本日もう少しで読了。出張は至福です。

ローマ人の物語 (33) (新潮文庫 (し-12-83))ローマ人の物語 (33) (新潮文庫 (し-12-83))
塩野 七生

新潮社 2008-08-28
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通勤と出張の移動時間は至福だ。本が読める。本日は、新幹線で米原駅まで行き、そこから特急シラサギで小松へ抜けて、小松空港から羽田に帰るという出張でした。1年に一回の至福として、『ローマ人の物語』の33〜35巻が先日出版されてているが、これが、道中の楽しみ。いまは、北方謙三さんとこれがあるだけで、もう読む者に困らないので、至福。本などやることがなければないで、風景を見たり、いろいろ楽しむ方法はあるので、本を読むことが一概にいいとはいえないが、ルーティンになっている移動は、うまく使うと驚くほど効率的に、しかも巨大な効果を生むことができると思う。それは、習慣だからね。


皇帝アレクサンデルとカエサルの、人を指導するときの違いのシーンでは、なかなか思うところがあった。人を巻き込む時、「言葉を選ぶ」って大事だな、と思ったよ。僕は中身が、本質が、伝わればそれでいいじゃないか、と思ってしまうところがあって、丁寧に言葉を選んで順番を考えるということをおこたる癖がある。小さいころから、馬鹿にはどうせ伝わらないから、この程度でいいやと思う癖があって、それを思い返させられた。正しければいいわけじゃない。伝わらないと意味がないこともあるんだ。まぁ、逆に伝わらないやつに言葉で説明する意味のなさというのもあって、そういう場合は、言葉でなくて実力行使をすべきだとは思うけどね。


ちなみに、しかも、いつも書いているが、羽田空港からモノレールで浜松町に出ると、そこの文教堂という本屋でふらふらするのが、幸せの一つなんですが、↓こんなもの、全くみじんもあるともわず見つけてしまい、天にも昇る心地で購入。これ以外にも、眉村卓さんと山本七平さんなどなどいくつかこれはっ!っていう本を見つけて、ああーーーここの本屋いいなーとうっとり。


偽物語(上) (講談社BOX)

日本的革命の哲学 (NON SELECT 日本人を動かす原理 その 1)
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