エリン13話 王獣の谷

王獣は美しいなぁ・・・。飛んでいる姿が一番かっこいいなー。グリフィンみたいなのを想像していたが・・・違うなぁ。地上に立つと、微妙に不思議な体系のような気もするし・・・。ちなみに、王獣の泣き声で、指笛の意味が分かってきましたね・・・。あれ、コミュニケーションの手段なのでしょうねぇ・・・。あれ、でも、、、これって王宮で飼われているんだよね・・・なんで、それを発見できなかったのかなぁ・・・そうか、霧の民の規範とかと関係あるのかもしれないなぁ・・・この国の建国の謎と関係あるのかも知れないなぁ・・・。

ちなみに、こうなると、エリンは、、、悩みますねぇ。というのは、指笛をお母さんがためらった、ということは、エリンの命よりも何かの掟が彼女の中にあって、それを優先する可能性があったということだもの・・・ ふと今回そう思いました。なぜ一緒に逃げてくれなかったんだろう・・・と思うはずですよね・・・あんな力があれば・・・。母が殉じたモノがなんだったか、ということがわからないかぎり、エリンにはずっと心の刺になるでしょうね・・・それが、この指笛のような獣とのコミュニケーションの技が、国家でも発見できていない、、、ということや霧の民の存在意義とか、そういったこの国と世界の「成りたちの謎」とリンクするんでしょう。母がいったいどんな掟に殉じたのか、というものは、この物語の最大のキーですね。

ふと思ったんだが、、、エリンって、したったたらずな感じのしゃべり方をするようなんだけど・・・基本的に口下手なんじゃないかな・・・ソヨンもそんな感じがしたけど、必要以上にしゃべろうとしない、職人気質な感じがを受ける。エリンが口下手なのは、集中力がないのと同じで、発想の広がりや疑問追及に対して、ルールや公生活(学校)なんかで、規律をたたきこまれていないんだよね・・・なのに礼儀正しく…ああ、そうか、、、これが、霧の民の倫理やスタイルと、獣ノ医師という職人の教育というか生活の在り方なのかもなぁ・・・ほんとうに、ソヨンの子なんだなぁ・・・ なんか泣けてきました。