『塩の街』(2004年日本) 有川浩著 

塩の街 (角川文庫)

評価:★★★☆3つ半
(僕的主観:★★★☆3つ半)

全体的には小粒でデヴュー作というのがなるほど、と思えるのだが、自衛隊三部作の一冊としてみると見方がかなり変わる。それに、有川浩という人の関係性や発想の原初が、この作品を見るとよくわかるので、読んでおいて損はないと思う。『図書館戦争』が好きだった人ならば。きっと楽しめると思うから。秋庭高範(元航空自衛隊二等空尉)と小笠原 真奈の関係は、この人が追っている「関係性」の原初の形なんだなーと思う。僕が読んだのは『海の底』と『図書館戦争シリーズ』だけだが、メインの関係性はこればっかり。


先日観閲式行って来たんで、自衛隊三部作は、ぐっとくるなー。