『メイちゃんの執事』 宮城理子著

メイちゃんの執事 1 (マーガレットコミックス)


物語!という感じだ。レンタル漫画やに、車で行けるようんなったので、妻が借りてきたのを読んだ。一気に9巻まで。なんというか、内面の深掘りに慣れた村上春樹とかそういう作品を読んだ後に読むと、、、なんというか心が洗われるというか、なんと動機の薄いキャラクターたちかと(苦笑)苦笑したくなる。でも、読んでしまうんだよねー。うん、これは中島梓の物語分析がまったく当てはまる典型的な物語・・・・「主人公がひたすら受け身なだけ」の物語だ。主人公に事実上意思はないもの(笑)。親が死んで、大富豪の後継者になり、超イケメンの執事が自分のことを好きで・・・って(笑)。状況によって流されていく話で、いやー気持ちよく読めます。こういうのを、こういうのを、人って好きになるんだろうなーと思う。