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Le.Chocolat 2008-07-31
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まだ前半部ですが、文句なく傑作ですね。海燕さんが、とても好きなのが、わかります。そして・・・・美しい。残酷な美しさというやつだ。世界の真実を、身も蓋もなく直視している感じがする。そして、たぶん、にもかかわらず、、これほどの地獄を描きながら、人の希望を信じている。。。。この脚本を書いた人は、生きるのしんどそうですね(苦笑)。いや、案外こういう世界のリアルさを常時見つめているような人ほど、飄々と笑顔に生きているのかもしれないが・・・。いつも思うのだが、本当に世界の残酷さを直視している人は、なぜか逆に世界と人間を愛しているような感じを感じるんだ、、、なぜだろうか。なぜ、そんな「残酷なものを直視すること」が、美しさに、人の生きている素晴らしさにつながるのだろうか・・・。ちなみに、ツカサの父親のあまりに身も蓋もない生き方が・・・・なんだか、いろいろなものを思わせます。けど、彼のいうことは真実だろうな、って僕は思ってしまう・・・。世界は、不条理なものなんだ・・・。この感じというのは、ああ、そうか、、、クリントイーストウッド監督の作品の感じだ・・・。凄い、、、いま気づいたが、これ、最初から完全にマクロの視点を、物語の鳥瞰図を放棄している。・・・ほとんど、キャラクターの内面で話が進むのに、「世界」を感じる・・・・。