『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ! (3)』 ひろやまひろし著  戦闘魔法少女の基本形

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ! (3) (角川コミックス・エース 200-5)


ほんとに色モノとしか思えなかったのに、最初の1巻から「何かが違う!」と思い続けて、早、5巻目。最近、魔法少女モノのことをつらつら考えていたんだけど、「戦闘魔法少女」ということを思うと、真っ先に浮かぶのがこれなんだよなー。おもしろくてさー。魔法少女の基本形を存分に押さえ込んでいるし、、、、なによりもイリヤへの限りない愛が(笑)感じられるし…それにめちゃめちゃバトルシーンがかっこいい。もうはんぱねーよ。この作品、実はすげぇ作品じゃねぇ!!!って僕は思っている今日この頃。


僕が見ている最近の漫画の中で、本編があるスピンアウト作品で、オリジナル級におもしろいという作品は、冬川基さんの『とある科学の超電磁砲』とこの作品だよなー。スピンアウトしたものがオリジナル的な輝きを持つのってのは、本当にまれで、凄く珍しい。個人的には、やっぱり漫画自体の上手さが際立っているんだろうなーとは思う。二人とも凄くうまい。あっここでいう漫画って、絵とか構図とかのことで、脚本以外の部分をいっています。脚本って、オリジナルに制限されるじゃないですが最初は、必ず。


ねぇ、、、そう思いません?。おれ、これだけでアニメ化してもいいぜって思うもん。イリヤと士郎が兄妹になってて、で一つ屋根の下で住むって、いいねー。すぐ近くにルヴィアさんも凛も住んでるし。考えてみれば、Fate/StayNightで理想化した「ありえない日常」ってこれなんだよなー。だって、キリツグ(父)もアイリ(母)も生きてんだぜー。すげぇ相対化だよ(笑)。