ランドリオールの今月号は、凄い楽しいぞ。

Comic ZERO-SUM (コミック ゼロサム) 2009年 10月号 [雑誌]


今週号は、メチャ楽しー。というか、興味深い。前回までの、過去の戦争責任と王位継承を絡む政治の話の後に、こういったファンタジー的な広がりを感じさせる懐ところの広さを持ってくるのは、さすが、さすがおがきちかさん。前回、ブログの方で獣の奏者』が世界が人に厳しい、と評価していた・・・ああなるほど、と思ったんです。素晴らしいファンタジーなのだが、一つ、、、、マイナスの評価にはなりえないのだが(それは長所なので)、思ったのは、なんてキビシイすぎるのだろう、、、そしてなんて一直線過ぎて、「余裕」がないのだろう、ということ。世界は、確かに物凄く厳しいところだと思う。けれども、世界というのは、物凄く奥が深く、懐広いもので、ある意味「いい加減」な部分もたくさん含んでいる。「世界の広がり」というのは、そういうものを言うんだと思う。ランドリオールは、そういった世界の構造の厳しさといい加減さが、とてもバランスされていて・・・そのどちら側もを、ちゃんと深めていっている・・・いやー素晴らしいなー。熊のエピソードは、まるで宮沢賢治を思わせて、本当に素晴らしい。殺した相手を、いきなりバリバリと食べ始めるのは、最高だった。


Landreaall (14) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

25日に発売だ!〜面白さとは何なのか?

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20090523/p2

Landreaall』 13巻 おがきちか著 より深い世界を、エンターテイメントのテンプレートで

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20081127/p1

Landreaall』 12巻 ACT62.アカデミー騎士団 僕らにDecisionは必要ない あるのはDefinitionだけだ! (2)

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20081116/p1

Landreaall』12巻 おがきちか著 物語の連鎖・伏線のうまさ〜あそこのあれが、ここでくるのかよっ!(1)

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20080825/p2

Landreaallおがきちか著 竜と囚われのヒロインを巡るファンタジーの微妙なズラし

http://ameblo.jp/petronius/entry-10029550033.html

Landreaall』 4〜5巻 本物の香り漂うファンタジー〜根源的な物語の匂い②

http://ameblo.jp/petronius/entry-10030180946.html

ランドリオール』 7〜9巻 おがきちか著 指導者の条件とは? 指導者とは孤独なのか?

http://ameblo.jp/petronius/entry-10031383821.html

ランドリオール』 10巻 おがきちか著 人が聖性に打たれるとき〜内面をえぐる回心体験

http://ameblo.jp/petronius/entry-10034630503.html

エビアンワンダー』 素晴らしいっ!!!!これは読まなきゃ損!!!!!!

http://ameblo.jp/petronius/entry-10030635050.html