中世の始まり

ローマ人の物語〈37〉最後の努力〈下〉 (新潮文庫)

あの偉大なローマ帝国が・・・・と、胸がいっぱいになる。


この「最後の努力」が示していることは、本質から外れた努力は、いかにしても無駄だ、ということだ。


それにしても、今までローマンエンパイアの話を読んでいて、こんな偉大な国家が、こんな素晴らしいレスプブリカ(共同体)が、どうしてヨーロッパ中世みたいなモノに変るのか不思議でたまらなかったが・・・なるほど、よぉぉぉぉくわかった。


この本で、ついに、ヨーロッパの中世とつながった。


そうか、歴史というのは後退することがあり得るんだ、と感心する。


いやー素晴らしい本だ。これは子供には必須で読み込ませるとしよう。