問題発言だけを切り取ってことさら強調して見せた中国メディアにこそ問題がある」とブログで指摘、今度は彼自身がバッシングの対象となった。

5日、韓寒氏はブログを更新、「批判に落ち込んだ」と述べつつもメディアに問題があるとの意見は変えないと言明した。そのうえで被災地支援から帰ってネットを見た時、罵詈雑言があふれる状況に驚き、中国国民にも問題があるとの見方を示した。

「日本(の阪神大震災)、インドネシアスマトラ島沖地震津波の時にみんなは「報い」だと思わなかったのか。アメリカのハリケーンカトリーナの報道を見た時喜ぶ気持ちはなかったのか。ぼくはわずかながらもそういう気持ちがあったことを否定できない」として、自分を棚に上げて他国の「非人道主義」をなじるダブルスタンダードを批判、日本もインドネシアも同国に進出した中国企業の寄付金ランキングなんて作らなかったと善意を強要するような中国の特殊性を指摘した。

シャロン・ストーンの件やこの間のカルフールの件を見ていると、文化大革命毛沢東主席が作り上げたものではなく、中国国民の感情の自然な帰結だったんじゃないかと思えてきた」と語っている。

http://news.nifty.com/cs/world/chinadetail/rcdc-20080606030/1.htm

こういうことを公にいう個人が生まれたことや、それをマスメディアに乗せる雰囲気があることが成熟国家への第一歩なんだと思う非常にまっとうな意見だよね。