恋人と夢とどっちを選ぶのか?〜二択を回避する方法の難しさ

http://www.age-soft.co.jp/Product/kimiita/index.html

アージュの公式HPに『君がいた季節』の公式HPができてる・・・。ほほう。ちなみに、3/22って、涼宮遥の誕生日なんだねー。知らなかった。ここへきて、リニューアルする意味って何なのだろう?。僕は以前のものをやっていないので、よくわからないんだよなー。でも、オルタのシェアワールドになるわけだから、まー絶対買うなー。『夢と恋人のどちらを選ぶのか?』ってのがテーマか、どういう答えを構成しているのか、興味深い。これって凄く難しい設定なんだよね、ギャルゲーにとって。だって、恋愛成就がある種の物語の到達点(ギャルゲーにとって)だとすると、恋愛以降の人生の夢(=仕事)が、男と女でコンフリクトする話だから。本当に重要な問いは、たとえば結婚した後で、仕事と自分の好きな女の子(奥さん)が本当にしたいこと、の二つで、どうしようする生き方を見つけ出すかという問題だもの。アージュは、ほんとこの辺のことをよく考えて作品に反映しているので、わざわざリメイクするからには、、、と思うので、非常に楽しみ。恋愛で本当におもしろい部分(一番しんどいところも)は、思いが通じたその後や結婚した後なんだと思うんだが、普通の青少年向けの物語類型には、その後の話がスポッと抜け落ちるんだよね。少女漫画でも同じ。こういうギャルゲーの世界も同じ。でもそうじゃないってことが、アージュは、きみのぞでよーく分かっている感じがするので、楽しみです。


http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1001/25/news006.html
ちきりんの“社会派”で行こう!:
仕事・家庭・趣味のどれを大切にするの?――“3×3分割図”で人生設計 (1/2)


先日、ちきりんさんのビジネス誠の記事で、こんなのを読んでそうだなーと感心したことがある。

しかし同時期に「3つとも選ぶ」のは、誰にとってもおそらく非常に大変で、本人が才能に恵まれることはもちろん、そのほかのさまざまな条件や幸運にも恵まれていないと不可能でしょう。人生設計とは「仕事、家庭、趣味の中から、最大2つを選ぶ」という選択であり、反対からみれば「どれか1つをあきらめる」という選択でもあるのです。
 学生さんから「仕事と家庭を両立できますか?」と問われた時、ちきりんは「できますよ。その代わり、個人の時間は(その期間中は)持てないことも覚悟する必要があるかもね」と答えています。

 説明的に答えれば、「あなたは今、『両立できるか、できないか』と尋ねたけれど、実はその質問は、できるできないの質問ではなく、『あなたはその2つを選びますか?』という質問なんですよ」ということです。

これは、非常に実感することで、、、、3つを同時にやろうとすると、もうおかしくなるんですね。大したことを目指しているわけでもないのに(別に世界を革命しようとかそんなこと思ってやしねぇ)、ただたんに、自分のしたいことと(趣味とか友達)、仕事(ちゃんとしたレベルでやりたい!)と、家庭(子供もちゃんと教育して幸せにしてあげたい)と、、、合わせて同時に嫁さんにも同じものを頑張ってほしい(=自分の好きな女の子に自分の本質を全うしてほしい)とか思っただけで、もうなんか、物凄いプレッシャーと実際の重荷が、天から降ってくるんです。


最近、自分も奥さんも鬱んなったりバーンアウトで燃え尽きたりしないのが不思議だよって思うくらいの毎日が続いています。・・・もう数年続いているので、なんとか耐えられそうな気はしますが・・・にしても、毎日がヘトヘト状態で生きているようなもの。これを読んで、そうか、そもそも僕の生き方や目指すものが、無理があることなんだ、と得心がいった気がします。別に、大した欲望でもないと思っていたんですが・・・そんな「普通のこと」を目指すのも難しい世界なんですね、この現実世界は。

でもこれって、、、、実は、僕は学生時代のころから凄く懐疑的な人だったので「きっと世界は理不尽でいやなところだろう」とずっと思っていたようで(←性格が暗い・・・)、きっとこういう「両立不可能性が訪れるだろう」とずっと予測していた気がします。結婚してからも、奥さんとずっとその話をシェアしながら、なんとか努力でカバーできる状態すするための仕掛けを何年もかけて努力していた気がする(今振り返ってみると)・・・・だから、いまなんとかギリギリ(それでも限界スレスレだけど)やってこれているわけで、、、この過酷な世界は、数年以上の準備を一生懸命していないと、普通に生きるのも難しいのだなーと思う今日この頃。いまは子供をどういうふうに教育方針で臨もうかと夫婦で悩み中(笑)。


ある種の3つ×愛する人にも同じものを、と望むことは、少年漫画で不可能なくらい強い敵を倒すとか、どっちか救えない状況で、両方助ける!と叫ぶような「無理難題」なモノで。こういう二元的選択肢を、第三の道の選択肢で逃げ切る方法は、土壇場になった場合はもう不可能なんだよね。だから「準備」と「覚悟」がいるようだ。けれども人間というのは怠惰な生き物で、目の前に切迫した事実や現実がないと、「準備(事前の努力)」とか「覚悟(=対応する現実がないのにしんけんい悩む)」のは、本当に難しいものなんだ。ましてや、人生いくら準備して覚悟しても、信じられられないようなことが起きる。。。子ども一人ほしいなーと思ったら、いきなり双子ができたり(苦笑)、、、、しかも必ずしもいいことばかりではない。いやー人生ってジェットコースターみたいなものですよ。でもこの辺の問題は、公式(=答えやパターン)がない問題だから、そういう意味では自分のオリジナルの人生にカスタマイズしやすい部分であって、ここを悩むことは、「本当の人生を生きる」という意味でもあると思うんだよね。まぁがんばるしかないね。自分自身の物語なわけだから。