日米野球の救世主!

特に投手については sneaky という表現がよく使われていました。これはあまりいい意味ではありませんで、まあ、せこい、がぴったり来ますね。変化球が多く、なかなかストライクを投げず、微妙に交わしてくるピッチングスタイルです。そんな奴がわざわざ海を渡ってきてね〜、という雰囲気ですね。

そんないわば逆風だらけの中、野茂投手は飛び出していったのです。マイナー契約、しかも年間たった1000万円!! の契約でした。近鉄時代から野茂マニアだった私は会社を2日休んでそれこそ弾丸ツアーで初登板を見に行きましたよ。今では考えられないくらいがらがらだったのをよく覚えてます。 さて、そのデビュー試合。ジャイアンツ戦、所謂アウェーでのデビューですので敵だらけ。それこそ「日本に帰れ!!」的な野次のなかの登場です・・・

初回からストレートで押し捲り、フォークボールがそれこそドカン!! と音を立てて落ちる。バットがものすごい勢いで回って空振り。もう、最初のバッターからスタジアムは騒然とする訳です。それでもはじめの1−2回は偶然だろ、これ(何せワンバウンドを振ってしまうのでなぜ?? どうして?? という雰囲気です)、というムードが強かったのですが、5回当たりにっはこれはすごいぜ、という空気に変わってくるわけです。

誰だ、スニーキーとか言ってたのは!! こんなピッチャーがいるのか、日本には!!というスタジアムの賞賛の嵐の中で私は日本人としてどれだけ鼻が高かったことか。 それ以来、ホームのドジャースタジアムは当にNOMOを見に来るアメリカ人で一杯になります。


債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら/NOMO!! 
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/7b43a27211adafbfc5807c378184f65d


こういうのを、ヒーローっていうんだよなって思います。