なんか、頭が整理されてきました。

大化改新の謎―闇に葬られた衝撃の真相 (PHP文庫)


この辺のヤマト建国から蘇我氏とか藤原氏を代表とする貴族政権の在り方・・・律令体制って、実は良くわからなくて、いつも???って思っていて、『日本書紀』も日本神話もよくわからなくて・・・・。そこに、なんか、核メガトン級の理解をもたらしてくれている感じ。津田左右吉博士の本もいくつか読んでいるんだけれども(ちなみに昭和天皇の教育係り!)、なかなかうまく歴史観がまとまらなくて・・・。

思い返すと、僕の日本神話の原型は、二つあって、天才手塚先生の、『火の鳥黎明編』と、ゆうきまさみさんの『ヤマトタケルの冒険』なんだよなー。たぶん小学校から中学にかけてだと思うが、あまりに好きすぎて、何回読み返したか分からないほど読んでいるんだよね・・・。これがなければ、僕は日本神話を知らなかったかもしれないくらいだ(笑)。

けど、おかげで神武天皇の東征やこのあたりの、物語のイメージは何となくあって、あっ、それに、山岸涼子さんの『日出処の天子』だなー。・・・・漫画ばっかし(笑)。でも、このものころのイメージって大切で、こういう原風景を持っていると、うまい文章や世界観にぶつかると、ガーーーっとヴィジュアルで頭の中が、展開する。


それが今回起きている。凄い、凄いぞ、これ。面白過ぎる。本当かどうかはさておき、この時代背景のが、非常によく理解できる。それは、著者がパワーバランスや、歴史・世界観の全体像をちゃんとつかんで、全体から語っているからだと思う。うおーおもしれー。なんか、奈良に行きたくなってきたよ!。


ここにあげた作品全部読んで読むと、いい予習になって、お勧めです(笑)。


関係ないけど、ゆうきまさみさんの初期は物凄い好きで、、、アッセンブルインサートとか、好きだったなぁ・・。


火の鳥 (1) (角川文庫)

ゆうきまさみ初期作品集 early days (1) (角川コミックス)

日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫)