人類は前に進んでいる〜マクロの政策を前提と考える世界の叡智に・・・・

先週のWBSを見ていて、アメリカビック3とG20の金融政策を見ていて、、、ちょっと思ったことがある。いろんな意見はあるし、これからも局所の悲劇やとんでもない悲劇は繰り返されるんだろうけど、人類は、漸進的に良くなっているんだなぁ、、と感慨深い気がした。というのは、G20でも、各国政府の100年に一度といわれる金融危機に対して、自国の保護貿易に単純に走ってはいけない、ということが骨身に染みて分かっているんだよね。もちろん、各国ともに自国の産業と雇用を守りたくていろいろ悩むんだが、その大前提として、保護貿易ブロック経済に走った時に、凄まじいリセッションが発生することを、自明としているんだ。・・・1920年代の世界大恐慌によるマクロの経験が、ちゃんと生きている。ああ、人類は、決して無知蒙昧ではないのだ、と感心する。こういうマクロ経済政策は、とりわけ選挙民である一般市民、大衆にはまったく理解できないもののはずなのに、世界中の論調が、保護貿易によるブロック化がもっとも景気には悪いということを「当たり前の空気」になっていることは、僕には凄い感慨を感じる。世界は、変化ているんだ・・・って。たぶん、BRICSなど、、、、G20という形で、金融帝国を築いた英米によるアングロサクソンのシステムへのアンチテーゼとしても、なんの結果も出せない会議だったけど、それでも歴史に残るかもしれないな・・・とかとか。