『冬のアゲハ』 桐原小鳥著 

この人は、『イン・ザ・スカート』の魔法使いの話が、凄い好きで見かけるたびに買ってしまう。。「あの」続きの世界が見たくて、毎回買うんだけど、、、むー。が・・・これ、ロリのHな漫画なんだよねーこの人、、、。ちょっち嗜好が合わないだよなー(苦笑)。この『冬のアゲハ』のヒロインは、僕的には、ちょっと幼すぎてひく。けど、『インザスカート』のヒロインの魔法使いも、同じくらいなんだけど、あっちはアリだったなー・・・僕の境界線を分けるのは何なんだろう。時々自分の趣味がいまいちわからなくなる。まぁ個人的な趣味よりもう少しハードルをあげてみると・・・ただなんとなく耽美な感じ、メガネかけた男子に偏愛があるんだろうなー的な世界観は、悪くはないけれども。こうした「閉じられた世界」の背徳的な世界というのは、キレイに描くと決して嫌いではない。直ぐろい話につながりやすいのはなぜだろう、この系統の世界観は。。。。にしても何となく女性的な世界観を感じるなー。作者女性なのかな?。そんなわけないか・・・。そこまで「物語る」ことに強い志向性がある人ではないと思う。この耽美な世界を賭ければ、それで十分なところはある人なんだろうとは思う。けど、おしい、一作でいいので、物語って世界をこだわって構築した作品を世に出してほしい。『塔の魔女』とか凄いいい設定だったもの。たぶん一作かければ、どんどん書けると思うんだ、この手の人は。大きな物語の流れの中で、この耽美的な関係性を挿入できたら、何倍にもこの美しさは輝くんだけどなー。ちなみに出てくる男が、ほぼ全索引共通して、なかなか色っぽくて好きだなーと思う。メガネが好きなんだろうなーとつくづく思う。


『IN THE SKIRT』 桐原小鳥著 最後の「塔の魔女」という短編が、死ぬほど好き
http://ameblo.jp/petronius/entry-10076137927.html


イン・ザ・スカート (ワールドコミックススペシャル)