本日11/8(日)、久しぶりにラジオをやります(おわりました。)。
いつもどおり、22時から2時間ほど、LDさんと。テーマは、主人公論。
つーか、なぜかいまごろ反逆のルルーシュの枢木スザクが自分の中で盛り上がってきたので、そのことをメインに、LDさんの提唱する「王」って概念についてのおしゃべり。ちなみに、この「手段も結果も、正しい道を通り、ことを成し遂げる」というちょっと無理な存在を話すとき、これってようは、物語の主人公ってことだろう?って話しになっているので、主人公論。
えっとなんで無理なのか?って言うと、主人公ってのは、「物語を展開させる義務」が必要なので、現状の秩序に逆らう人なんですね。逆らわないと世界は変わらないので、物語にならない。けれども、たとえばルルーシュがギアスという超常の力を手に入れたように、「そのため」に、手段が歪んでしまうのですね。目的と手段が一致するようなマクロ環境というのは、極端な話、その主人公がいなくても、どうせなるようになる世界ですよね。だから、主人公は、どうしても正統なる手段をゆがめてでも、ショートカットして、目的に飛びつく癖がある。この最悪の形、機動戦士ガンダム00のテロリズムだと思うんですが、LDさん曰く「自分が生きているうちに世界がよくなってほしいという子供の我がまま」ってやつです。同じことを以下に記事で書いているので、てきとーに読んでおいてください。
ソレスタルビーイングの動機が分からないなぁ
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20081219/p1この悲しい世界で家族を求めてさまよう物語類型〜スメラギ・李・ノリエガとソーマ・ピーリスちゃんの遍歴
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20081228/p1葉隠って何ですか?〜武士道と違うんですか?
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20080816/p2TURN 24 『ダモクレス の 空』の感想〜自らの自由意思による決断(=覚悟)が人の自由を支え、物語のカタルシスを維持する
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20080921/p7『惑星のさみだれ』1巻 水上悟志著 セカイ系の典型の構造ではあるが・・・
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20080809/p5