うむ・・・・疑問に答えてくれない・・・納得できない、、、

なぜ日本の製造業はもうからないのか

このテーマ、最近凄く考える。SCMの核心の部分を言いたいのだろうけれども、まあそんなの分かる人は分かっているわけで、なんか、質問に答えているようには思えないないなー。とても丁寧に全体像を記載していていい本だけれども、思索の糧には足りない・・・。その話ならば、三枝さんの本のほうがはるかに有意義。ほんとうにガラパゴス化しているのか?。本当に事業が下手なのか?(これはまず間違いなく下手(苦笑))。サムソンの経営のようなボリュームゾーンを取りに行けばいいのか?。最近いろいろ考えます。

結局今の世界でボリュームゾーンといえば、ブリックスもそうだが、目の前で見えるというのは中国だ。そして、そこで獲るのならば、既に沿岸部ではなく内陸部というトレンドは分かる。非常にわかりやすいストーリーだし、ロジックはすべてつながるのだが、、、だいたいこういう「流行モノ」の本当の本質は、数年たって、実はかなりずれたところにあったという場合が多いので、信用してはいけない。この背後に何らかの真実があるはずなんだ・・・・。単純に中国だといっても、では、流通網が実はほとんど完備されていない、というか、いいかえれば、全中国をひとつの「単一の市場」として捉えるのは非常に難しい流通構造をしているにもかかわらず、それを「ボリュームゾーン」として人くくりで、量を獲得する対象にするのも、凄く乱暴な気がする。あと、この議論のときには、中国市場を生産の側面で見るのと消費の側面で見るのをきっちり分けないと、とんでもない失敗をしそう。うーむまだ熟成が足りない。

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)
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